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介護という職場の素晴らしさ①

こんばんは!今日ははじめて仕事での出来事を綴りたいと思います。私はデイサービスの職員で、先週の金曜日に、4ヶ月ぶりにお会いした利用者様からとんでもなく心の響く金言をいただきました。

・4ヶ月ぶりの復帰

5月末に精巣腫瘍(精巣がん)の再発を宣告され、7月7日から9月9日の約2ヶ月間、入院生活を送っていました。抗癌剤投与による体力筋力の低下は著しく、2ヶ月の自宅療養生活を経て、11月11日より仕事復帰とあいなりました。

よって、利用者様とは7月のはじめ以来約4ヶ月ぶりの再会となったわけです。

・ある女性利用者様より金言をいただく

そして先週末の金曜日、76歳になるある女性利用者様と久しぶりに再会した時に、ありがたいことに金言をいただきました。私がその利用者様に「心配をかけました」と声をかけにいったところから話が始まります。

その利用者様は娘さんが30代でがんとなり、40代でくも膜下出血を発症、再話にして生還しました。ただし2つの病気を経験して心を壊してしまい、今でも働けずにいるそうです。

親として娘ががんになったことで向き合い、その中で得た経験や知見を披露してくださいました。


「がんは誰にでもなりえる病気。毎日細胞ががん化しているけれど、それを免疫で抑えてくれるからがんにならないのよ。」

「ということは免疫力を弱らせないためにも、何よりもストレスをためこまないことが大事だと思う。」

「ストレスの大半は対人関係から。でも他人は変えられない。だったら自分の心の有り様を変えていくしかないと私は思うの。心の状態で善きにし悪きにし捉え方が変わるからね。」

「本当に助かってよかったね。助かった命を大事にして、ストレスをなるべくためないように、これからも生きてちょうだいね。」


・人生の先輩から学ばせていただくということ

ちょっとハンパなかったっす・・・。涙が出るくらい嬉しかったなぁ。人生の大先輩から言われると、深みがあって、すごく胸に響きました。

この利用者様も、自分自身に言うように言われた側面もあったのだと思います。なかなかに自分の思うようにいかないのが人生。他者のせいにしたところで余計にストレスを抱えるだけの結果になることが多い。


「他者と過去は変えられない、変えられるのは自分と未来」

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自分の心の有り様が変われば物事の捉え方も変わる。それによって受けるストレスをある程度コントロールできる。素晴らしい金言をいただきました。

なによりも私のことを心の底から心配して下さり、そして暖かな言葉をかけてくださったことが嬉しすぎました。介護という仕事は、こういった人生の先輩から学ばせていただけるというのが素晴らしい魅力の一つだと改めて強く思った次第です。

その方の歩んできた人生、培ってきた人生観、価値観。そこに触れられることの幸福。介護とは対人サービスですので、もちろん嫌なことがあったり、苦い経験をすることも多々ありますが、先日のこの経験は私にとって宝物となりました!

私も元気に働くことで、少しでも利用者様に元気を与えていきたい、そう思った一日となりました!

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