木村花さんの自殺のニュースで思う事

テラスハウスに出演中のプロレスラーの木村花さんが自殺で亡くなったそうで。

その原因が誹謗中傷や批判。


これって自分だけじゃなく、ネットを利用する人、報道関係者、コラムニスト、全てに突き刺さる問題なのではないでしょうか?

自分がツイッターに投稿したもの


侮辱脅迫の刑法犯罪ってところとは別に、リプはダメだけどリプ以外に書くのは許されるのか、批判と悪意を誰がどうやって分別するのか、批判が許されるされない対象を誰がどうやって等々。
リプ・コメント欄のない例えばインスタだったりブログなりでSNSを活用して自己防衛するしかないと思う。
— ホンミン (@HongMing_JPN) May 23, 2020
自分は石を投げる人間だから、自主規制でリプしないだけで道を隔てたスラム街側の人間という自覚がある。
川や壁でもなく、隔たりは道。
迷い込むこともあるし、喧騒が聞こえるし、殴り込まれることもある。
壁の中に逃げた方がいい。
目の前の強盗に犯罪はするなと言うのでは遅すぎる。
— ホンミン (@HongMing_JPN) May 23, 2020
今の時節柄だと政治家や黒川氏やSNSフェミニストや岡村さんが批判されてるけど、それで死んだらリプじゃないからフォロワー少ないから伏せ字だから大丈夫という線引きが引けるかどうか。
— ホンミン (@HongMing_JPN) May 23, 2020
ここまではOKという基準は残念ながら作れない。
誰も傷つけない・批評が許されない世界を誰かが強制しない限り。
深夜ラジオリスナーならグレーな送信メール、笑ったメールもあるはず。
とにかく逃げるしかない。
石を投げる行為は特別なものじゃない。
— ホンミン (@HongMing_JPN) May 23, 2020
難しいな。
「見えるところ」ってなんなんだろう。配布物(書籍紙面)ネットテレビ(公衆放送)に載れば全て見ることができる。
悪意と批判のグレーゾーンを万人共通の線を引く事は出来ないから、やっぱり壁の中に逃げた方がいい。
リンカーンの「狂犬に道を譲る」。 https://t.co/b9skSkVxfB
— ホンミン (@HongMing_JPN) May 23, 2020
今、フジテレビで渡部さんを胃袋に魂を売り芸人を捨てた人にとして番組を作ってある。
魔王が作ってるのかスライムが作ってるのか。
という悪意と批判。直接送る、ハッシュタグつける、番組名を伏せる、局や名前と伏せる、、、
どこからが"悪"なのか。
— ホンミン (@HongMing_JPN) May 23, 2020


自分の自分ルールとしては
リプで批判はしない。
リツイートで強い批判はしない。
特定の意見に強い批判をする時はスクショや伏せ字を利用する。
コンテンツ(番組や映画)をハッシュタグつけて強く批判しない。
こんな感じです。これも完璧に守ってるわけでなく、その時の感情や相手によっては自主規制は無くなります。

そして「強い批判」の強いの部分。これを決めるのは私自身です。
基準は全て私の中にあるしそれを恣意的に書き換えることも出来る。それを躊躇しない人間もこの世にはいる。
そして、これは私の基準であって世間で成熟された意見ではないという事。

批判は必要ないという人、建設的な批評なら個人に送る必要があると考える人、様々な考え方があり

何が誹謗中傷で、何が批判で、批判していい場所はどこで、批判していい対象はなにか、

誰も決められないという問題。
各々の心の中に線引きがあるから。

その後のツイート


リベラルと呼ばれた人が規制に賛成するのは意外だった。
誹謗中傷と批評をどうやって区別するのか、やもすれば表現規制や萎縮になるから、拙速な議論でいいとは思わないかな。
規制そのものはなにかしら必要になるんだろうけど。
— ホンミン (@HongMing_JPN) May 23, 2020
誹謗中傷か批評かを争って、批評だとされた例といえばくら寿司の無添裁判。
以下書き込み
「ここは無添くらなどと標榜(ひょうぼう)するが、何が無添なのか書かれていない。揚げ油は何なのか、シリコーンは入っているのか。果糖ブドウ糖は入っているのか。
続く。https://t.co/EklQrMlXe2
— ホンミン (@HongMing_JPN) May 23, 2020
続き。
化学調味料なしと言っているだけ。イカサマくさい。本当のところを書けよ。市販の中国産ウナギのタレは必ず果糖ブドウ糖が入っている。自分に都合のよいことしか書かれていない」

これを名誉毀損として訴えて負けて世論の反発も受けた。

誹謗と批評の区別と、直接か間接で区切れるものなのか
— ホンミン (@HongMing_JPN) May 23, 2020

誹謗中傷と批評の見分けはつきづらいです。
この裁判でも、品はないが書き込みは事実で社会的意義があると認められました。


直接かどうかというのが大事意見も目にしましたが、
このくら寿司の書き込みが代表取締役宛に送られたとしたら、これは誹謗中傷でしょうか? 批評でしょうか?

私は即答出来ませんでした。
あえて答えを出すなら、品はないし無礼で頭がおかしいが、言ってる事は筋が通ってるし、社会的意義もあると思う。


誹謗中傷はしてはいけない。でも、誹謗中傷と批評はグレーゾーンで繋がっている。
誹謗中傷が批評すらも封じることにならないか。

個人へのリプライだけでなく、ツイッター、5ch、ヤフコメ、書籍、新聞雑誌、テレビなどなど、
対象が拡大されて、訴訟によって意見を封じ込める手段をくら寿司のようにとる個人や企業団体が現れるかもしれません。


「私はあなたの意見に反対だが、あなだがそれを主張する権利は命をかけて守る。」

表現の自由と誹謗中傷から個人を守る。
どうすればその2つが両立できるのでしょうか。

私はこれからも批判を描き続けるでしょう。
ただ、その時に、これは誹謗中傷ではないと自分の良心と自分の正義を守っていると言えるようにしていこうと思いました。

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