見出し画像

りばいばる#089 村上家のスペイン珍道中 2017 ~3日目 グラナダ 全貌が見えへんやないかい!~

これは2017年8月18日にAmebloに投稿した記事の"りばいばる"です。

2017年7月21日。スペイン滞在3日目。
親父が大興奮したラマンチャ地方を後にし、南に約300km、スペインの南・アンダルシア州のグラナダを目指します。

グラナダと言えばあの有名なアルハンブラ宮殿がここにあるのです。

「あの有名な」と言っておきながら、その名を聞いたことがあるレベルなので、アルハンブラ宮殿がスペインにあったことを初めて知ったのはもちろん、その歴史を調べようとネットでWikiってみたものの、ナスル朝だのムハンマドだの見慣れないカタカナばかりで全く頭に入って来ず(世界史は大の苦手でした。)スペインに屈服させられたイスラム教徒の宮殿ということで何とか落ち着きました。

とにかく僕の目的はアルハンブラ宮殿をバックに4姉妹の写真を撮ること。

実は長女と次女が通う現地小学校から黄色い風船が配られ、夏休みに出かけた場所でその黄色い風船と写真を撮ることというユニークな唯一の宿題を遂行することも、このスペイン旅行の裏テーマなのでした。

さて、そんなアルハンブラ宮殿をせっかくなので生で観ておこうと、前日の晩に宿泊先でネットで入場チケットを取ろうとするも、SOLD OUT!

アルハンブラ宮殿自体の人気の認識が甘く、当日現場に行って当日券売場に「なんやかんや言ってチケット余ってるんでしょ?」とトライするも「NO!朝一で2時間ぐらい並んでも買えるか分からんのに!」的なことを言われ、あえなく玉砕。

撮影ポイントがないか、宮殿の外壁に沿って歩くもどんどん山道を下っていき、これ以上行っても宮殿の全貌は拝めないと判断し、元来た山道をヒーヒー言いながらベビーカーを引きずって戻る羽目に。

画像5

画像6

画像7

画像8

おかんが「入口に宮殿全体の模型があるからそれでえーやないの!」と言ったものの、親父は納得出来ず、「グラナダに来てアルハンブラ宮殿を見ないなんてあり得ん!」と本気で入口付近の係員に賄賂として100ユーロ程握らそうと企んでいた為、そんなに見たかったんやったらもっと早くチケット押さえたら良かったなー、と少々申し訳なく思いました。

せめて遠くからでも全貌を写真に収めようと、隣の山に展望台っぽい所があるらしいというネット情報を頼りにナビに展望台付近の住所を打ち込み移動すると、一旦アルハンブラ宮殿のある山を降り、隣の山を登り始めました。

結構登ると何やら「ここからは入るの注意!」みたいな看板があり、そのかなり狭い道をおっかなびっくり進むと、だんだん観光客らしき人達も増えて来て、建物の隙間から遠目の宮殿らしき建物がチラチラ見え出しました。

どんどん進むとかなり急な坂道の分岐に出くわし、その急な坂道を登ろうとしましたが慣れないデカいマニュアル車で坂の前半でブレーキを踏んでしまい、坂道発進は危険過ぎるという判断で一旦バックし、その分岐のスペースギリギリに車を停め、三女四女が寝てしまった為4姉妹の撮影は諦め、代表で親父にアルハンブラ宮殿の全貌の写真撮影を託しました。

一眼レフを持って颯爽と車から降りた親父は何故か元来た道を下って行ってしまいました。

待つこと約30分、親父が戻って来て後程写真を確認してチョイスしたのがこちら。

画像9

どこの隙間からも良い撮影ポイントはなく、電線入りのしゃーなしの一枚でした。

「何故坂道を登らんかったんや?」との問いに「観光客がその辺りをウロウロしとったやろ。」との回答。

その急な坂道を登れば今度こそアルハンブラ宮殿の全貌が拝めたかもしれないし、拝めなかったかもしれない。

結局アルハンブラ宮殿の全貌は見れずじまいのグラナダの夕暮れでした。

宿泊先はグラナダの中心地の路地裏にある「Granada Inn Backpackers Apartments」というホテルで、車を擦らないよう狭いカーブを慎重切り返しながら辿り着きました。

ホテルは若者達で賑わっており、入口を入ると中庭があり、そこにテーブルがあってバックパッカーなどが交流や出会いを楽しむ場として機能していて、共同キッチンには多国籍な若者達が食事したり、料理をしたり、ギターを弾いたり思い思いに過ごしていて、朝食はパンやコーヒーやオレンジジュース等が無料だったので外国の若者に混じってそのテーブルで食べました。

部屋には2段ベッドが全部で4つあり、子供達は大喜びでした。

難点はシャワーでお湯を一定量使うとしばらくお湯が出ない造りだったので、4姉妹がシャワーを浴びた後は大人はお湯の順番待ち状態でした。

画像10

更にこの日は中庭で若者達の音楽パーティーが繰り広げられていて、夜中まで騒がしかったのですが、我が家は皆疲れて騒音に屈することなく眠りました。

うちの4姉妹も大きくなったら異国の友達とこんな旅をするかもしれないと想像したりのスペイン旅行3日目でした。

つづく・・・

アルハンブラ宮殿は残念でしたが、このホテルの雰囲気はこのスペイン旅行の中でもかなり印象深いものでした。

アルハンブラ宮殿の中は特に興味はないのですがw、グラナダはもう一度ゆっくり訪れたいと思いました。

オランダサポート_20201128

オランダサポート_ONLINESHOP

ドライバーサービス_20201123

デリバリーサービス_20201123








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?