スーパーマリオRPG、クリアしました。

※この記事は2023年11月17日発売のSwitch版『スーパーマリオRPG』をクリアした上での感想文です。
その性質上ネタバレを多分に含みますので、ネタバレされたくない!という方はここでブラウザバック推奨です。



…大丈夫ですね?
本題に入りますよ?



という訳で、リメイク版スーパーマリオRPG、クリアしました!!!
いやもうね、何もかも良すぎて終始震えまくりでした。
個人的に刺さったポイントを、いくつかの項目に分けて書いてみたいと思います。


本作とわたし

メインの話に入る前に、少しだけ本作とわたしの出会いについて語らせて下さい。
わたしが本作に出会ったのは高校2年生の時。
(ちなみにリアタイではありません、念のため)
リサイクルショップでたまたまSFC版(以下「原作」と呼びます)を見つけたのがきっかけでした。
当時はわたしよりも従妹が興味を持ち購入。
しかしいざプレイしてみるとわたしの方がハマってしまいました。
シナリオやグラフィック、キャラに音楽…どこを取っても魅力的。
またそこまで高難度でないというところも、わたしにとってはありがたかったですね。
RPGは好きではあるもののそこまで得意ではないわたしが、攻略本や攻略サイトを見ることなく初見クリアできた数少ない作品の1つです。

当時はあまりにもハマりすぎてファンサイトを作ったり、「リメイク希望同盟」なるものに参加したりもしていました。
長い間リメイクを多くの人から望まれていながら、出ることはなかった…月日が流れていく中でわたしも他のタイトルにハマったりでファンサイトを休止(消してはいないはず)、同盟もサイト自体残っているのかどうか。

今年6月。
リメイクの発売が発表されました。
前日夜に発表されたものがTwitterのTLで流れてきて、朝4時からテンションが爆上がりしたのを覚えています。
これまで事あるごとに「Switch買う買う詐欺」をしてきたわたしでしたが、これはいよいよ本当に買う時が来た…!と思いました。
10月中に本体の購入とソフトの予約を済ませて準備万端。
そして発売日当日昼過ぎに届き、即プレイ開始。

Amazonで買いました、特典はピンバッジ

それまでに公開されていた映像や公式サイトから、期待を裏切らない出来であろうことは容易に想像できました。
しかし実際には、良い意味で想像のはるか上を行っていたのでした。

グラフィック

発売が発表された映像の時点で思いました。
「原作の動きのままだ!」
SFCからSwitch…27年の歳月を経て、グラフィックが向上するのは当たり前と言えば当たり前。
しかしそこには単なるグラフィックの向上に留まらない、「原作へのリスペクト」が確かに存在したのです。
他作品より等身低めのキャラたち、コミカルな動き。
それら全てが原作の記憶と重なる感動。

そして要所要所で挟まるムービー。
キャラ加入時、ボス戦前、スターピース入手時…それぞれの出来事をより印象深くしてくれるものです。
個人的にはマロの触感がフカフカ…というよりもちもちしていそうでリアルに触ってみたい!ってなりました。
あとはジーノが目覚めるシーンも良すぎました。
…今更ですがわたしは超絶ジーノ推しです。
それはもう、原作をプレイした当初から。
ゲームのキャラでここまで明確な「推し」ができたのは本作が初めてだと思います。

個人的に結構好きなのがレベルアップ時の演出。
舞台の上でキャラが踊るのですが、横ステップするクッパ可愛すぎやしませんか。

エンディングもまた非常に良きでしたね。
ジーノが人形の体に別れを告げるシーンは何度見ても泣けます。
そしてパレードなのですが…あの演出はあまりにもニクい。ニクすぎる。
前半まさかドットで来るとは思っていませんでした。
しかもその部分はBGMもSFC版。
サウンドプレイヤーで確認すると分かるのですが、Switch版のパレードBGMは後半部分しかありません。

BGM

前項でも少し触れてしまいましたが、BGMについて。
本作のアレンジは全体的に「2ループ目を聞くのが楽しみな構成」をしているな、と思いました。
1ループ目は比較的原曲に忠実なアレンジ、しかし2ループ目は原曲には無いフレーズが織り交ぜられている…そんなアレンジが多い印象でした。
そしてそのどれもが素敵。
原曲の時点で素敵なものがアレンジされて素敵じゃない訳が無いのですが、「そうきたか!」と驚かされる部分も多くワクワク感がすごかったです。

システム

今風…という表現で良いのか分かりませんが、全体的にプレイしやすくなっているなぁ、という印象を受けました。
アイテムがまとめ持ちできるようになっていたり、メニュー内の地図から行ったことのある場所にひとっ飛びできるようになっていたり。
あとコインが999枚でカンストしなくなったことでお金に困らなくなりました。
戦闘で強敵がカエルコインを落とすので、気付いたらカエルコインもたくさん貯まっていましたね。
モンスター図鑑のテキストが「なにかんがえてるの」同様スパイスが効いているのも良き。

あくまでもわたしがプレイしていて感じただけで定かではありませんが、ゲームバランスに関しても若干変化があるのかも…?と思いました。
原作だと加入したてのマロやピーチは戦力にならないという印象が強かったのですが、今作では即戦力として十分な強さを持ち合わせていました。
今回特に意図的なレベル上げは行わなかったのですが、それでも割と余裕でクリアできるくらいの難易度。
一番苦戦したのはラスボスではなくクリスタラーでした。
戦闘では通常攻撃でアクションコマンドを成功させると全体攻撃になるのも面白かったですね。

クリア時のステータス。
ジーノだけレベルカンストなのは途中から「あなたをこえたくて」を装備していたため

総評

とにかくあまりにも良すぎました。
原作を触ったことのある方には勿論、原作を知らない方にも是非触ってもらいたい一作です。

2周目はがっつりレベル上げして進めてみましょうかね。
本作のレベル上げといえば「無敵スター+全滅」の合わせ技。
全滅すると宝箱の中身が戻ることを利用して、無敵スターで経験値を稼ぎまくる…という方法です。
これを「あなたをこえたくて」(獲得経験値が2倍になるアクセサリー)を装備した状態で行うと結構すんなりレベルカンストまで到達できます。
…とか言って「リメイクでは宝箱の中身は戻りません!」ってなってたらどうしよう。

なんでも一部ボスとは再戦ができるとか。
隠し宝箱も途中で回収諦めた(昔は場所全部暗記してたんだけどな…)ので全回収を目指すのもアリですね。
まだまだやり込めそうですな。
この名作はどこまでも奥深い…。

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