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積読で納豆の本がいい感じに発酵した話

頂き女子に夢中で忘れていたが、今週の週プレには俺の連載があった。

今回の本は『納豆の食文化誌』である。

選んだ理由としては、自分の食事からの連想だった。文化史本は食に関するものが多いし、読者にとっても身近である。だから4回に1回くらいの割合で、食ネタを選ぶ方針だ。これの前の食ネタが麺だったので、次はどうするかと考えた。

そこで納豆である。俺は土曜の夕食に納豆野菜炒めパスタを食べているのだが、これはかつてパスタではなくパックご飯だった。それが麺をネタにしたことでレンジパスタの存在に気が付き、変更したのである。

つまり自分の食事に関するネタを使えば、生活が豊かになる。そこで次はパスタといっしょに食べている納豆に目をつけ、文化史本もあることを確認した。

しかも都合の良いことに、俺は納豆の本を既に持っている。

この時は文化史のことは考えていなかった。単にセールだったので購入しただけである。高野秀行の本はこれの前にも6冊買っている。だから2冊まとめて買うことに躊躇いは無かった。一つ問題があるとしたら、全て積読状態にあったということ。この2冊も無事に積まれて半年放置されることになる。

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