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りばいばる#121 車でスイス 2日目 ~旅行の捉え方~

これは2018年2月18日にAmebloに投稿した記事の"りばいばる"です。

スイス滞在2日目。
ホテルには朝食バイキングが付いていたのでそれを楽しみに目覚めました。

食パン、クロワッサン、チョコクロ、白パン、黒パンにハム、チーズ、サラミ、ゆで卵、スープの食べ放題に加え、コーヒーマシンやフレッシュ果汁ジュースなども飲み放題でテンションが上がりますが、日本の様に洋食に加え、ご飯、みそ汁、納豆、おかゆ、そば、のり、梅干し、焼き魚、煮物、揚げ物などのバリエーションには富んでいるわけではないので、海外に長期滞在の日本人の方は飽きてしまうとよく聞きます。

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それでも食べ放題というエンターテイメントを最大限楽しもうと何度も席を立ちます。大量に置いてあったミニクロワッサンが美味しく、子供達にも大人気でした。

ちなみに、食物アレルギー持ちの長女にはアレルギーフリーのパンをオランダから用意して行き、雰囲気のせいなのか、いつもよりバクバク食べていました。

この日はオーストラリアの友人夫婦のママの提案で、1月に2回、2月に2回だけ友人夫婦の自宅近くのArth-Goldauという駅に登場するという蒸気機関車に乗ろうということで、チケットを押さえてもらっていました。

大人1人往復約60ユーロ。子供は無料。月2回のレアな日と丁度スイス訪問の日程が被ったのでラッキーでした。

車でArth-Goldau駅で待ち合わせて、駅前の公園で少し時間を潰します。雪山を登るということで、子供達は友人の息子の防寒着を借り重装備です。

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出発の時間が近付き、駅のホームに行くとその蒸気機関車が待機していて自然と撮影会に。

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2時間かけてゆっくり雪山を登るのですが、客車はむき出しの外席と暖房が利いた車両があり、後ろから機関車が押すタイプです。

遊園地の機関車の様に、いくつかの向かい合わせの座席の列それぞれに扉が付いており、乗り込みます。
最初は緑がかった景色も上に登るにつれだんだん白くなっていきます。

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車内では景色を見たり、スマホのゲームをしたり、お菓子を食べたり、写真を撮ったり。各々の時間を過ごしました。

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所々山の中腹に駅があり、そこで普通車両を待つ人達が我々の乗る機関車をスマホで撮影していたので、やはり地元でもレアなのでしょう。

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頂上が近付くにつれ窓の外は一面銀世界が広がって来て、ゲレンデでスキーやスノボを楽しむ人達がたくさん見受けられるようになり、普通車両を待つ人達の中にはスキー板などを担いだ人も増えて来て、普通車の先頭車両はソリ専用の貨物車になっており、大量のソリが積み上げられていました。

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窓の外を見ているとスキーやスノボよりもソリを楽しむ人の方がたくさんいて、この辺りはソリが遊びの中心だということが伺えました。

「あのソリえーなー!」と子供達と盛り上がったので、頂上に登ったらどこかにレンタルソリみたいなものがないか期待が膨らみます。

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とにかく子供達にとっては初となる雪山なので、ソリをしたり、雪合戦をしたり、雪だるまを作ったり、子供等と雪の中で思い切りはしゃぐのを想像してにやけて来ます(笑)

ようやく頂上付近の駅に到着するとお昼の12時だったので、頂上にそびえるホテルの混雑しているレストランでなんとか座席を確保し、昼食を摂りました。

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昼食を終えて、ちょこちょこその辺をウロウロしたりしていると丁度帰りの機関車が出発するところだったので乗り込みました。
帰りは普通車両などでも好きなタイミングで帰られるようです。

友人夫婦の子供は長男が2歳、長女が生後4ヶ月ですし、うちの娘達もソリで急斜面を滑るにはまだ小さいので子供達がもっと大きくなったらまた来たいと思いました。

ところで今回ふと思ったのですが、今まで自分が旅行などに行くとなると、どこどこのテーマパークで遊ぶとか、プールに行くとか、海で遊ぶとか、この絵を見る為にどこどこの美術館に行くとか、目的をハッキリさせないとどうしていいか分からず、短期間でこれでもかとスケジュールビッシリに組み、移動は目的地と目的地を繋ぐ為の手段だと捉えていましたが、今回のように目的は決めず機関車で頂上に着くまでのゆったりした時間を楽しむということもまた旅行の醍醐味だということに気付かされました。

有名な観光地を訪れたり、美術館や博物館に行ったりする目的自体に重点を置く旅行は自分も含め日本人に多く見られる傾向なのに対し、旅行で訪れた土地のホテルなどで何をするでもなくのんびりくつろいで過ごす傾向が多く見られる外国人というイメージでしょうか。

国民性の違いがこういった時間の使い方にも出てくる気がして大変興味深いです。

その日は友人夫婦宅で夕食をご馳走になり、友人家族に別れを告げ、夜遅くホテルへ戻って寝ました。

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翌日はまた例の朝食バイキングを楽しんでオランダへの帰路につき、帰り道はフランスへ入ってルクセンブルク、ベルギーを通って帰るルートだったので、せっかくだからとルクセンブルクの有名なノートルダム大聖堂などに寄り道しましたが、それまでに相当時間が経っていて、辺りはすっかり暗く子供達も案の定全く興味を示さなかったので、遠目から写真を撮っただけで、もう早く家に帰ろうとひたすら高速を走りました。

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余談ですが、途中フランスのマクドナルドに寄りましたが、店員さんが「お待たせしましたー」と日本語をしゃべりかけてくれました。
パリ・ディズニーランドに続き、なぜ日本人と分かるのでしょうか?不思議です。

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機会があれば夏のスイスに遊びに来て、アルプスの少女のように山の草原でひたすら寝そべるだけのバカンスを過ごしてみたいと思いつつも、きっと僕はそれじゃ満足できないかもしれないと思ったスイス小旅行でした。

寄る歳の波には逆らえず、休暇はのんびり、ゆったり過ごしたいと段々と思うようになって来るのかもしれませんが、今はまだ、休暇があったらどんなアクティビティを楽しもうか?と想像してしまう貧乏性な性格は、今尚あまり変わっていない今日この頃ですw

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