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クロケアミツハニーの再来!?デッキ解説「ゴースムウマージ」

 どんぶらこ、どんぶらこ、ぱっか~~ん。
 こんばんは。本気のグドラ使いともうすものです。

 さて、今回は新弾のカードを見ていて、「これでデッキ組めば面白いんじゃない?」という案を思い付いたので、実際に作ってみたら意外とあっさり60枚に収まったので、今回こうやって投稿することにしました。
 そのカードは何かというと、明日発売の拡張パック「ソード」に収録されている、

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ゴースです。
 進化後のゲンガーではありません。ゴースです。

 このゴースは超エネ1枚で使える「ぱっときえる」というワザを持っていて、20ダメージを与えつつこのポケモンを手札に戻すという効果を持っています。

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 「ぱっときえる」といえば、10年ほど前にカゲボウズ(Pt1)をポケモンのどうぐ「たつじんのおび」で強化してぱっときえるで殴り、壁役にバリヤードを出して速攻系の相手を止めるというコンセプトの「帯ボウズ」というデッキが流行しました(その頃に札駅のコンコースでやってたなんかの対戦イベントでたっぴー君がこのデッキを持ち込んでてバクフーンの勝利のメダル1人で22枚かっさらってたのは衝撃的すぎて10年以上経った今でも印象残ってる)。「ぱっときえる」というテキストは、それ以来の再来ということになるわけです。

 さて、今回新しく登場したゴースの「ぱっときえる」は、このカゲボウズと違って、「自分のベンチポケモンがいないなら、このワザは失敗」という記載がありません。つまり、自分の場のポケモンがこのポケモンだけという状況で使うと、対戦に負けるようになりました。そこで、これを利用してかつて一部で流行した「クロケアミツハニー」のようなデッキが組めるのではないか?と思いました。

■クロケアミツハニーとは

 このデッキを解説する前に、まずこのデッキの発想元となった「クロケアミツハニー」というデッキについて解説しようと思います。
 このデッキは2014年の08月に行われた「ポケモンセンターバトル」において、彗星のごとく姿を現しました。この大会では、勝敗に関係なく3戦こなすごとにプロモーションカードが1枚もらえたことから、対戦を早く終わらせることができるデッキとして開発されました。

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 基本的な動きとしては、ミツハニーのワザ「ビーミサイル」や、サポート「クロケア」の効果で山札に戻ったり、グッズ「ポケモン回収サイクロン」でミツハニーを手札に戻したりして場にポケモンがいなくなって敗北するというものです。

 さらに、負けるための手段も豊富に用意されており、
・ミツハニーのワザで山札に戻って負け
・ポケモン回収サイクロンでミツハニーが手札に戻って負け
・スーパーポケモン回収表でミツハニーが手札に戻って負け
・クロケアでミツハニーが山札に戻って負け
・フウロでポケモン回収サイクロン持ってきてミツハニーが手札に戻って(ry
・コルニでポケモン回収サイクロン持ってきてミツハニーが手札に(ry
・ランダムレシーバーでクロケアかフウロかコルニが当たってミツハニーが(ry
・ライブキャスター表でクロケアかフウ(ry

 などの手段がありました。また、これらの手段を使って負け切れなかった場合であっても、

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スタジアム「凍てついた街」を出してミツハニーにレインボーエネルギーを付けることができれば、ミツハニーのHPが30であるためそのままお亡くなりになってポケモン切れで敗北するという、非常に高度に洗練された完成度の高いデッキでした。

 今回紹介する「ゴースムウマージ」というデッキは、このクロケアミツハニーというデッキを元にして作られたデッキです。

■デッキレシピ

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 デッキコードは 888Dac-yURFKo-DxcYxK です。まさか使う人はいないでしょうけどもし使いたいという人がいたら参考にしてください。

■採用カード解説

・ゴース
 ぱっときえるで場から消えます。

・ムウマ
 やみのいしでムウマージに進化できるカードです。現行のスタンで使えるのはSM10のものしかありませんでした。

・ムウマージ
 特性のふしぎなことづけで場から消えます。

・ブルーの探索
 やみのいしとか色々と有用なカード持ってこれます。

・グズマ&ハラ
 スタジアムとか特殊エネとか色々持ってくることができます。

・ポケギア3.0
 ブルーとかグズハラとか当たると強いね。

・ダートじてんしゃ
 山札の圧縮に使えるカード。

・おとりよせパッド
 表を出してブルーとかグズハラに繋げられる。

・やみのいし
 ムウマがムウマージに進化できる。

・ミステリートレジャー
 先攻ムウマスタートで闇の石引けずに進化できなかったときに先2でムウマージ持ってきて素で進化できます。
 ふしぎなことづけは手札7枚以上持っていると使えないので手札を減らすためのカードとしても使います。

・隠密フード
 グズハラで持ってこれる道具。
 このデッキはゴースが手札に戻ってポケモン切れで負けるというコンセプトで成り立っているので、相手の場にかいしゅうふうじのバリヤードが出ているとコンセプトを達成できなくなってしまいます。かいしゅうふうじはダメカンがのっている時しか効果が発動しませんが、これも新弾のパックで新しく登場したガラルジグザグマの特性で簡単に条件を満たせてしまうため、それに対策するカードが必要でした。
 このカードが入っていることで、相手がバリヤードをコントロールしていても特性の効果をすり抜けて手札に戻ることができます。また、ムウマージに付けてもケッキングのなまけがおなどの特性ロックで特性が消されなくなって自由に動けるというメリットがあります。

・ロトムじてんしゃ
 先1でムウマが進化できなかったときに山札圧縮するためのカード。基本的にはあまり使いません。

・トキワの森
 グズハラで2枚捨てなくても持ってこれるスタジアム。
 ゴースに付けるエネがないときはこのカードを場に出して超エネを持ってきます。
 他にも、ダート使う前に山札の超エネの数減らして圧縮するとか、ふしぎなことづけを使うためにコスト払って手札を減らすとか、隠密フードの効果消してくる厄介なフラダリラボを張り替えで壊すとか活躍の場は広いです。

・超エネルギー
 8枚もあれば全てがサイドに落ちることはありえないので、トキワの森で必ず持ってくることができます。

・ユニットエネルギー雷超鋼
 グズハラで持ってこれるエネルギーその1。
手札がなくてもゴースに付けられるので雑に強い。

・オーロラエネルギー
 グズハラで持ってこれるエネルギーその2。
 新弾で新しく追加された全てのタイプになるエネルギー。ポケモンに付けるときに手札を1枚捨てるので、ふしぎなことづけ使うために手札を減らすことができます。

■基本的な立ち回り方

・その1:ムウマージでことづけルート
やみのいし使います。
ムウマをムウマージに進化させます。
特性ふしぎなことづけ使います。ありがとうございました。

・その2:ゴースでぱっときえるルート
ゴースに超エネ付けます。
ぱっときえる使います。
ゴース手札に戻ります。ありがとうございました。

 最速だと先攻ムウマスタートで1ターン目にやみのいし使ってムウマージに進化させられれば、ふしぎなことづけを使って先攻1ターン目で負けられます。また、もしムウマが進化できなかったとしても相手のサンダーにアサルトサンダーとか打ってもらって80とか出ればそれで終わりです。
 先攻を取った場合はゴースを出した時点で先1敗北できないことが確定してしまうのでムウマがいればムウマを出した方がいいです。
 後攻の場合はワザを使えるので、進化しなくてもワザで手札に戻れるゴースのほうが優先度は高いのですが、やみのいしとかブルーとかがあってムウマが進化できる保証があるならムウマを出してもいいです。ブルーが無くてポケギアだけだった場合は、ブルーでもグズハラでもトキワの森や隠密フードに触れるのでゴースの方がいいと思います。

 以上。

■不採用カード解説

・ファイヤー&サンダー&フリーザーGX
 無色1個で使えるGXワザで山札に戻るので、相手の場にバリヤードがいても関係なくポケモン切れにできます。
 しかし、相手のラティオスGXに後1でクリアビジョンを使われてしまうとGXワザが使えず棒立ちになってしまい厳しいと思ったので不採用。

・ビリジオンGX
 無色1個で使えるGXワザで自分のポケモンを好きなだけ手札に戻せるため、何匹ポケモンを並べてもこのポケモンのワザで一掃することができます。
 しかし、手札に戻すためバリヤードに弱かったことと、こちらもラティオスGXにクリアビジョン打たれると帰れなくなるので不採用。

・マーシャドー(SM9a)
 スタジアムを割って自主退場する要員。
 フラダリラボの対策になると思いましたが、初手で来たマーシャドーを逃がすのに相手がラボを置いているとUターンボードだけでは逃げられないという欠点があったので不採用。

・タッグコール
 これがあるとグズハラを持ってきやすくなりますが、現物の4枚とポケギア4枚あれば十分だろうと思ったので不採用。ブルーの探索でもスタジアムは持ってこれるし。

・ジャッジマンホイッスル
 山札を圧縮するカードはダートで十分だったので不採用。

・イツキ
 おとりよせパッドで必ず表が出せますが、使える状況が限定的すぎたので見送りました。


 ポケモンセンターバトルみたいな大会がまた開催されるのであれば、このデッキも使う候補に上がってくるのではないかと思いました。
 おしまい。

正直この欄の使い方がよくわかってない