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りばいばる#130 オランダのTV番組に出演

これは2018年4月12日にAmebloに投稿した記事の"りばいばる"です。

先日オランダのNPO3という、割とメジャーなTV局の番組に出演させて頂きました。
https://www.npo3.nl/lauren/04-04-2018/AT_2090505

遡ること2017年9月のある日。
突然オランダのTV番組のディレクターから、一度会って取材させて欲しいと一通のメールが届きました。

なんでも、移民の受け入れに寛容なオランダ内のいろんな国のコミュニティを、オランダの女性タレント・ラウレンが掘り下げ、紹介していくという新番組で、その企画にもちろん日本も取り上げられるということで、その番組のディレクターが、オランダのアムステルフェーンという日系企業に勤める駐在員の方々が多く住む街にある施設「囲碁会館」にリサーチに訪れた際、偶然そこにいらした駐在の奥様方が僕を推薦して下さったようで、僕のこのブログの記事をいくつか翻訳して読んでくれたらしく、英語もしゃべれず、仕事もない中4人もの子どもと奥さんを連れいきなり移住して来たクレイジーな日本人という位置付けで興味を持ってくれたようでしたw

外国のメディアに取り上げてもらえるなんて、なかなかない機会だということで、まずはその取材を受けてみることに。

取材当日通訳担当だったはずの妻が体調不良の為、急遽ご近所にお住まいだった英語が堪能な日本人奥様に通訳をお願いして、ハーグのレストランで取材を受けました。

なぜ僕等がオランダに来たのかという質問をはじめ、昔バンドマンだった僕の生い立ちなどを根掘り葉掘り聞かれ、最後の将来のビジョンは?との問いに「ノープラン」と答えると番組ディレクターは更に驚愕し、収穫あり!といった様子で帰って行きました。

それから数日後、実際に撮影するスケジュールのすり合わせなどをして、撮影当日。

打ち合わせからそのまま通訳として付いて来てもらった奥様に通訳してもらいながら簡単な撮影の流れを確認。

番組を進行するオランダ人の女性タレント・ラウレンが僕の運転する車で日本の文化に魅せられたオランダ人が作ったオランダ・アムステルダムに唯一存在するという神社に一緒に訪れるという流れでした。

日本のビジネスシーンで象徴的な名刺を渡すシーンをやって欲しいとか、言語が出来ないということを面白がられて、番組前半の僕が運転する車内にはあえて通訳を付けず、つたない英語でコミュニケーションをとるシーンを撮りたいなどの要望に素人ながら応えようと自分なりにあたふたしながら撮影が進みました。

先日のオンエアーを観ると、運転しながらガムを噛んでいるのが映っており、日本人として感じ悪いこと甚だしかったのですが、あれは車に乗り込んだラウレンが、日本食材店シーラで買った日本のお菓子の中からガムをお裾分けしてもらったシーンがカットされており、ガムを噛みながら運転をするという感じの悪い画になってしまっていると言い訳させて下さい(笑)

車内のシーンは中学英語満載で一緒に鑑賞した妻が「死ぬほど恥ずかしい!」と悶絶していたので、英語が出来る人からすると相当酷いのでしょう。

ただ「play?」「pray!」のくだりはよく出たと誉めてもらいました。

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見た方は日本人の恥と思わないで下さい。

日本人で英語がしゃべられるのは約30%未満というのですから(ネット調べ) 僕の方が日本人の多数派です(笑)

あとは日本食が恋しいみたいな流れでスシ・テンプラ・ラーメンの後、ラウレンが「ラーメン・・・私の名前はラウレンよ」というオーソドックスなボケに、テンパリ中学英語おじさんは全く気付かず、ラウレンの発音が難しいという流れに移行してしまい、ボケを潰してしまったことをオンエアーを見て気付いて死ぬほど後悔しました。芸人失格です・・・いや芸人ではありません。人生自体は芸人かもしれませんが(笑)

と思っていたのですが、先日オランダ語が出来る方に見てもらい、解説してもらうと、ラウレンは「彼は"R"と"L"の発音の違いが分からないんじゃないかしら?」と言っており、それを受けて僕に「LAUREN!」と言わせたと発覚しました。

ボケた訳ではなかったのですね(笑)

肝心の神社では「神道」を「しんとう」と読むことをその場で初めて知るという、日本人としてあるまじき行為を惜しげもなく晒してしまいました。

もし放送を見て気を悪くされる日本人の方がいらっしゃったら、本当に申し訳ございません。

もっとしっかり事前打ち合わせをしてくれよとオランダのスタッフに逆ギレしておきます(笑)

あとは家のシーンで元ミュージシャンという部分がクローズアップされてしまい、元ミュージシャンにとって地獄の「なんか弾いてみて」というお約束をこなし、テレビガイド的なサイトには「ジャパニーズオールドポップスター」と紹介されており、どういう気持ちでいたらいいか分からない心境で、撮影から約半年経ってからの放送を一応楽しみに鑑賞しました。

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放送翌日、子供らを小学校へ送って行くと校長が「昨日見たぜ!よっ!TVヒーロー!」と声をかけてくれた以外は特に町中で指を指されるでもなく、平穏な日々でした。

後は先日立ち寄ったカフェで酔っぱらった陽気なおじさんが、「どこかで見たなーって1時間も考えててんけど、こないだTV出てた日本人やんか!」としゃべりかけて来てくれたぐらいです。

通常放送前に「今晩放送です!皆さん観てみて下さいねー!」と盛大に告知するところなのかもしれませんが、仕上がりがどうなっているのか恐ろしくて、こうして事後報告になったことをご容赦下さい。

とにかく自分の発した日本語と中学英語以外の、番組に出てくるラウレンのオランダ語が何と言っているか全く分からず、要所要所どういうコメントをしているのか気になるので、オランダ語の分かるどなたか今度教えて頂けませんでしょうか?

「神道」で頂いた交通安全の御守りは、現在車のフロントガラスのセンターにぶら下がっていますので、良かったら一度見に来て下さい。

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これは今はしまってあります。

番組はサイトからアーカイブとして視聴出来ますので、見た率直な感想お待ちしております(笑)
https://www.npo3.nl/lauren/04-04-2018/AT_2090505

この放送のお陰で、僕...というか、オランダ在住の日本人の方への我が家の大きなプロモーションとなり、そんな英語もできない、手に職もない状態で妻と幼女子(当時4人)を連れていきなり移住して来た変人とはどんな奴だ?と、これまでオランダ在住の多くの日本人の方々を中心に、起業したドライバーサービスデリバリーサービスをご利用頂き、支えて頂きながら今日に至ります。

正に運やタイミング、何よりもとにかく一歩踏み出して行動したことが実を結ぶ結果となった、僕にとって、村上家にとって、大きな大きな出来事でした。

今観直すと初々しくて小っ恥ずかしいですがw、まだご覧になっていない方は是非観てみて下さい。
https://www.npo3.nl/lauren/04-04-2018/AT_2090505
※これまでは日本からは観れなかったのですが、見れるっぽいです。お試し下さい。

オランダサポート_ONLINESHOP
ドライバーサービス_20201123

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