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チャーチルという海賊

そろそろこいつと向き合うか。

週プレ連載用に読んで、そのうち記事にしようと思っていたら、もうすぐで1年が経つ。ちょっと時が過ぎるのが早すぎる。さすがにそろそろ着手したい。考えを整理するため、取り留めもなく書いていく。

古代から現代までバランス良く様々な海賊を紹介しているのだが、特に印象に残ったのはウィンストン・チャーチルである。あの第二次世界大戦でイギリスを率いた、軍人であり政治家である人物だ。

彼についての伝記はいぜん読んだことがある。かなりエネルギッシュなオッサンで、それこそ古代の英雄みたいなキャラだと思った。主役の一人として取り上げるのも納得である。

しかし、チャーチルが海賊というイメージは無かった。確かにチャーチルは海軍を率いていたことがあった。だがそれは正規軍としてである。むしろ海賊を討伐する側だ。同盟国であるはずのフランス海軍を騙し討ちのように撃沈したことはあるが、これが海賊認定の理由ではない。

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