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「人類を裏切った男~THE REAL ANTHONY FAUCI(上巻) 」① ポイント抜き出し 1/7~序文

2021年11月9日に米国で発売された本書は、書店に置かれず、様々な妨害を受けながらもミリオンセラーとなり、この日本語版も販売妨害を避けるためか、当初はAmazonでは流通させず、経営科学出版からの直売のみになっているようだが、現在はAmazonで買うことができるようになっている。

日本語版は1000ページを超えるために3巻に分けられた。

本書はその上巻「巨大製薬会社の共謀と医療の終焉」だ。

極めて重要な情報が満載で、要旨を紹介して終わりでは余りにも勿体ないので、お伝えしたい内容を列記する。

まずは序文から。

内容は、上中下3巻をまとめた要旨であり、これでこの本の伝えたい内容の全貌を把握できる。

序文

・(新型コロナワクチンは)あまりにもリスクが大きいため、各国の政府が責任を負わない限り、メーカーは製造を拒否した。

・規制されているはずの産業界が連邦議会の議員を利用して、1980年以降に設立された連邦機関を体系的に空洞化し、規制機能を無効にした。最終的に議会は、規制を課した業界のための自作自演機関に変貌してしまった。

・アメリカ疾病対策センター(CDC)は57のワクチン特許を所有しており、年間予算120億ドル(2019年現在)のうち、ワクチンの購入と配布に49億ドルを費やしている。アメリカ国立衛生研究所(NIH)は何百ものワクチン特許を所有しており、多くの場合、製品の販売から利益を得ている。

・ファウチ博士も含め、高官たちが受け取る年間最大15万ドルの報酬は、先駆的医薬品に課す特許権使用料の支払いからの支出だ。アメリカ食品医薬品局(FDA)の予算の45%は、製薬業界からのいわゆる「受益者負担金」だ。

・1968年以降、ファウチ博士は国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)の様々な役職に就いた後、1984年11月から所長を務めた。ファウチ博士の年棒は41万7608ドルで、大統領を含む400万人の連邦職員すべての中で最高額だ。

・ファウチ博士による直接的および間接的な管理は、アメリカ国立衛生研究所(NIH)とビル&メリンダ・ゲイツ財団(この2者で世界の生物医学研究資金の約57%を拠出)、およびウェルカム・トラストを通じてなされている。

アンソニー・ファウチの壊滅的な成績

・アンソニー・ファウチが指示した一連の政策は、アメリカで圧倒的に多い死者を出す結果となり、新型コロナウイルス感染症の犠牲者が世界一多い国となった。
アメリカは世界の人口の4%を占めるが、新型コロナウイルスによる総死亡者数に占める割合は14.5%だ。

・ファウチ博士の治療法は、その治療と称している病気よりも致命的であるケースが多い。

・健康な人々の隔離は前例がない。この治療法が新型コロナウイルスよりもはるかに多くの人々を殺し、世界経済を閉塞させ、何百万人もの人々を貧困と破産に突き落とし、世界の立憲民主主義に痛ましい傷を与える事態になることを彼は考慮していないようだ。

・隔離期間中に米国の平均寿命が1.9年短くなった。

・イギリスにおける新型コロナウイルスによる平均死亡年齢は82.4歳で、平均寿命を上回っていた。

隔離によって死者が急増した

・ロックダウンにより保健プログラム、食糧生産、サプライチェーンに世界的な影響が出ており、何百万人もの人々を深刻な飢餓と栄養失調に突き落とした。

・2020年には、保健や栄養の供給が途絶え、南アジアで22万8000人の子どもが死亡した。がん、腎不全、糖尿病の治療が遅れたため、数十万人が死亡し、心血管疾患や診断未確定のがんが広がった。失業ショックで今後15年間でさらに89万人の死者が出ると予想されている。

・10代と20代の若者の3分の1は、パンデミック中に精神衛生が悪化したと報告されている。

・オハイオ州立大学の研究によると、子どもの自殺率は50%上昇した。

・隔離中に生まれた乳児は、ベイラー尺度テストで測定すると、平均でIQが22点も低かった。

経済の破壊で格差がより広がった

・博士の打ち出したロックダウンは、かつて活況を呈していたアメリカの経済エンジンを破壊し、5800万人のアメリカ人を失業させ、中小企業(その41%は黒人系企業)を永久に破産させた。

・ファウチ博士の政策が引き起こした企業閉鎖により、アメリカの中流階級は粉々になり、人類史上最大の富の上方移動が生じた。2020年には、労働者層は3兆7000億ドルを失い、億万長者層は3兆9000億ドルを得た。

・最大の勝者は、ファウチ博士のロックダウンを支持し、彼を批判する者を検閲していた悪徳資本家たちだった。

・エリソン(オラクルのトップ)もゲイツも、その他の面々も、ロックダウンに乗じて政府と産業界のコラボレーションに乗り出し、5Gネットワークの構築を加速させた。衛生、アンテナ、顔認証、そして「追跡」インフラが実現した。このインフラがあれば、悪徳資本家と政府・諜報機関は手を組んで、私たちのデータを発掘して金にするために利用でき、さらには、相違する意見を抑え込んで、恣意的な命令に服従させることも、アメリカ国民の怒りをコントロールすることも可能だ。

平均寿命や知能指数に悪影響を及ぼした

・ファウチ世代(1984年に彼がNIAIDに就任した後に生まれた子どもたち)は、アメリカ史上最も病気の多い世代となり、アメリカ人は地球上で最も不健康な国民に数えられた。

・彼は巨大農場、巨大食品会社、製薬会社にこびへつらい、子どもたちを残留農薬、コーンシロップ、加工食品などで毒漬けにし、一方で、18歳までに69回のワクチン接種を義務付けたが、いずれのワクチンも適切に安全性がテストされていなかった。

・ファウチ博士が就任した当時はまだ、アメリカは世界で最も健康な国民にランクされていた、!しかし、2021年8月の調査では、アメリカの医療制度は先進国の中では最下位で、乳児死亡率が最も高く、平均寿命が最も短いとされた。

・議会は、アレルギー、自己免疫疾患、慢性疾患を調査して予防するよう、ファウチ博士が率いるNIAIDに命じた。彼がNIAIDを引き継いだ1984年には、これらに苦しむ子どもたちは12.8%だったが、一気に54%にまで急増していたのだ。ファウチ博士が就任した5年後の1989年に突然、喘息、湿疹、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、アナフィラキシーなどのアレルギー疾患が爆発的に増えたが、彼はその理由をまったく説明していない。

・1984年以前にはほとんど知られていなかった若年性糖尿病、関節リウマチ、甲状腺機能亢進症、クローン病など約80の自己免疫疾患が、ファウチ博士の監督下で突然流行し始めた。
現在では自己免疫疾患のひとつと考えられている自閉症は、博士がNIAIDで仕事を始めたころには1万人に2〜4人だったが、今日では34人に1人という凄まじい増え方をしている。
これらの病気の多くは、1980年代後半に蔓延している。ワクチンメーカーが負う責任を政府が肩代わりするようになり、新しいワクチンの導入が加速された後のことだ。69種類のワクチンの添付文書には、現在よく見られる病気(合計約170種類)がワクチンの副作用として記載されている。だが、ワクチンは潜在的な犯人であるが、ワクチンだけが悪いのではない。共犯者も含め、犯人と認めるに足る基準を満たしているのは、コーンシロップ、ペルフルオロオクタン酸(PFOA、難燃剤として利用される)、加工食品、携帯電話と電磁波、クロルピリホス、超音波、ネオニコチノイド系農薬などで、これらは1989年以降、あらゆる社会で突如として広まった。

・ファウチ博士は、慢性疾患の原因を明らかにする努力をしなかった。代わりに、連邦科学研究、医学部、医学雑誌、科学者各人のキャリアに対する圧倒的な権力を意図的かつ組織的に行使し、調査を頓挫させ、答えが出るかもしれない研究を妨害した。

ファウチ博士と製薬会社の密な関係

・彼は一貫して、公衆衛生よりも製薬業界の利益を優先させた。ファウチ博士は長いキャリアを通じて、特許薬に高い地位を付与するにあたり、日常的に科学を改竄し、一般市民や医師を欺き、安全性や有効性について嘘をついてきた。

・彼は何百人もの黒人やヒスパニックの孤児や里子に対して残酷で致命的な医学実験を行なった。ビル・ゲイツと共同で、臨床試験にかかる費用を抑えるために何十万人ものアフリカ人を実験台にした。

・ファウチ博士とビル・ゲイツはアフリカ大陸を、期限切れの危険で効果のない薬-その多くは米国やヨーロッパでは安全上の理由から製造中止となっている-の捨て場にしてきた。

・ファウチ博士は、パンデミックを起こす超強力なウイルスを操作する「機能獲得実験」に異様に魅せられ、多額の投資を行なってきた。

・新型コロナウイルスを利用したファウチ博士の戦略は、危険で効果のない薬を市場に投入するための改竄、そしてパンデミックを長引かせ何千人もの命を奪ってでも利益率の低い競合製品を弾圧して妨害することだった。

続き ②↓

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