「歩歩是道場」No.54
「ほほこれどうじょう」と読むそうです。
禅の言葉の一つです。
とことん研究したことなど一度もないのですが、少々立ち止まってみたくなったとき、禅の言葉を書物の中に探すことがあります。
この禅語のもとの話はこうです。
あるとき、閑静な修業の場を探していた修行僧が、街に向かおうとやってきた維磨居士に出会い、「あなたはどこから来たのですか」と訊くと、「道場から来たのだ」と返ってきました。
「えっ、その道場はどこにあるのですか」と訊き返すと、すかさず「直心是道場」と答えました。「