結婚すると思ってた人と別れた

あんなに大好きだった人、こんなに嫌いになれるとは思ってなかった。もしかしたらまだ嫌いじゃないかもしれない。嫌悪感かな。出会いから誕生日、一緒にいったライブやフェス、服屋さん、公園、私に付き合ってくれたしゃぼん玉、帰り道、夜の散歩、作ってくれたご飯、お見舞いに来てくれたこと、泣き止むまで落ち着かせてくれたこと、記念日ディズニー、月一の喧嘩、エスカレーターでかならず上に乗せてくれるところ、喧嘩中でも手を繋いでくれるところ、方向音痴だからっていつも案内してくれたところ、車の運転、一緒に行った椎木の弾き語り、電車の乗り換え、夕方まで起きないあなたを見守る時間、あなたの家のヤンキーみたいな犬、気難しいお姉さん、口が悪いけど優しい両親、遠距離なのに毎日のFaceTime、タンクトップに襟足の色気。
全部大好きで大切で、ずっと続くと思ってました。まだ夢みたい。
私、この人と結婚するんだって思ってました。

無理だったね。
唯一あなたの嫌いなところ、最初から最後まで憎かったところは女の子大好きなところだよ。
距離近いし趣味悪いし、私が嫌がったら私に隠そうとするところ。普通友達相手でも、いくらノリでも体で払ってよとか言わないからね。私に嘘ついて、関わらないって約束した女の子とずっと仲良くしてたところ。遠距離だからバレないと思ってた？薄々感じはしてたけど知られてなくて良かったね。私が素直にあなたの嘘信じるから、信じようとしたから騙されたままだったんだね。最初に揉めた時全部終わらせとくべきだったね。隠そうとすればするほど私不安定になったよ。原因、あなたです。

あなたとの一年間はすごく幸せで、すごく辛かったです。大切な時間、たくさんくれてありがとう。大切に愛してくれてありがとう。
人生で1番私を愛してくれたね。私も返せてたかな。1番幸せな一年間って言ってくれて嬉しかったよ。
楽しかった分、思い出したくないです。

別れるべきだったんだね。あなたの中に私との思い出が少しでも残ってますように。

美化された思い出に縋ってまだ受け入れられない。