妥協してでも公開するマインドセット

読んだ。

異世界WANT TO BE - 安村洋平 / 特別読切 | マグコミ

作品を完成させられず、ひたすら作っては破棄を繰り返す女神の話。本作に対する切り口はいろいろあるが、今回は「完成させられない」について書きたい。

この女神は最初の作品で大成功したいと考えている。そのため無難で基本的なものは作ろうとせず、いきなり難易度の高いものに挑戦しては失敗し、途中で諦めているわけだ。完璧主義が悪い方向に働いているタイプの創作者である。

これはあまりよろしくない状況だ。試行錯誤するのは悪いことではないが、完成させて公開までしないと分からないこともある。せっかくの優れたアイデアも、公開の仕方を間違えると傑作扱いされない。ここ一番という時に成功したいならば、あらかじめ経験を積んでおくことが重要だ。そのためには一つでもいいから完成させて公開まで持っていきたい。

ではどうしたら完成させることができるだろうか。俺はマインドセットが重要ではないかと思う。一発目で傑作を作ろうとするのではなく、妥協してでもいいから完成させて公開することを重視する。そのようなマインドセットを持てれば、前に進むことができるだろう。

ということで、俺が持っている公開を重視するマインドセットを述べよう。様々な理由から公開した方がいいと考えているが、特に重要なのはこの3つだ。