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2日目 韓国バイク紀行 釜山 晋州 智異山 南原

2024年8月11日(日)
2日目 釜山プサン 晋州チンジュ 智異山チリサン 南原ナムォン 256㎞

朝食は船内でテンジャンチゲ。夕食よりも食べる人は少ないかな。

テンジャン(味噌)チゲ

釜山に着く前にはるか向こうの雲の下に対馬が見えた。
船で到着するのは陸地が近づき、遠くに見えたものがはっきりと形を表してくる。旅情がある。

雲の下には対馬が見えた
釜山の海
釜山港
釜山港

定刻通り到着するも日本からの車両持ち込み組はあれこれの手続きで9時半頃に釜山国際旅客ターミナルをあとにする。
さてどこに行くかは全く決めていなかった。
まずは北に向かうか西に向かうかを考え、ナビゲーション(naver地図) を見て適当に50kmほど離れた무학산ムハクサンと書いてある山を目指し西に向かう。
ちなみに韓国ではオートバイは高速道路、自動車専用道路を走れないのでナビゲーションで二輪車をセットしないと大変なことになる。
それでも韓国の一般国道は走りやすくて80km制限のところも多くほとんど高速道路なみだ。走り始めのときは高速に間違えて入ったのではとかなり焦った。
交通ルールは車両右側通行だけれど、それは問題ない。やはり右左折のルール、信号のルールがちょっと手間取った。すぐに慣れるけどね。
さて目的地につくもバイクでは行き止まりばかりでそれ以上進めず。

涙をのんだ石鍋飯専門店

ちょうど昼頃なので目についた石鍋飯専門(톨솥밥전문) という食堂に入るも残念ながら2人からと言われ諦める。テーブルで食事を楽しんでいるグループを見るとあまりのごちそうに涙をのむ。
(※韓国では二人からという食事が結構ある。なのでそれが理由でものすごく人恋しくなった。)
さて残念がっていてもしょうがないのでさらに西の智異山(チリサン)の周りの峠道を目指すことにしてまずは昼食を考える。途中にある古都晋州(チンジュ)で冷麺とこれも適当に地図にでてきた店をセットして進む。小さな目的でも立てるとホッとする。どこに行こうか何をしようかと考える時間が長くなりすぎるきらいがある。まあそれが自分でもあるとわかっているのだけれど。
2月末に出張で行ったチンジュの町並みや城、川を見ながらバイクで進むのはなんだか懐かしいような気もして格別の気がする。
さて店の名前は하연옥ハヨンオク。行ってわかったけれど人気店だったようだ。あまりの待ち人の数にあきらめようかとも思ったけれど、冷麺は回転が早いのか20番以上待ちだったけれどものの10分で席にたどり着く。今まで食べてきた冷麺と違って具だくさんだ。美味しかった。暑さのせいか、スープも全部飲み干した。

晋州ハヨンオクの冷麺 おいしかった
ハヨンオク 本館と別館

さて智異山を目指す。
ところで智異山といってもその名がつく山があるわけではない。関東でいえば「丹沢山系」というように100もの峰がつらなっている総称で広大な国立公園だ。したがって登山ルートも多い。
まずはソンサム峠선삼재を目指す。峠道というよりは整備された観光道路という感じだ。走りやすいが普段走る奈良や和歌山の峠道とは違い実は少し物足りない。標高は1100mを超え、山並みの雄大さは素晴らしいが雲がかかっており遠くまでは見通せなかった。

智異山に向かう道 段々畑
ソンサムジェ(峠)
ソンサムジェ(峠)
ソンサムジェ(峠)

そこからジョンリム峠정령치に至る道は車も少なく気分が良い。バイクを止めて360度見渡せるところに上る。

ソムサンジェに向かう道
ソムサムジェ
ソムサムジェ 標識の右上には白頭山の表示
ソムサムジェ
ソムサムジェ
これから下る道
やまからおりる

そろそろ今日の宿を決める必要がある。南に下って求礼(クレ)に向かうか、北西に抜けて南原(ナムォン)に向かうか峠で考える。クレはかつて縁があって茶の郷を訪ねる日帰りバス旅行で有名なクレ五日市に寄ったことがある。再度訪ねたくもあったが、ここはやはり伝統音楽の郷でもある南原(ナムォン)にする。適当にairbnbで予約をし山を下りる。
南原も美しいが、宿は街の中心部にある韓屋一帯の中にある美しい宿だった。韓屋はかなりさびれているのが目立つ。その中で手を入れていくつかきれいなところもある。宿は車の通れない行き止まりの路地を入っていくので最初は不安だったが、とてもきれいにリモデリングをしていた。美しい宿ということでいえば今回の旅ではいきなりハイライトが訪れたことになる。値段で決めたこともあって予想も期待もなかっただけに感動すら覚えた。宿の主人は年配の女性でその宿から2,3軒向かいのやはり韓屋に住んでいる人で宿の手入れに愛情を注いでいるように感じ取れた。

ムア韓屋ゲストハウス玄関
ムア韓屋ゲストハウス中庭
物干し台から中庭を見る
中庭
居間
廊下と各部屋のドア
キッチン
私の部屋 ダブルベッド1、セミダブル1

シャワー、手洗いの洗濯のあとは夕食。ナムォンといえば추어탕チュオタン(ドジョウ汁)。夜8時近くだったせいかほとんどの店はしまっていた。唯一開いていた高齢の御夫婦がされていたところは観光地のおしゃれな店からは取り残されているような佇まいの店だったが、パンチャン(おかず)も含めて大満足だった。

夫婦食堂 ドジョウ汁
南原といえば春香伝
広寒楼の壁
広寒楼
市内の中心を流れる蓼川(ヨチョン)に架かる橋
蓼川(ヨチョン)
蓼川(ヨチョン)

※走行軌跡https://www.relive.cc/view/v1vjY1ngRYq

朝食 8,000ウォン テンジャンチゲ 関釜フェリー船内食堂
昼食 1,249円  冷麺 晋州 하연옥ハヨンオク
夕食 1,135円  추어탕チュオタン(ドジョウ汁) 부부식당夫婦食堂
宿代 5,341円  무아 한옥 게스트하우스  ムア韓屋ゲストハウス 

ナビゲーションは naver map 車種で二輪車を選ぶの重要

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