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家事代行業でやってはいけないこと

いまコロナ禍で仕事の在り方を模索している方が多いのでしょうか、こちらの記事が少し伸びていました。
この記事のラストで「やってはいけないこと」を書きます、と言っていたのに書いていませんでした(笑)ので、今さらですが記載します。

■お客様から依頼されなかったことは「やってはいけない」

家事代行で慣れてくるとつい「これもやってあげよう」みたいな親切心がでてきますが、もちろん喜ばれるとは思うのですが、それがきっかけで弁償問題になることも。
よく聞くのがこんな例。
「お客様宅のカレンダーが3か月前のままだったので、親切心からやぶっておいてあげた」ところ、「3か月前の写真が好きで飾っていたのにどうしてそんな勝手なことをしたの!」とお客様が激怒した、という話。

コミュニケーション不足から起きてしまうことですが、これを回避するには必ずお客様に声を掛けることですね。「カレンダーが3か月前で止まったままですが、いかがいたしましょうか?」と確認を。

■お客様のモノを勝手に捨てない

自分から見れば明らかにゴミ…でもお客様には大事なモノ。そういうモノの見分けがつかないのがこの仕事の怖いところです。
ですが、ゴミかどうかを判断するのはお客様。勝手に捨てない、というのを念頭に置いて作業に当たってください。

先日、お風呂の中で洗面器に入った謎の物体(絵具を溶かしたような液体)が放置されていたので、さっさと流してしまおうとして――いや待てよ、これもしかしてお子さんの工作かも…と思い、お尋ねしたところビンゴ! 捨てなくてよかった! ということがありました。

お客様と慣れてくるとつい確認をおろそかにしてしまうので、「慣れてきた」と思った時こそ気を引き締めていきたいものですね!

■資格がないとできないことは、説明したうえで「やらない」

前述の「子供の預かり」などは、(普通に無資格でも募集しているマッチングサイトもあるのですが)基本的に保育士などの有資格者でないとできない上に、加入保険などの確認、そのスタッフの前科なども調べないとできない仕事です。

私も一度、「要介護状態(※徘徊などの症状がある)のお爺様の見守りを兼ねて家事代行に来てしてほしい」という依頼を受けたことがあるのですが、お断りしました。

ただその際にも「嫌です」「そんなことできません」などと断ってしまうとお互いギクシャクしてしまうかもしれませんので。
「その業務には資格が必要である」ことを説明し、それを無断で行うことは法に触れる可能性があるということをご納得いただくように説明すると、お客様にとってもいいのではないかと思います。

家事代行、お客様への言葉選びには細心の注意を払っています…!💦

■作業着の注意

家事代行は基本的にお客様の家の掃除道具を借りて掃除をし、すべてお客様宅に置いて帰るので、ほぼ手ぶらで仕事に向かいます。おかげで初期投資が要らないというのも、家事代行に参入しやすい理由だというのは、前回の記事でも書いた通りです。
その際に、作業着には注意を払っておいてください。

仕事をする以上は清潔できちんとした身なりを心がけるのが当然かと思いますが…
以前、大手で働いていた時の制服には「ポケット」がひとつもありませんでした。汗をかく季節にハンカチすら入れておけないので不自由したものです。ですが、これ、家事代行だと結構重要なんです。
お客様のお家に上がり込んで作業をするので、そのお家で何かがなくなった場合、真っ先に疑われる(可能性がある)ことを念頭に置いておいていただきたいのです。その際に、「無駄にポケットの多い服」を着ているのは自分の首を絞めることにもなりかねません。

「テーブルを拭いていた際に小銭が私のポケットに勝手に入ったんです!」なんてことが(事実であったとしても)正直言い逃れにしか聞こえないことも。

大手に在籍していた時は、カバンも透明なビニール素材のものでした。
中身を丸見えにすることで、お客様に「私はこの家のモノを盗んだりしていません」とアピールをする、という意味なのでしょう。
そこまではしなくていいかもしれませんが、家の中に上がり込んで仕事をするリスクをお考えいただいておくと、おのずと「ふさわしい格好」が分かってくると思います。

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私の知る範囲・思いつく範囲でつらつら書いてみました。
何かお答えできることもあるかもしれませんので、質問などあればコメント欄へどうぞ(^ω^)文面に追記させていただきます。

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