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鶴・ism つる・いずむ 第9号~鶴暮らしを楽しくする情報誌~

鶴の風景 ~『香福庵跡』~ 中鶴

 香福庵跡は、足を踏み入れただけで清らかな空気に包まれる不思議なパワースポットです。
 子供の頃は庵が建っていて「おだいっさま」にお参りに来たり、「じんきり」(陣取り)や「ポリス」(ビー玉遊び)をしたり、楽しい思い出がたくさんあります。
 寛政2年(1790年)に創建され、幾度か建替えられたと思われる建物も、蟻害や老朽化が著しく、平成20年にやむなく解体されました。
 今では、敷地周りの石垣と玄関に通じる通路の敷石が僅かに残っているだけです。
 しかし、相輪こそ脱落してしまっていますが、巨大な宝篋印塔(ほうきょういんとう)や、羅漢様(らかんさま)、三界萬霊塔(さんかいばんれいとう)等の貴重な遺物が残っています。
 又、石垣の上には推定200数十年もの間、鶴地区を見守り続けてきた大木が大きく枝を広げてそびえています。
 敷地のすぐ横は昔から墓地でしたが、納骨堂に収められた墓も多く、石塔が点々と残る中、庵の歴代住職でしょうか、お坊さんの墓も多数残っています。
 これらの貴重な遺物は、苔むして文字が読みにくくなっていますが、ちゃんと調査する必要があります。
 私も今は、墓の上にある納骨堂にお参りする時位しかここには来ませんが、鶴の歴史を物語る場所として大切に守っていきたいと改めて感じています。  (畑元正司)


第12回本町鶴まちづくりの会のご案内

日時:令和4年5月14日(土)19:00~20:30
場所:鶴自治公民館
内容:1.田代公園整備について
   2.今後のまちづくり活動について
   3.その他

鶴・ismは鶴地区の情報を発信するコミュニケーションの広場です。 地域の皆さんで作り上げる情報誌が理想です。
 日常の出来事や不思議に思う事等、鶴にまつわる情報を頂けたらありがたいです。
 又、投稿文や写真等も受付けますので、紙面作りに是非ご協力をお願いします。


【スマホ体験講座開催】

 去る3月30日・31日、鶴自治公民館に於いてスマートホン無料体験講座を開催しました。
 人数に制限があったため、主にまちづくりの会の会員から希望者を募り、開催しました。
 「スマホは持っているけど使いこなしていない。」とか、「ガラケーからスマホに買い替えるか迷っている。」とか、皆さん悩みは同じようです。
 当日は天草市高齢者支援課から委託されて、山口誠治さんが講師としておいで頂き、まずは扱い方から「グーグルレンズ」や「グーグルアシスタント」、更に、「LINE」の使い方まで、わかりやすく教えていただきました。
 「え~!こんなこともできるの?」といった悲鳴に似た驚きが会場のあちこちで沸き起こり、賑やかに楽しく学ぶことができました。
 日頃の見守りや災害時の安否確認等、これから地域の繋がりの為にも有効な手段となります。
 機会があったらまた開催したいと思いますので、その際は是非体験してみてください ❣


旧消防ポンプ倉庫の修繕をします

 現在、公民館のテントや盆踊りの資材を保管している、坂口商店の横の旧消防ポンプ倉庫が雨漏りしているため、青壮年会の活動として、下記の通り屋根の修繕を行います。
 青壮年会の会員でご都合がつかれる方はご参加ください。

日時: 令和4年5月15日(日)AM 8:00~12:00
場所: 旧消防ポンプ倉庫
内容: 屋根の修繕と清掃、内部の片付、扉修繕

※作業服や軍手等、作業できる服装でご参加ください。
※雨天の場合は5月22日に延期します。


田代公園整備のご案内

 昨夏から進めております田代川公園は、瀧の景観が整備され、素晴らしい公園に変貌を遂げています。
 これから、多くの皆さんの憩いの場となるように、キャンプ場の整備を行う予定です。
 つきましては、公園整備作業を下記の日程で行いますので、ご都合のつかれる方はご参加ください。                   

日時: 令和4年5月8日(日)AM 8:00~12:00
場所: 田代公園
内容: 通路の整備、樹木の伐採と片付け


【編集後記】
 去る4月9日土曜日、五和町御領にプロレス殿堂館『リング・サイド』がオープンしました。日本プロレス界の祖・故力道山氏の胸像や故ジャイアント馬場氏のゴルフシューズ、アントニオ猪木氏仕様の真っ赤なフォルクスワーゲン、アブドーラ・ザ・ブッチャーのコスチューム等々、子供の頃テレビの前で熱戦に夢中になっていた。
 私達の世代にはたまらないお宝が、所狭しと陳列されています。 オープニングには名誉館長の力道山ご夫人・田中敬子さんも東京から駆けつけて下さいました。
 翌10日、敬子夫人を鶴の高瀧に案内し、鈴木神社と東向寺にもお参りしていただきました。不思議なご縁を頂き、多くの方々が天草を訪問して頂けることを、この上ない幸せに感じます。
 この『のさり』を大切に、『日本一幸福な島・天草』に近づいていけると信じています。 (田中敬子さん)

令和4年5月 1日 編集・発行: 世話人 畑元正司
本町鶴まちづくりの会 会長 平田正和 事務局 倉田芳昭


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