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記事一覧
ブランドは理解されてはいけない。 - 原研哉
簡単に情報を得られる環境になり、人々は物事を深く知らなかったとしても、少しでも見聞きしたことがあれば「知ってる、知ってる」と反応するようになってしまいました。「知っている」は「消費する」ことだと思うのです。
だから、ブランドを表現する人たちは、その「消費」から逃れなければいけません。
つまりブランドは理解されてはいけない。常に消費者からの理解から逃れていくということが、ブランドを新鮮に維持する
デザインとは「人工物あるいは人工環境と人との間で起こるほぼ全てのことを計画し、幸福な体験を実現すること」 -- 山中俊治氏
「デザインとはなにか」というとても大きな問題について、最近ちょっとだけ言葉にしてみようとしています。大学の授業などでも話すのですが、僕なりの定義ではデザインとは「人工物あるいは人工環境と人との間で起こるほぼ全てのことを計画し、幸福な体験を実現すること」です。
「人工物あるいは人工環境」については、例えば花のデザインとか昆虫のデザインという言葉も普通に使いますが、僕が定義する場合は少なくとも人工物
ロゴは、それが象徴するもののクオリティから意味を引き出す。それ以上でもそれ以下でもない - ポール・ランド
製品、サービス、ビジネスあるいは企業と関連づけた時に初めて、ロゴが本当の意味を帯びるのだ。
企業が二級なら、ロゴも二級品に見られる。ロゴを見る人々が適切に状況を整える前に、ロゴがただちに仕事をすることを期待するのは無謀である。
参照元:「ポール・ランドに学ぶ驚きの4原則」https://99designs.jp/blog/inspiration/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83
デザインとは、プレゼントを考える感じ - 佐藤オオキ
デザインとは、プレゼントを考える感じ。
その人のためにプレゼントを考える時、「◯◯欲しいですか?」と聞いて「それ欲しいです」と言われたものを買ってきたのでは、ただの買い出しになっちゃう。
その人が「これ欲しい」と言っているものは、本当に欲しいものとは限らないということなんです。その人が見えてない本当の願望まで掘り下げて見せてあげたい。
その人といろんな話をしながら、「この人って、こういうの好
作家には「描きたいもの」と「描けるもの」があるんだよ。 - 鳥嶋 和彦
作家には「描きたいもの」と「描けるもの」があるんだよ。そして、作家が「描きたいもの」は大体コピーなの。既製品の何かで、その人がそれまでの人生で憧れてきたものでしかない。
鳥山明さんであればアメコミっぽい作風だとか、そういうものが「描きたいもの」としてあったけど、そこからヒット作はやっぱり出てこないんです。実際、鳥山さん自身の「描きたいもの」は、申し訳ないけどつまらないんですよ(笑)。
引用元
左脳だけの話ではなく、右脳も同等に刺激していかなければならない。 - ジョン・ジェイ
ユニクロの製造・流通は巨大でしっかりしているので、そのために物凄く成長してきました。これは代えがたい価値ですし、競争力もあります。
ただ、ベーシックなコンセプトというのもどんどん変化していますし、そしてベーシックを表現する方法も変化していかなければなりません。単なる合理的なメリットがあるというだけではダメなのです。
つまり、左脳だけの話ではなく、右脳も同等に刺激していかなければならない。いわば
複雑なものは必ずいつかシンプルものに取って代わられる
The big do not necessary beat the small, but the simple always displace the complex – 大が小を制する保証は無いが、複雑なものは必ずいつかシンプルものに取って代わられる
引用元:freshtrax | btrax スタッフブログ「シンプルにデザインする事の難しさ」http://blog.btrax.com/jp/
デザインは化粧ではない - スティーブ・ジョブス
「我々が目にする製品の多くは、ただ見た目を変えることだけを目標につくられている…イノベーションがないばかりか、純粋に時間や持っているリソース、より良く仕上げるための十分な気遣いをすることもなく…」(ジョナサン・アイブ/2007年)
このアイブの言葉から8年がたち、iPhoneがあれだけ大成功をおさめた今でも、製品の見た目だけを差別化する「お化粧」でつくられた製品を数多く目にする。家電量販店の一部
デザインとは「つくる」時に発生する「行為」の事。 - 水野 学
デザインとは「つくる」時に発生する「行為」の事。よくよく考えれば、誰でも分かることだけど、装飾的なものをデザインと呼ぶ風潮によって少し分かりづらくなってしまった。「美術する」とは言わないけれど「デザインする」は言う。つまり、美術作品の制作も、デザインしているということ。
引用元:https://twitter.com/g_d_c/status/541799784936243201
「新しい」が美しいとは限らない、使いやすいとは限らない。- 和田 智
「新しい」が美しいとは限らない、使いやすいとは限らない。こだわるべきは、美しいか、使いやすいか、であって「新しい」じゃない。
日本企業の中には「これまで見たことがないものが売れる」という発想が、根強くあるからではないでしょうか。経営トップや幹部の方々にお会いすると、決まって「和田さん、ぜひとも新しくって売れるデザインをお願いします」と言ってきますから(笑)。
新しいことが正しいことでもないし、