僕の履歴書②

新卒で入った会社を3年足らずで辞めた僕は、当時25歳。やりたい仕事をやってみようとここで初めて自分のやりたい仕事という事を考えて、ようやく真面目に仕事を探してみました。

⚪︎リハビリデイサービス

僕は実は元ラグビー部で、大学時代にフィットネスクラブのインストラクターのアルバイトをしていました。なのでトレーニングや筋肉の仕組み等の知識はそれなりにありましたし、誰かの役に立てると実感出来るのでは?
そして何か楽しそう!

そう思ってここで介護職の入り口に立ちました。
仕事内容は、ご利用者の方々への運動指導というシンプルなもの。
身体介護はここではする事はありませんでした。

理学療法士の考案した運動プログラムを研修で完コピして、それを僕が施設で再現する。
単純な運動指導メインでしたが、人生で1番楽しく、やりがいを感じて働いていた時期でした。
今でも忘れられないのは、月に1度の体力測定で、普段は歩行が困難な利用者様が、初めて施設内を自力で5メートル歩ききった時、その方が泣きながら「ここでのリハビリのおかげや、おおきに。」と言われた時、その場にいた職員も他の利用者様も全員がもらい泣きをしました。
もちろん僕も号泣です。

仕事してて良かった。
人生で初めて心から思いました。

それでも辞めました。

施設を運営するには当然コストが必要です。
その為には多くの利用者様に利用して頂かなければならないのですが、それが出来ずに給料が当時で手取り10万円になったのです。

27歳になる歳で、今の妻とお付き合いをしていて結婚も考えていた僕は、お金の為に転職する事を決意しました。

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