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「人類を裏切った男~THE REAL ANTHONY FAUCI(上巻) 」⑥ ポイント抜き出し 6/7~ワクチン

 2021年11月9日に米国で発売された本書は、書店に置かれず、様々な妨害を受けながらもミリオンセラーとなり、この日本語版も販売妨害を避けるためか、当初はAmazonでは流通させず、経営科学出版からの直売のみになっているようだが、現在はAmazonで買うことができるようになっている。

 日本語版は1000ページを超えるために3巻に分けられた。

 本書はその上巻「巨大製薬会社の共謀と医療の終焉」だ。

 極めて重要な情報が満載で、要旨を紹介して終わりでは余りにも勿体ないので、お伝えしたい内容を列記する。

 今回はいよいよワクチンについて。

5.最終的解決ーワクチンか大失敗か

 2020年春、ファウチ博士とビル・ゲイツは、「奇跡のワクチン」が新型コロナウイルスの感染を止め、病気を予防し、パンデミックを終息させ、人類を軟禁状態から解放するという乱暴な予測を無差別攻撃のごとく電波で流した。

 何十年もの間、普通のコロナウイルスに対するワクチンを開発しようとする試みが阻まれてきたのは、険しくて乗り越えられない2つの障壁が立ちはだかっていたからだ。

漏れのあるワクチンによるブースター接種

 第一の障壁は、コロナウイルスは急速に変異することだ。

 しかし、トニー・ファウチ博士と彼のパートナーであるビル・ゲイツには、変異株の脅威を無効化する戦略があるようだった。2人は、国民が納めた税金から数十億ドルをmRNAワクチンの開発基盤に投じた。この技術によれば、理論上、新しい「ブースター」を迅速に生産でき、「エスケープ株」が新たに登場しても対抗できるというわけだ。
 この構想は、大手製薬会社にとって究極の理想だ。ワクチンは、失敗するほど利益が倍増する稀な商品である。新しいブースターがでるたびに、ワクチンの収益が2倍になる。NIAIDはmRNAの特許を共同で保有していたため、コロナウイルスの変異株が出現するたびにブースターを次々と製造すれば、数十億ドルの利益を得られる。
 製薬会社にとってさらに良いニュースは、全人類が2年に1度、あるいは3年に1度のブースター接種から永久に逃れられないという実態だ。

ワクチン接種による重篤な障害と死亡

 コロナウイルスワクチンにとって、さらに手強い障壁は「抗体依存性感染増強(ADE)」である。ADEとは、ワクチン接種を受けた後で野生株に感染した場合、重篤な障害や死亡を引き起こす過剰な免疫応答で、コロナウイルスワクチンはこれを誘発する傾向かあった。
 初期の実験では、コロナウイルスワクチンは、動物でも子どもでも強い免疫反応を示し、一時的には研究者を喜ばせたが、後になって、ワクチンを受けた人が野生株のウイルスに感染すると死亡するか、あるいは患者を衰弱させる特殊な感染症にかかりやすくなるといった悲劇的な転帰をたどった。

 ワクチンメーカーは免責特権を持つので、ADEの危険性を排除するために必要とされる長期研究に資金を投入しようという気持ちがほとんどない。

 ファウチ博士と共犯者たちは、この恐ろしいリスクに対処するために少なくとも6つの戦略を持っていたようだ。6つの戦略はすべて、ADEが発生した場合に、発生した事例を隠蔽するためのものだ。

1.第1の戦略として、ファウチ博士の最初のアプローチは、3年間の臨床試験を6か月で中止し、対照群にワクチンを接種することであった。これは、ADEをはじめ、長期的な障害の発見を防ぐための先制攻撃である。

2.第2に、ファウチ博士はVAERS(ワクチン有害事象報告システム)の修正を頑なに拒否した。 VAERSはHHSが設計した欠陥のあるワクチン被害モニターリングシステムで、ほとんどのワクチン被害の報告が意図的に低く抑えられていた。
2010年には、機能不全で有名なVAERSについてHHSが調査を行なっており、VAERSが検知しているのは「ワクチンによる全有害事象の1%未満」と結論づけている。

 2010年、医療研究品質庁(AHRQ)は、VAERSに代わる効率的な方法として、AIによるデータ処理システムを設計し、実地試験を行なった。数年間テストし、ワクチン副反応のほとんどを収集できると証明した。AHQRは当初、残りのすべての民間保険機関にこのシステムを展開することを計画していたが、システムからの恐ろしい結果(ワクチンを受けた人の40人に1人が重い副反応を起こしている)を見て、CDCはプロジェクトを中止し、新しいシステムを埃まみれの棚にしまい込んだ。

3.第3に、主流メディアやソーシャルメディアを企業ぐるみで巻き込むという切り札をファウチ博士は持っていた。
 Facebook、Google、テレビ局は、ADEを報告した医師や科学者を粛清し、他のワクチンについても押し寄せる有害事象の報告を検閲した。
 ビル・ゲイツが資金提供しているポリティファクトは事実を調査する組織であるにもかかわらず、ファクトチェックのような組織と協力して、ワクチンの副反応に関する話や研究を誤りだとして切り捨てた。そのファクトチェックというのは、製薬会社が出資した事実調査組織で、ロバート・ウッド・ジョンソン財団から資金提供を受けている。現在のCEOを務めるリチャード・べッサーは、CDCの元センター長代理で、ジョンソン・エンド・ジョンソンの株を18億ドルも保有している。

4.第4に、ファウチ博士は、CDCがワクチン接種後に亡くなった人の病理解剖を行わないことを認めた。CDCは、VAERSに報告された死亡例に対する病理解剖を推奨しないとしたのだ。病理解剖をしないのだから、CDCは2021年10月までに報告された1万6000件のワクチン接種後の死亡例はすべて「ワクチンとは無関係」という大胆な詐欺的宣言を繰り返すことができた。

5.第5に、ファウチ博士は、FDAとCDCの主要なメンバーに、NIAID、NIH、ゲイツ財団からの助成金受給者やこれらの機関に忠実な者たちを集め、副反応について長期的なモニタリングを行わない上に十分な審査もせずに、彼のmRNAワクチンが確実に承認されるよう対策を講じた。

6.第6に、ワクチンの有害事象を隠すために、全国民にワクチンを接種することで、ファウチ博士は対照群をなくす努力をしているようだ。
ファウチ博士は、ますます厳しい手段を推し進め、全国民へのワクチン接種を強制した。
ワクチン接種を望まないアメリカ国民に接種を強制するため、脅迫まがいの波状攻撃が開始された。差別、失業、各種施設やサービス(学校、公園、スポーツや娯楽の場、バー、レストラン、兵役、公職、旅行、医療)からの排除などだ。

ファイザー社のワクチン-ショッキングなデータを冷静に見る

 ファイザー社の6か月に及ぶ臨床試験データの最終的な要約(ファイザー社が承認を得るためにFDAに提出した文書)には、この介入(ワクチン)を永久に打ち切るべきだったとする重要なデータが明らかにされていた。
ファイザー社の臨床試験では、プラセボ群よりもワクチン群の方がはるかに多くの人が亡くなっていたからだ。

 ファイザー社の6か月間にの臨床試験で起きた死亡例のデータを見ると、ファイザー社のワクチンが新型コロナウイルスによる死亡を防げるのは接種者2万2000人に1人、というかなり哀れな結果にもかかわらず、FDAの承認を得ているのだ。

 プラセボ群(約2万2000人)では2人が、同規模のワクチン群では1人だけが新型コロナウイルスで死亡している。このデータが、ファイザー社の「ワクチンの死亡に対する有効率は100%」という主張の根拠になっている。

 ウイルス学者や感染症の専門家がみな、真のリスク低減は約0.01%(2万2000分の1)だと認識していた。対象となる伝染病による死亡を免れられるのが2万2000人に1人しかいないようなワクチンには、パンデミックを阻止する能力がないのは自明の理だ。

「全死因」で見ると、ファイザー社のワクチン群では2万2000人の患者のうち20人が死亡したのに対し、同規模の患者数のプラセボ群の死亡者は14人だ(ファイザー社は、ワクチン群での死者数の総計に強い危機感を持ったため、図6から5人を省き、その事例を報告書の本文に埋もれるような細かい文字で開示した)。プラセボ群よりもワクチン群の方が42.8%多く死亡しているのだ。

新型コロナワクチン接種後の感染症の広がり一各国の状況

 新型コロナワクチンのキャンペーンを迅速かつ積極的に行なったほぼすべての国で、新型コロナウイルス感染症が劇的に増加している。

新型コロナワクチンと死亡率および入院率の増加との関係は?

 ファウチ博士とバイデン大統領は、重篤な症例、入院、死亡の98%はワクチンを接種していない人たちであるとアメリカ国民に伝えた。
これは嘘である。
 新型コロナウイルスの接種率の高かった国々の現実のデータによると、この話とはまったく逆の結果が出ている。これらの国々では、感染が再び流行し、入院、重症患者、死亡が爆発的に増加したのだが、それはワクチンを接種した人々の間でのことだ。
 実際、世界中の死者数は、ファイザー社のひどい臨床試験の結果と一致しており、ワクチンを接種した人は、接種していない人よりも多く死亡している。

米国における新型コロナワクチンと記録的な死者との関係

 1976年には、米国の規制当局は豚インフルエンザワクチンで25人が亡くなったときに当該ワクチンを使用禁止にした。

 新型コロナワクチンはわずか8か月の間に、30年間に他のすべてのワクチンを合わせた数よりもはるかに多くのアメリカ国民に健康被害と死亡をもたらしている。

 シリコンバレーの起業家スティーブ・キルシュ氏が招集した著名な科学者と数学者のチームが、2021年9月に分析を行なっている。VAERSを含む6種のモニタリングシステムのデータベースを、8つの異なる独立した方法で解析し、2020年1月以降の米国における新型コロナワクチンにより15万人が亡くなったとしている。

ワクチン接種後に急増した死者数の隠蔽

 CDCの大胆な欺瞞のひとつに、ワクチンによる死者数の隠蔽がある。2回目のワクチン接種後2週間以上経過してから死亡した場合を除き、すべての死者を「ワクチン未接種」としてカウントしたのだ(皮肉にも、CDCは、これらのワクチン接種後の死亡の大半を新型コロナウイルスによる死亡と計上し、詐欺に倍賭けした。
このようにして、CDCはワクチン接種後に発生した死亡の波をとらえ、それらをすべて「ワクチン未接種」のせいにした。これは、CDCがワクチン被害を隠し、新型コロナウイルスに対する国民の不安を煽るために採用している統計上のごまかしのひとつに過ぎない。

新型コロナ一その他の有害事象

 VAERSでは、2020年12月14日から2021年10月までの9か月半の間に約80万件の有害事象を記録し、11万2000件が「重症」.に分類された。ファイザー社は、臨床試験中に起きた重症例を報告しなかったか、もしくは軽度だとごまかした。

 英国では3万人以上、米国では6000人以上の女性が月経困難症を訴えている。

 2021年6月23日にCDCの諮問委員会で公表されたイスラエルのデータと米国のデータも同様に、ワクチンを接種した12~17の男性の心筋炎の報告例は通常の25倍以上で、65歳以上の男性のワクチン接種者では50倍以上であることがわかった。

 最近の研究では、心筋炎になった場合、5年以内の死亡率は50%とされている。

ワクチンの効果は急激に低下する

 ファイザー社とFDAは、臨床試験を6か月で終了させることを選択した。その急激な効果低減により、試験を継続した場合のコスト・ベネフィット分析が支持されないことを認識していたのではないかと思われる。

 2021年10月3日に査読付きジャーナル「BioRxiv」に発表されたスタンフォード大学とエモリー大学の科学者チームによる研究では、ファイザー/ビオンテック社のワクチン接種後にできる抗体の量は、2回目のワクチン接種から7か月後に10分の1に減少する可能性があると示唆されている。

 同じ週に発表された2件目の研究では、ファイザー社の新型コロナワクチンを2回接種して得られた免疫は、わずか2か月で低下することが確認されている。

子どもへのワクチン接種の是非

 キルシュ氏のモデルでは2021年9月当時、新型コロナワクチンによって600人の子どもがすでに亡くなっていると推定されている。

 ファイザー社の新型コロナワクチンの臨床試験では、約86%の子どもが副反応を起こした。そして、9人に1人の子どもが日常生活を送ることができないほどの重篤な反応を起こした。

 ワクチンは感染や伝染を防げないので、子どもたちはワクチンを接種しても何も得られない。

 ワクチンは新型コロナウイルスの9倍の数の15歳から19歳の若者を死に追いやったことになる。

 英国では新型コロナワクチンを接種し始めて以降、15歳から19歳までの若者の死者数が47%増加した。

ワクチン接種後の死亡報道をメディアが検閲

 アメリカ国民の大半は、このような大惨事を知らない。医師や被害者、家族から報告された有害事象の報告を主流メディアやソーシャルメディアが即座に消し去ってしまうからだ。

 ところが、2021年9月10日、デトロイトにあるABC系列のテレビ局が Facebook で、新型コロナウイルスで死亡したワクチン未接種の人の話を聞きたいと広告したところ、彼らが望んでいないものが送られてきた。それは、ワクチンによる健康被害や死亡についての痛ましい内容の23万通以上のメッセージだった。これらのメッセージの中には、ワクチンを接種していない人の死亡を報告するものはなかった。 この投稿は、10日間で20万回以上もシェアされた。

ワクチンを接種してもウイルスを拡散する

・ファウチ博士が公式に奉じている神学では、「ワクチン未接種者」は感染症を拡散させる可能性が高いため、市民生活への参加を認めるべきではないというのだ。しかし、複数の資料や調査結果を精査すれば、まったく異なる現実が浮かび上がってくる。

・2021年7月、CDCは、ワクチンを完全接種した人が感染した場合、ワクチンを接種していない人が感染した場合と同様に、鼻腔内のウイルス量が多いことを明らかにした。

・インドネシアで行われた別の研究では、ワクチンを接種した人は、デルタ株などの変異株のウイルス量がワクチン接種前に比べて251倍だと指摘されている。

続き ⑦↓

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