失敗の科学
私にとっての読書は、学びになるもの、役に立つもの、元気が出るもの等、様々あるのだが、時々救ってくれるようなものがある。
この本に救われたな〜という本に出会うことがあるのだ。
自分にとってのそれは「嫌われる勇気」で、あの本の「課題の分離」という考え方を読んでから、とっても救われて、色々なことが楽になったのだ。
そして幸運なことに、またそのような本に出会えた。
それが「失敗の科学」という一冊だ。
「嫌われる勇気」も「失敗の科学」も大ベストセラー。
やはり大ベストセラーには大ベストセラーたる所以があるのだと感じる。
この本、是非読んでもらいたい。
私がこの本になぜ救われたかというと、
最近何もかもうまくいかなかったからだ。
こんなこと社会人になってから経験していないな…という程、何をしてもうまくいかない。すべてが裏目に出る…。
珍しく悩みに悩んだし、落ち込んだ。
元気もなくなり、体調も悪くなった。
でも、この本に書かれている、失敗との向き合い方を実践すれば、今何をしてもうまくいかないことを活かしていかなければ!と前向きに捉えることができた。
私は変な自信とかプライドとかが邪魔して、自分の失敗を認めることができていなかったのだと思った。
だから、すぐに変なレスポンスをして分かったふりをしたり、かっこつけたりしていたのかもしれない。
誰しも自分の失敗を認めるのは難しい。
でも、まずは認めないといけない。
誰もが失敗を隠すようになるのは最悪で、その場合は組織文化そのものにかかわる潜在的な要因があるという。
学習に欠かせない貴重な情報源を活用しないで葬ってしまうとそこから何も進化はできない。
失敗から学ぼうとする姿勢が大切だ。
そして、失敗から学ぶためには、目の前に見えていないデータも含めたすべてのデータを考慮に入れなければならない。
注意深く考える力と物事の奥底にある真実を見抜いてやろうという意志が不可欠だということ。
このあたりが本当に学びになったし、すぐに活かしていきたいと思ったことだ。
とてもとてもオススメなので、是非読んでみてください。
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村田善昭
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