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55歳バイクデビュー!

自分で意識はしなくても、歳をとってくると、できることが減ってきて、できなくなることが急激に増えてきた。
そんな中、かなりぼんやりした感じで「バイク乗りたいな」と思うようになり、その勢いで、中型二輪免許を取得した。
ヘソクリもそこそこ貯まっていたので、せっかくだから新車のバイクを購入した。
バイク選びには、迷いがなかった。フルカウルのレーサータイプは趣味じゃ無い。オッサンはオッサンらしくネイキッドが似合うと思った。
ネットを見ていたら、このバイクに一目惚れした。

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MUTT MOTORCYCLES。イギリスのカスタムメーカーが、中国製のSUZUKI をお化粧して、クールなスクランブラーに仕立て上げたものだ。日本には、去年から輸入が始まったらしい。
埼玉県浦和市の代理店、バイクハウスZEROに行き話を聞くと、思いの外あまりお勧めされない。どうも、中国製の本体の組み付け精度が悪くて、納車整備が大変なんだと、、でも、それを遥かに凌駕する程僕には格好良く見えた。
そして、購入。発注から二ヶ月。僕の免許取得と時を同じにして納車とあいなった。
250ccは車体が軽く130kgでしか無い。教習車のCB400は200kg以上あるから、その軽さにまず驚いた。単気筒のエンジンは、CBの4気筒と比べて滑らかでは無いが、250ccらしからぬ元気の良いエキゾーストノートと鼓動を伝えてくる。
他のバイクは乗ったことのない初心者だけれど、僕個人の印象では乗り易いバイクだ。坂道発進も楽チンだ。
朝、早起きして、空いた都内を走る。日の出直後の休日の都内はひっそりとしている。
僕は、バイクを神田の中央線のガード下に向ける。
このスクランブラーは、爽やかな高原よりも、デスペレイトな都会が似合う。車体も少し草臥れて凸凹や錆が浮いている方が良いかもれない。
非常にシンプルな車体だ。

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リアのテールランプとウインカーが可愛い。フロントのストーンガードがチョイ悪だね(笑)。
何より、同じバイクとすれ違わないのが天邪鬼の僕には気持ち良い。
250cc故に登り坂は少し苦手だけれど、エンジンを元気に回してやればビュンビュン走るよ。
まだ50キロしか走っていないけれど、これからこいつと色々な所に行こうと思う。

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