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りばいばる#157 オランダ移住サポートを考える

これは2019年1月31日に投稿した記事の"りばいばる"です。

新ビジネス発足を宣言して早1ヶ月。ガンガン問い合わせが殺到・・・するほどの発信力はないので(笑)とにかく見切りスタートして走りながら考えるというのが起業の鉄則です!・・・と成功者達が口を揃えて言っているので従いました(笑)

宣言しておいて、いきなり軌道修正などでサービス名やサイトも仕切り直すことにしたのですが、とにかくまずはブログに貼っている無料質問バナーからちょこちょこご相談頂いていた方々から「今年は本格的にオランダ移住に向けて動き出すので、よろしくお願いします!」とご連絡を頂いたり、村上さんが手伝ってくれるならとご紹介頂いたりで既に移住に関する具体的なことを進めさせて頂いている状況です。

2021年8月現在、無料相談は行っておりません。

このブログのタイトルに「英語できない手に職もない・・・」と事実以外の何ものでもない自虐的なタイトルを付けさせて頂いていることもあってか、こんなちっちゃいおっさんに出来るのだから自分にも出来る!とオランダ移住への決断の後押しとして少なからず影響を与えているのは事実で、わずかではありますが質問頂くのがほぼ移住に関することです。

移住して来た当初から、自分は移住をサポートする側に回りたいと常日頃考えていたのですが、如何せん言語が全く出来ないのでその想いは叶わず、ドライバーサービスで移住して来た方々を目的地まで運んだり、オランダ生活のリアルな話をしたり、無料質問・相談の場を設けて自分が知る限りのオランダ生活情報を伝えたり、日本でオランダのリアル質問会を開いたり、移住に関してかなり密な立場にいたので、これまでドライバーサービスを通じてお知り合いになれたオランダ在歴の長いベテランの方々や親日のネイティブオランダ人などの手を借りて、初のビザ更新を無事終えたタイミングで僕も堂々と移住サポートやります!と宣言させて頂いた訳です。

移住サポート業務を始めるに当たって、在オランダの先輩方に、お会いする度にちょこちょこお話しさせて頂いていたのですが、「そもそも他人の手助けがないと事務処理等ができないのであれば、海外生活はやっていけないのでは?」や「オランダの教育が良いからという情報だけで、子供達を連れて移住し、生活がうまくいかず帰国する羽目になった場合、子供達がかわいそうではないか?」、「万が一うまくいかなかった時は逆恨みを買うリスクを伴う難しい仕事ではないか?」など、慎重なご意見もたくさん頂きました。

学生として留学後、そのままビザを切り替えて暮らしていらっしゃる方や、現地採用などでオランダで企業に長年勤務されていらっしゃる方、現地人や日本以外の国籍の方と国際結婚されたり、パートナーになったり、様々な状況で当時インターネットもまだまだ一般化していなかった時代から、日本から遥か遠い地オランダで奮闘された先人の方々はそれこそ誰にもどこにも頼れず、数々の難関を乗り越えて来られたと思います。

それに比べて現代はインターネットのお蔭であらゆる情報が簡単に得られ、日本人特別待遇も相まって、それこそ移住のハードルが驚く程下がったと思います。

我が家も充分にその恩恵に預かれたお蔭で今があるのですが、移住が簡単になったからこそ、とりあえず住んでしまえば何とかなるだろうという根拠のない自信で、必要のない出費や苦労や辛い想いを強いられてしまっている方の例もよく耳にするようになりました。

その要因の一端は僕のブログのタイトルにもあるのかもしれないのですが・・・

実は以前、とあるご家族が移住の下見で我がドライバーサービスをご利用頂いた縁で、家探しのお手伝いをしたことがあるのですが、非常に難航したものの家も見つかり、お子さん達の学校も無事スタートしたと聞いていたのですが、そのご家族が割と早い段階でオランダ生活がうまくいかなくなったというのを伝え聞いて、紐解けば、その家族が実際にオランダでやっていけるのかというところまで深く考えもせず手を貸したことが一因かもしれないと自己嫌悪になり、移住をサポートするということの難しさを改めて深く考える機会となりました。

家探しを手伝ったからと言って、うまく行かなかったのが自分のせいと直結するわけではもちろんありませんが、単純な物件探しの仕事としか捉えていなかったことを深く反省したこともあります。

どうしても移住サポートの目的が「ビザを取ること」になってしまいがちで、実はそれがゴールではなくてスタートなんだということをきっちり伝えていかなければならないという勝手な使命感にもかられ、それならば自分自身が移住サポートそのものと向き合い、ご依頼頂いたお客さんがビザ取得後の生活が軌道に乗るまでしっかり支えていくという心づもりで臨もうと、こう思った次第でございます。

実際、職業柄移住したての方々とお会いすることが多く、皆さん一様に生活が落ち着くまで、お子さんが学校に馴染むまで、それはそれは気が気じゃない時間を過ごしていらっしゃり、わからないことだらけ、文化の違いだらけ、日本との概念の違いだらけで心細い時間を過ごされているのが現状です。

僕は、何かあったら言って下さいと先輩ぶって(笑)家族で遊びに誘ったり、日本人会を主催したり、これまで反省した点やいろんな方々の意見を参考に、ご縁のあった方は自分なりに出来ることをサポートすることで少しでも多くの方がオランダでうまく行くように、同じ境遇の方々と協力し合いながら頑張っていき、みんながうまくいけば自分もハッピーになれるという理想を追い求めているのかもしれません。

とにかく移住を決断した方のパワーは凄まじく、周りが見えなくなってしまうこともしばしばなのですが、オランダのリアルな現実を包み隠さず伝えた上で、それでも移住に踏み切る方々をしっかりサポートしていきたいと思っている次第です。

と再びの決意表明になってしまいましたが、村上がやるのならとにかく見守ってやろう、村上がやるのなら安心して任せようと思ってもらえる様に頑張るのみですので、何卒よろしくお願い申し上げます。

ということで、次回は具体的にどういう移住サポート業務を展開しようと思っているのか?またまた手の内をさらけ出したいと思いますので、乞うご期待下さい!

・・・と意気込み、2019年から少しずつその経験を積ませて頂いて来た訳ですが、ご存知去年2020年の春先からの新型コロナウイルスの影響で、約1年半もの間、海外移住自体がストップせざるを得ない状況に陥りました。

そして2021年夏、まだまだ先読みは難しい状況ではありながら、再び国境が開き、移住の足止めを余儀なくされていた方々が動き始め、移住に関する問い合わせも再び戻って来た印象ではありますが、当時とは違い、明らかに需要が変化したように感じております。

そこを踏まえ、こちらも柔軟に変化していかなければいけない時代だなあと、頭の柔軟運動を意識する、そんな日々を送っております。

オランダサポート_ONLINESHOP
ドライバーサービス_20201123


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