おにまい記事に対する増田が参考になる

おにまい記事に対して、性別適合手術を受けた当事者からのアンサー記事が増田に出た。

やはりある程度の分量がある当事者の意見には学びがある。見解は一個人の話なので割り引く必要があるが、体験は事実であろうから役に立つ。ネットに情報を発信することのメリットの一つは、こういうフィードバックを得られることだ。

それでこの増田の主たる内容は、ブコメでも散々言われていた「性別の訂正」を使うことになるので子宮卵巣摘出は不要、というものである。

これについて俺の見解はブコメ返信noteで書いたとおり、「結果ではなく過程に注目したら特例法を用いるのが本来ではないか、ただし実際には特例で摘出無しでOKとなるだろう」というものだった。

しかし、この増田を読んで知った新たな事実によって撤回する。というのも、性別適合のプロセスの中で、外生殖器検査と染色体検査があるからだ。

俺はこの手の検査は外生殖器の形成が微妙な人がやるものであり、ちゃんと形成されている人はやらないものだと思い込んでいた。特にこの増田のようなシス女性の場合はなおさら。なぜなら形成不全で男性を女性と誤認することはあっても、女性を男性を誤認するとは思えなかったからだ。

しかし増田は外生殖器検査と染色体検査を両方ともやったらしいので、これは必ずやる可能性が高い。そして既に身体と実感する性別が一致しており、戸籍だけが異なるのであれば訂正する流れとなっている。ならばまひろの場合もその流れに乗るであろう。

今回こうやって教えてもらって改めて思うが、やはりアドバイスや意見はある程度の情報量が無いとあまり意味がない。

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