[名著ココだけ]ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け 著:ピーター・リンチ Part.4

お急ぎ用

ある金額を株式投資に向けようと決めたのなら、常に株に投資し続けること

株価が上がってなお、それを持ち続けるのは、得して下がった株を信じ続けるよりも難しいこと

売り急ぎそうに感じたら、なぜこの株を買ったのかという初めの理由を思い起こすように努めている

なぜこの株を買い始めたかを知っていれば、いつ手放したらよいかも自動的にわかる

「12歳の子供に1分で説明できる」ところまで投資する株について絞り込む考え方もいい

まとめPart.4

保有する株が多ければ多いほど、それらを入れ替える柔軟性が求められる。戦略として大事

何種類かのカテゴリーの株に分けること(分散投資)も、リスクを最小にする一つのの方法である

低成長株は、リスクも小さい代わりに、たいして儲かることもない

優良株はリスクも小さく、そこそこ儲かる

資産の価値を正確に見極める自信があるなら、資産株が”ローリスク・ハイリターン”が期待

市況関連株は、どれくらい市況の見通しに明るいかによって、ローリスク・ハイリターンにも、ハイリスク・ローリターンにもなる。見通しが正しければ、10倍株を捕まえられるし、間違ってたら、70~80%も損をする

その他に10倍株が得られるとしたら、高成長株が業績回復のカテゴリーだが、どちらもハイリスク・ハイリターンの分野である

市況に応して株の入れ替えを行い、常に株式市場にとどまる

ある金額を株式投資に向けようと決めたのなら、常に株に投資し続けること

ほどほどの利益を得ながら、幾つかの優良株を上手に出し入れすれば一つの株を大きく当てることと同じ結果を手に入れることができる

良い株であるのに株価が下がっているものを、その価格でナンピン買いせずに逆に売ってしまうのでは、ただの悲劇にしかすぎない。相場の下げは、ポートフォリオのなかで将来有望だがまだパフォーマンスの悪いものを買い増しする絶好のチャンス

もし、「株価が25%下がったら押し目買いする」という決心ができずに、「25%押したら売ってしまう」という致命的に誤った考えを捨てることができないようなら、あなたは株式相場で正当な利益を得ることなど、決してない

何が起こっているかを常に注意深く見守ることである

株価が上がってなお、それを持ち続けるのは、得して下がった株を信じ続けるよりも難しいこと

売り急ぎそうに感じたら、なぜこの株を買ったのかという初めの理由を思い起こすように努めている

なぜこの株を買い始めたかを知っていれば、いつ手放したらよいかも自動的にわかる

カテゴリー別の売りサイン

 ・低成長株の売りサイン

 「新製品の開発がなく、研究開発費を切り詰め、過去の栄光にしがみついている」

 ・急成長の売りサイン

 「避けるべき株のすべての特徴は、売りたい株の特徴と同じである。サイクルの終わりにはPERが低くなる市況関連株と違って、成長企業の場合、PERはたいてい高くなるが行き過ぎると不合理で非論理的な次元になってしまう」

 ・業績回復株

 「業績が転換点を越えた時点で売るのが一番、いったん業績回復に成功すれば、その株は業績回復株ではなくなるから、改めて新しい分類が必要になる」

 「収益予想に対してPERが高すぎる」

 ・市況関連株の売りサイン

 「在庫が積み増しされていて、会社がそれをさばけないとき、市況の悪化を前触れコスト削減の努力はしているものの、まだ外国製品との価格競争に太刀打ちできない」

 ・優良株のサイン

 「株から株へと乗り換える。安定株がには急速に10倍の値上がりを期待できる要因はないし、もし株価が利益ラインを超えたり、PERが通常の範囲をはるかに上回るときには売って、また株価が下がったときに買い戻すか、あるいは他の安定株を買うとよい」

 「同業他社のPERが11~12倍であるのに、その株のPERが15倍になった」

下落している株を底値で拾おうというのは、落ちてくるナイフを素手でつかむようなものである

くだらない安い株は、くだらないが高い株と同じように、下がればとても危険だというもの

暴落は目を付けた会社の株を買う絶好の機会である

例え上がった株を持たなかったらといって、何も失ったことにはならない。切り替えていく

「12歳の子供に1分で説明できる」ところまで投資する株について絞り込む考え方もいい