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りばいばる#038 オランダで国際免許とレンタカー

これは2016年12月7日にAmebloに投稿した記事の"りばいばる"です。

日本を出発するギリギリ前に妻と免許更新センターに出向き、国際免許証を取得。
事前に調べて行ったのですが、特に講習などもなく平日の夕方ということも手伝って、パスポートと日本の免許証の提出と書類の記入のみのトータル30分ほどの所要時間と一人2,400円分の印紙代であっさり国際免許証を取得。

国際免許は1年間有効で、海外で運転する際は国際免許証とパスポート、それと日本の免許証の3点セットを必ず持参するようにと言われました。
国際免許証は持参した写真を貼付けた、パスポートより二周りほど大きいサイズの三つ折りの厚紙でできていました。

2016年11月5日(土)
オランダに来て2回目の週末に思い切ってレンタカーを借りてみよう!ということでネットで調べたところ、いつも行くスーパーの近くにレンタカー屋さんを発見したので、事前に家で日本食材を扱っているお店などの住所を調べてメモし、いざ出発。

本当に国際免許でレンタカーを貸してくれるのか少し不安に思いながら、レンタカー屋さんに入ると2~3名の男性スタッフがカウンターにいて、その中の一番恰幅のいい年配のおじさんスタッフが対応してくれました。

妻の英語で大人2人と子供4人乗れる車種はあるか?と聞くと「あるよ」とのこと。
値段表を見せてもらうとウィークエンド、すなわち週末は土日借りて月曜のお昼までに返却で149ユーロ+保険ということでOKしました。

しかし、当然オートマ車を希望すると「そんなのないよ」とのこと。
オランダはマニュアル車が主流でオートマ車は全体の10%前後しか存在しないという驚きの現実に直面!

何でも経済的思考だと言われるオランダ人からするとオートマ車はマニュアル車より燃費が悪い上に高価だということで、あまり普及していないそうです。

最近ではオートマ車が増えて来たように思いますが、それでもまだまだマニュアル車が主流ですし、赤い車が目印のシェアカー大手greenwheelsは基本的にマニュアル車です。

今じゃ希望のマニュアル車を探す方が難しい日本と真逆の状況に、また違った意味の世界の広さを感じました。

ということで、日本とは逆の右側通行に加え、左ハンドル&マニュアル車という三重苦を強いられることに。

左ハンドルは若かりし頃、某大御所芸能人の運転手時代に培った経験で問題なし。(人生何が役立つか本当に分かりませんw)

免許を取った19歳の時は、男ならマニュアルでしょ!という時代だったので、当然初めて購入した車もマニュアル車(中古の軽のワンボックスでしたが。)で体に染み付いた感覚を頼りに何とかするしかない状況ですが、左ハンドルのマニュアル車は生まれて初めてです。

レンタカー屋さんが用意してくれたのはオペルとかいう日本ではほとんど見かけないドイツ車で、見かけは小さいけどちゃんとシートが3列あるピカピカの新車でした。

残念ながら3列目のシートの後ろの収納スペースが非常に狭く、折り畳んだベビーカーも入らないぐらいの狭さだったので、助手席にベビーカーは押し込んで、チャイルドシートもなしのゲリラ作戦です。

アクセル&ブレーキが左足でクラッチが右足だったらもうお手上げだと思いましたが、そこはちゃんと逆というか正規の形でした。

外付けのナビも付いていて、400ユーロのデポジット(保証金)をクレジットカードで支払い(一瞬レンタカー代かと思って焦って確認したら、車の返却時に返還されるとのことでした。)いざ出発。
事前に調べた住所をナビに入れ、アジア食材店の「東方行」へ。

まずは日本にいる時の癖でシートベルトをつかもうと右肩辺りに左手を伸ばすも空振りですw
久々の半クラの具合を確かめながら何とかエンストせずに発進させたものの、お次はお約束の曲がり角でワイパーが動きますw
それでも何とかクラッチを踏みギアを切り替えて進みますが、右車線と右手のギアチェンジにテンパるテンパるww

右側通行の感覚を掴むのに一苦労で、もちろん景色を楽しむ余裕なんて一切なく、何度かクラクションを鳴らされながらナビ通りに進みます。

そこで気付いたのですが、オランダの道路には気軽に停められる余分なスペースがほとんどなく、場所によっては道を間違うとかなり先の方まで進まないとUターン出来なかったり、延々と高速道路を別方面へ走り続けるはめになります。

日本のようにハザードを点滅させながら道端でナビをいじったり、携帯電話をかけたりすることがほぼ出来ない構造なのです。(地域や場所によります。)

また自転車王国オランダの最大の特徴の一つ、自転車道が道路とほぼ並行に敷かれていて、曲がり角で一瞬自転車道に入ってしまうんじゃないかとドキドキします。

右側通行からの左折に関しては、左車線に寄りながら大きく外側を回るので、信号待ちの先頭だったりすると少し緊張します。
その代わり右折は右車線に寄りつつすぐ右折出来るので楽です。

高速道路では大体右側の入口から合流し、左車線に行くほど追い越しの為の速い車線になるので、当然日本とは真逆です。

そんなこんなで段々感覚を慣らしながら、何とか目的地のデルフト近くのypenburgの「東方行」へ。
しかし調べたネットの情報が古かったのかその住所には存在せず、ウロウロしながら行ったり来たりしていると、看板を発見しその看板の矢印通りに進んで行くと大きな「東方行」がありました。移転していたのでしょう。

そこの大型アジア食材店の駐車場に入る少し前から雨が降り出し、停めようとするタイミングでスコールの様などしゃ降りに。視界が悪いのと左ハンドルとマニュアルの影響と、自分の中で決めていたバック駐車へのこだわりとでなかなか思うように停められず、結局少し入口から離れたスペースに何とか駐車して、ようやく辿り着きました。

「東方行」のことは、また機会があれば別で書くとして、買い物した後その日は帰路につき、家の前の3時間までOKの駐車スペースにレンタカーを停め、駐車禁止の取り締まりが来ないか、車にイタズラする輩が現れないか、何度も確認しながら一晩クリアしました。

今は家の真ん前は駐車禁止エリアになりました。

翌日はユトレヒトという街にある「Kidz City」という室内遊技場で子供達のストレス発散に出かけました。その話はまた今度ということで。

ガソリンスタンドも問題なく体験し、運転にもだいぶん慣れた帰り道のこと、家まで後少しの所で道路とバスレーンが少し盛り上がった分離帯で仕切られていることに気付かず車線変更してしまい、車がガターン!と分離帯をまたいでしまいびっくり仰天!
車の底に傷が付かなかったかヒヤヒヤしながら翌日レンタカー屋さんに返しに行ったところ、何の問題もなく返却と相成りました。

こうして初のオランダでのレンタカー物語は幕を閉じました。

特に車好きということではありませんが、日本で常に車を運転していた方は右側通行は1日走れば慣れると思いますが、マニュアル車はしっかり乗ったことがないとなかなか難しいように思います。

今ではオランダ中車で走りまくっているので、日本で運転していた方向けにオランダの交通ルールをレクチャーする運転講習もビジネスとしてやっております。

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