どこを向いて仕事をするか


サラリーマンをしていると、たまにどこを向いて仕事をしているか分からなくなってしまうことがあるだろう。
本来は、お客様のために仕事をしないといけないのに、社内のために仕事をしている人を多く見かける。
上司や社内への報告に時間をかけ過ぎている人もそう。そこに時間をかけ過ぎているということは、お客様ではなく、上司や社内を向いて仕事をしているということになる。
お客様に評価されることをしなくてはいけなのに、社内に評価されることを優先してしまう人もいる。
社内政治にばかり気を取られている人、社内人事に詳しいことに誇りを持っている人、根回しが1番大事な仕事だと思っている人。
こういう人こそ、個人SNSをやるべきだ。
はあちゅうさんのこのツイートを見て、そう思った。

お客さんに評価されることが一番なのに、ともすると上司に評価されることが一番になっちゃいがちな会社員こそ、個人SNSでお客さんとの向き合い力を鍛えるといいと思う。SNSやると常に自分という商品のカスタマーサービス状態🐤(向き合うって書いたけど常に対話が最良ではなくスルーすべき意見もある)— はあちゅう (@ha_chu) March 23, 2019


私も2年前からブログを始めた。
ブログはまさに自分が商品。直接ご意見をいただくこともあるので、まさにカスタマーサービス状態だ。しかも、毎日更新しているので、毎日のアクセス数が通信簿のようなものだ。
毎日アクセス数を確認して、「なんとか昨日よりもいい記事を書かなければ!」と日々戦っている。

小説もそうだ。特に私は、有料で(100~200円)小説を書いているので、その価値に見合ったものを書かないと買ってもらうことはできない。でも、ありがたいことに多くの方が買ってくださり、「良かったよ!」と言ってくれる。「村田さんの文章が好き!」と言ってくれる。
もっと多くの人に読んでもらいたい。どうしたら、読んでもらえるか。それも日々考えながら、戦っている。
孤独と戦う社会人を描いた最新作。是非、読んでみてください。200円です。 独りの町|本から学ぶ普通のサラリーマン|note 仕事を終えた田中洋介は、今日も暗い夜道を歩いていた。この町は夜になると真っ暗になる。世の中から誰もいなくなったかのような静けさだ。時折、後ろから車のライトに照らされる。気づくと、車が洋介の隣をすごいスピードで抜き去っていく。 この道を歩いていると、どうしようもない孤独感に苛まれる。 洋介は、神奈川県で生まれ育ち、東京の大学に進学した。 その後、全国転勤のある中堅企業に就職。 社会人のスタートを切る配属先は、「地方」と言われる県であった。 右も左も分からない状態のまま、慣れない土地に踏み込んだ。 初めての社会人生活、初めての一人暮らし。 大学のサークルで出会った吉沢美保とも、遠 note.com

ブログも小説も、個人でやっているので、まさにお客様だけを向いて仕事をしている。
サラリーマンだからこそ、この練習をするべきだ。
この練習をしていると、社内を向いて仕事をすることが、いかに意味がないことかを実感する。
お客様を向いて仕事をしていることが、結果的に社内に評価されるのだ。「社内を向いて仕事をしろ!」なんて言ってくる人は、いずれ社内でもはじかれていく人だから心配いらない。
とにかくお客様を向いて仕事をしていくこと。自分の周りの人を幸せにしていくこと。
ブログ、小説、SNS。その練習に最適だ。
はあちゅうさんのこの本、とてもオススメなので是非。

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村田善昭

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