介護施設の現状。

 パニック障害がひとまず快復して、試用期間の施設を戦力外通告されて、やむなく転職してちょうど1カ月程経ちました。
 ようやくこの施設での仕事には慣れてきて、なんとなくこなせるようになってきて、少しゆとりが出来てきて、色々やっぱり感じる事がありますね。

 1番はこれまでの介護現場とは違って、職員の約半数がアジア系の外国人という事での、コミュニケーションの難しさです。
 思ってたより、業務上の簡単なやりとりや単純なコミュニケーションは大丈夫なんです。
ただ、介護職は当然ながら要介護の高齢者の方々を相手の仕事です。認知症もあったり無かったり、色々な方々とのコミュニケーションは同じ日本人の僕らでも難しいので、外国人の方々は「日本語はムズカシイヨ。」と言っているように、細かなニュアンスを捉えるのは正直困難やと見てて感じました。
そしてアドバイスをする時にも、細かい指導が凄く難しいです。
 まぁ入って1ヶ月の僕が指導せざる得ない状況って時点で人が足りて無いですよね。苦笑

 外国人の方々は、母国語に英語、日本語と基本的にトリリンガルで頭が良いので仕事の要領は悪く無いんですが、応用が効かないのと分かってるのか、分かって無いのかがこっちには分からないってのを最近よく感じます。
 ちゃんと伝えて、向こうも「ハイ!ワカリマシタ!」って言ってミスされる事も多々あります。

 それと、やっぱりどこも人手不足。人が辞めるのはそれぞれに理由があるんでしょうけど、施設の方針やら職員とのコミュニケーションやらを通じて僕が感じるのは、残っている日本人職員が無意識でしょうけど「自分は仕事出来るし凄いんや。」って勘違いしてますよね。
そりゃ半数の外国人職員は、日本語のパソコン入力や報告書や日々の業務に関連する書類の記入が難しい子もいますし、どこにでもいるポンコツ職員も一定数いますけど、それで増長しちゃってる人がいるのが切ないな〜って思いました。

 外国人職員はこれからこの業界にとっては不可欠な人材で、どう活かすかが課題になると思うんですけどね。今のところ僕もそこまでは分かりませんけど、今の現場で慣れてきて多少周りを見る余裕も出来てきて感じたのは、人柄も良くて頼りになる外国人職員も中にはいてるんやから、その人を外国人職員の指導者として大事に育てて、お互いを尊重してチームケアしようや〜って思っちゃいます。

 中途半端なお局が多くて、中間層がみんな辞めたらしくて36歳の僕は、年齢的にはかなり上の方で、20代が多めでベテランは40代って感じの職場。40代はもれなくプライドとこだわりとかが強くなり過ぎてるな〜と。20代は反面責任感というか、自主性が欠けるな〜と。
色々感じてきましたね〜。

 まぁここまで仕事に情熱を感じれるまでに体調を戻せる環境を作って頂いた今の施設には感謝しているので、そのへんで僕は僕で目の前のやれる事こなしていくしか無いんですけどね。

 まずは正社員になるのは、もう確定してる感じなのであとは、お局様達に好かれる存在になる!
その上で、年下連中を仲間にする!!
これまで働いた施設で1番女性の割合多い職場なので、男の僕は敵視され難くて助かってます!笑
やっぱり女性同士の方が見てても、めんどくさそうです。

 そうやって自分の働きやすい環境づくりもぼちぼち意識してやっていこうかなと思う今日この頃でした。
残念ながら、施設全体のケアよりも、今は自分自身の働く環境を良くする事が大事なもんで、自分が楽しくやりやすく働ける環境作れたら、それからかなぁと思いますね。

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