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『麦の穂との約束〜雷山空襲より』原作 吉山たかよ      脚本 水口瞳        絵 いのうえ しんぢ     石風社



地元の図書館にあったこの紙芝居は、1945年6月19日に起きた、わたしの住んでいる糸島二丈地区で起きた空襲の出来事を描いています。

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村の子供達は、学校から帰ると、畑の仕事や家畜の世話、風呂を沸かしたり、大人と一緒になって働いたこの時代。

父兄は兵隊として連れて行かれた、としくんの家は、糸島の雷山という地区で、麦狩りをしていたその頃、、、6月19日の“福岡大空襲”の同夜23時30分頃、福岡市を空襲した兵隊の一機が離れて、ここ脊振の山裾にある、雷山村に48個の焼夷弾を落としました。

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40棟が焼け、8人死亡。

この話は、ある知人から聞いていましたが、詳しく知りませんでした。

学校から帰ってきて、我が家で遊んでいた小1の息子と、近所の小6のお兄ちゃんと読んだこの紙芝居。 2人とも知りませんでした。 広島と長崎の原爆は知ってるけど、ここにもこんなことがあったなんて、、と小6の兄ちゃんは驚いていました。

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糸島の小中学校では、6月19日は【雷山空襲の日】として、平和学習を続けていましたが、教材も少なく、語り部の方が少なくなり、今ではあまり取り扱われないようです。 

地元にもこんな事があった。自分のおじいちゃん、おばあちゃんも知っているかもしれない。と、子どもが聞くきっかけになるかもしれない。

知る事は、そこから始まる探求の道をつくり、繋ぐ事ができる。


如何に、自分ごとに思えるか。


平和があるために、心に留めておきたい事です。


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