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りばいばる#182 新型コロナウイルスの副産物

これは2020年5月3日にAmebloに投稿した記事の"りばいばる"です。

新型コロナウイルスの影響で、人の移動を担うドライバーサービスの需要がなくなったのをきっかけに急遽スタートしたデリバリーサービスが、大変ありがたいことにたくさんの反響を頂きまして、スタートから約1ヵ月、毎週20~30組のオランダ在住の主に日本人の方々からご依頼頂いている状況ですので、ここにご報告させて頂きたいと思います。本当にありがとうございます。

急遽始めた新規事業に頭が追いついていない状況で、現場でもしょっちゅう商品の数量を間違えたり、計算間違えをしたり、お客様にご迷惑をおかけしてばかりなのですが、お届けする度に「がんばって!」「ホント助かってます!」「ご苦労様」「ありがとう!」とポジティブなお声をかけて頂いて、こちらこそ助けて頂いている上に、同じ個人事業主でありながら「協力したい!」とオーダーして下さる方々もいらっしゃたりで、胸に滲みています。皆様本当にありがとうございます!

2020年5月3日現在、飲食店の営業停止は5月19日までとなっていますが、その先どうなるか?正直まだ分かりません。

飲食店に限らず、マッサージ店や美容室など店舗経営の知人からは「これ以上営業停止が延長されるなら本当にヤバい。」という声も聞いています。

かと言って経済活動が再開されたからと言って、今まで通りの日常が帰って来るということは考えにくいのが現実です。

僕自身もこの先突貫のデリバリーだけで生計を立てるというのは難しいことは分かっていますが、すぐにこうすれば大丈夫というアイデアが湧いて来る訳でもありません。

お金のことだけを考えると、給付金を貰えたとしても、高い家賃と車のリース代、税金などでマイナスになり、どうやって支払おうかと震えてしまいます。

が、この約2ヵ月、仕事がままならなくなった状態で、この1ヵ月は週3日デリバリーサービスで現場を回ってはいますが、事務作業に追われているとはいえ週4日はほとんど家に居て、常に子供達と過ごしているのですが、新型コロナが収まったらまた前みたいにスケジュールビッチリで仕事をしまくる状態に戻りたいか?と言われると、答えは「No」です。

そもそも若い頃にスキルを磨かなかったから、今自分の時間を切り売りする稼ぎ方しか出来ず、結果お金の為に時間を奪われることになってしまっているというのは事実かもしれませんが、この新型コロナウイルスはそんな自分の考え方を見直す時間をくれたという副産物もあります。

仕事はあくまで社会貢献で、その対価としてお金を得て、そのお金で、食べ物を買ったり、旅行に行って思い出を作ったり、自分の、家族の幸せの為に交換するのですが、家にいることで子ども達と過ごす時間がかなり増え、そのこと自体が幸せだと感じるようになりました。

ウイルスが収まったらまたバリバリ働くのはほどほどに、週3~4日程働いて、家族との時間を充実させつつ、それでいて収入面も向上していける、そんな夢の様な現実を目指して日々精進しなければと改めて原点回帰出来たのでありました。

具体的にこうして行こう!というのはまだまだ時間がかかるかもしれませんが、まずは未熟な私の心の成長も皆さんに公開していこうと、何ともまとまりのないブログになってしまいましたが、とにかく今後ともよろしくお願い致します。

2021年12月年末現在、たまにご依頼頂くドライバーサービスと、隔週2日程のデリバリーサービスという2本柱に加え、本腰を入れて再始動した「オランダサポート」と称したオランダ移住サポート業務が、少しずつ軌道に乗り始めました。

オランダ移住当時42歳だった僕は現在47歳で、明らかに当時に比べて体力が落ちていることを実感します。
勢いに任せて自分の時間を切り売りしまくっていた働き方では、この先絶対続かないという現実も受け止め、プレイヤーから監督・経営側に回る為の知識や経験を積む必然性が生まれて来ました。

間も無く年が明けますが、2022年来年は、その辺りのバランスをもっと意識しながら、子ども達と過ごす時間の質も向上させながら、進んでいくことになると思いますので、私自身の成長も含め、まだまだ村上家を温かく見守って頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。

オランダサポート_ONLINESHOP
ドライバーサービス_20201123
デリバリーサービス_20211125



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