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大切な人に伝えられなかった私の想い。

 こんにちは。

 Xでは書きましたが、先ほど、3歳のころからお世話になっていた眼科医の先生の訃報に接しました。ご冥福をお祈りいたします。

 とてもとてもショックで、先生がこの世にいない事が信じられません。3歳の頃、内斜視になってしまった私を見て、両親は病院に連れていきました。その時は将来、眼鏡をはずしても内斜視だとわからなくなる日が来るなんて到底思えなかったと思います。先生は、丁寧に診察をしてくれました。

 小学校の時は眼鏡をかけていたせいで「メガネザル」と呼ばれたり、状況をよくわかっていない幼馴染から「ハニーピーナッツ、目が寄っているからどっち向いているかわからない」と言われて、とても悲しかったのを覚えています。

 だから先生には、手術をして眼鏡をかけたくないと言ったこともありました。手術はしないで、ここまで目の調子が良くなったので、あの時手術をしないで良かったなと今では思っています。

 病院に行くと、必ず視力などを検査をするんですが、結果が良いと喜んでくれた記憶があります。私にあった処方箋を書いてくれた時は、先生から達成感があふれていました。今、その時のことを思い出します。

 その病院に行くときに1駅電車に乗らなくてはならず、それさえも遠く感じて、最近家の近くの病院に転院したばかりでした。その転院した病院で、その先生の訃報を聞かされました。

 20年くらい通い続けていた病院は、私にとって安心できる場所でした。その場所がなくなってしまったことは本当に悲しいです。私が精神疾患にかかった関連でお世話になった時も、いつもと変わらずに接してくださったことがなんとありがたかったことか。私の目のために尽力してくださった先生にありがとうを言えなかったことが本当に心残りです。スタッフの方も皆さんも、いつもやさしく接してくださいました。

 この感情をどう処理していいかわかりません。きっとこの後嬉しいことや、楽しいことがあったら忘れちゃいそうで、それが怖くてここに書きました。先生が最後に書いてくれた処方箋で作った眼鏡はとても見やすいです。

 本当にありがとうございました。

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