ペーパーマリオRPG、クリアしました。

※この記事は2024年5月23日発売のSwitch版『ペーパーマリオRPG』をクリアした上での感想文です。
その性質上ネタバレを多分に含みますので、ネタバレされたくない!という方はここでブラウザバック推奨です。



…大丈夫ですね?
本題に入りますよ?



という訳で、リメイク版ペーパーマリオRPG、クリアしました!!!
いやー今回もいろいろと刺さりまくりでしたね。
前回同様、今回も個人的に刺さったポイントをいくつかの項目に分けて書いてみようと思います。


本作とわたし

本題に入る前に、少しだけ前置きを。
ゲームキューブ版(以下「原作」)が発売された当時、わたしは小学校4年生でした。
発売と同時に買ったか…までは覚えていないのですが、比較的早い段階で原作を入手していたはずです。
『マリオストーリー』をこれでもかというくらい遊んでいたわたしにとって、楽しみな一作であることは間違いありませんでした。
そしてやはりと言うべきか、どっぷりとハマりました。
今でも忘れない初回プレイ、ステータスをHPに全振り。
最低値のBP3も「ハートフエール」に振るという、徹底的(というよりもはや「やりすぎ」なのですが)なHP偏重プレイ。
これはこれで結構大変でした(FPが5しかないせいで使えないワザが多いので)。
『マリスト』と違いクリア後の世界がある本作、クリア後はそれとして楽しみつつも、セーブデータを複数作れるのを良いことに周回プレイ。
メモリーカードを2枚持っていたのですが、確か8データフルに作っていたような…。
同じく本作が大好きな幼馴染とコントローラーを受け渡しながら一緒に100階ダンジョンを攻略したのも良い思い出です。
なんだかんだ2年くらいがっつり遊んでいたと思います。

そんな中突如舞い込んできたリメイクの情報。
初めて公開された映像を見た第一印象は「紙感ヤバい!」でした。
原作の時点で紙ゲーなのですが、ハードがSwitchになったことで更にパワーアップした印象を受けました。
まるでペーパークラフトの世界、厚紙の断面の白い部分や紙を丸めた時の継ぎ目など、細かい部分の描写がとにかくすごくて、ワクワクが止まりませんでした。

発売日が発表されて、すぐに予約。
発売日当日仕事から帰ると届いており、即プレイ開始。

今回もAmazon、特典はマスキングテープ

事前情報、また『スーパーマリオRPG』のリメイクも期待を上回る神リメイクであったことから、今作もきっと期待を裏切らないのだろうと思っていました。
…また良い意味で裏切られました、期待のはるか上を行くという形で。

グラフィック

上で少し書いてしまったのですが、原作から更に洗練された紙感。
キャラの表情が豊かになったことにより、物語への没入感も増した感じがしますね。
あとは後ろ姿も可愛いですね、クリスチーヌのポニーテール良きです。
個人的にはマリオが首を傾げる場面で紙ごと手前に倒れる描写が好きです。
戦闘開始時の舞台上にいろいろセットされていく描写も、飛び出す絵本のギミックが開くような感じ(伝わってほしい)。

あとは原作からガラリと変わったスタッフロール。
物語を振り返るように舞台上でキャラが取っ替え引っ替え。
最後がカーテンコールなのも素敵。

BGM

いや良すぎますって。
…っていう一言で片付けてしまうのはもったいないのですが、本当にその通りすぎて。
『マリスト』の仲間の一人、パレッタが手紙を届けに来るところから物語が始まるのは原作の時点でそうだったので想定内でしたが、誰がそこで『マリスト』のBGMのアレンジを流してくると思ったでしょうか…!?

あと新規BGMが非常に豊富。
仲間ごとのテーマ曲、イベントごとの専用曲…。
でも何より驚いたのは戦闘曲。
まさかステージごとにアレンジを変えてくるとは…!
個人的にはステージ6、リバーサイド駅の中で流れるジャズアレンジが一番好きです。
かっこよすぎるんだアレが。
コマンド選択中主旋律抜きになるのも好きです。

そしてバッジシステムを活かした原曲との切り替え機能。
アレンジが良すぎてプレイ中はほぼ切り替えなかったのですが、サウンドギャラリーにも反映されるのは非常に良いですね。
あとはサウンドギャラリーの項目内だけで使える「ナツメーロ」の付け外しボタンがあればもっと良かったのですが、それは望みすぎってやつですね。

システム

全体的に遊びやすくなっている…という印象を受けました。
今のリメイクってだいたいそうなるんですかね。
フィールドでのちょっとしたショートカットの追加、ゴロツキタウン地下のドカン部屋の利便性向上、選択肢での手順スキップなどなど。
あとコインが999枚でカンストしなくなった上に、戦闘から逃げ出しても落とさなくなったため、まあ貯まる貯まる。
ゲームスタート時からアイテムを15個持てるようになっていたので、「ふしぎなふくろ」入手後は30個持てるようになるのかな…と一瞬期待したのですが、そんなことはありませんでしたね。

やりこみ要素

100階ダンジョン踏破済、全依頼完了、リメイクで追加された隠しボス2体も倒しました。
100階ダンジョンは20階まで(依頼絡み)→50階まで(これまた依頼)→100階まで…という形でクリアし、隠しボスに挑む際は50階までスキップしました(これもショートカットの1つですね)。

実は今回100階まで挑むタイミングで、以前からやってみたいと思っていた「HP5マリオ」にしてみました。
その存在を知った時には既に実家を離れており、手元にゲームキューブが無かったので試せずにいたのです。
原作よりハードルが高くなった(要となるバッジ「ピンチデガンバル」の交換レートが3倍に跳ね上がった)のですが、できなくなった訳ではないので一安心。
ゆうぎ場で一生ロールモードやって稼ぎました。

…はっきり言ってしまうと、とんでもないバランスブレイカーです。
隠しボスですら瞬殺です。
なので手を出すかどうかはあくまでも個人の好みだと思います。
少なくともわたしはずっと気になっていたものを自分の手で成し遂げることができて満足です。

総評

紙ゲーで神ゲー。
それは原作からそうでしたが、リメイクによりさらにブラッシュアップされ、更に神ゲーに。
原作をやった方は勿論、原作未履修の方にもおすすめしたい一作です。

そしてここまできたら否が応でも『マリスト』のリメイクを期待しちゃいますよね…!?
前述のBGMアレンジ、マリオの家に飾られている当時の仲間たちの写真。
過度に期待するのは良くないかもしれませんが、いつか出てくれたら嬉しいなぁ…と思いつつ、今回の記事を終わりにしたいと思います。
とりあえず皆さんやって下さい、マジで神ゲーなので。

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