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宇多田ヒカル様
2023/8/27
宇多田ヒカル様 前半
数日前(8月22日)の「X(旧ツイッター)」にシンガーソングライター・宇多田ヒカルさんが、次のように記した表現が掲載されていました。
〈自死遺族の集会に通ってみた時期、精神分析、育児や創作を通して自分と向き合い続けたこの10年で学んだこといろいろ。
死に正しいも正しくないも自然も不自然もない。
何かをすると決めた人間がそれを実行するのを周りがいつまでも阻止するのはほぼ不可能。
今知ってることをまだ知らなかった時を振り返って「ああしていれば」「なぜ気づかなかった」と自分を責めるのはまだ手放す準備ができていないから。
人が何を感じてどんな思いでいたか、行動の動機やその正当さなんて、本人以外にはわからない。
わかりたいと思うのも、わからなくて苦しむのも他者のエゴ。
「理解できないと受け入れられない」は勘違い(恋人に別れを切り出されて理由と説明をやたら要求するひと的な、一種のパニック状態)で、
「受け入れる」は理解しきれない事象に対してすること。理解できないと理解すること。
人が亡くなっても、その人との関係はそこで終わらない。自分との対話を続けていれば、故人との関係も変化し続ける。
参考になるって思う人が一人でもいたら書いてよかった。
みなさん良い一日を〉
いま思えば、ヒカルさんの母・藤圭子さんが他界されたのが2013年8月22日。
その日に、この10年を振り返っての想いをSNS上に掲載したのでしょう。
この10年間の宇多田ヒカルさんを一言で表現すると、「自分自身と向き合い続けた」期間だったのではないでしょうか。
最近、テレビ番組にも登場し、露出が増えてきたイメージです。
そんなヒカルさんが、母・藤圭子さんの人物像について、公式サイトで次のように記しています。
「とても怖がりのくせに鼻っ柱が強く、正義感にあふれ、笑うことが大好きで、頭の回転が早くて、
子どものように衝動的で危うく、おっちょこちょいで放っておけない、誰よりもかわいらしい人でした。
悲しい記憶が多いのに、母を思う時、心に浮かぶのは、笑っている彼女です。」
宇多田ヒカル様 後半
以下越川先生のメルマガより抜粋 後半
宇多田ヒカルさんは1983年1月19日生まれ K206 白い世界の橋渡し 黄色い戦士 音11です。
「白い世界の橋渡し」は身近な存在の死と向き合うことで、大きく人生が変わり始める例が数多くあります。
「宇多田ヒカルさん」といえば、私の中で印象深いのは、2016年4月からNHK朝の連ドラ『とと姉ちゃん』のオープニング曲『花束を君に』です。
あらためて講座に向かう電車の中でイヤホンをつけながら、Music YouTubeで、繰り返し歌詞と見比べながら聴き入ってみました(高音質・歌詞付き)。
母・圭子さんが他界され、納棺する前の場面を、最初に歌っていることに今さらながら気づきました。
母への想いが痛いほど伝わってきて、心揺さぶられました。皆さんもぜひじっくり歌詞を見つめながらご視聴ください。
自死と関わった方々へのメッセージが、8月22日のメッセージには多分に含まれています。そんな体験をしているだけに心に染み入るコメントでもあります。
さてK206 白い世界の橋渡し 黄色い戦士 音11です。
「毎日の人知れぬ苦労や淋しみも無く ただ楽しいことばかりだったら 愛なんて知らずに済んだのにな」
『花束を君に』の歌詞の一部です。人生いろいろあるからこそ、愛がどうしても必要なのでしょう。
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