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本と三線と石垣島      ✴︎〜11人の小学校体験記〜

石垣島にも何箇所か大きめの本屋さんがある。 
街中に集まっていて、その中で、沖縄の本が一堂集まる本屋さんが【山田書店】📚
郷土史、沖縄の風景や芸能の写真集、沖縄本島、八重山の島々に伝わる民話の本、、。     沖縄POPS、民謡のCDも豊富だし、ウミガメや熱帯の森を写したハガキに雑貨も、とにかく、色んなものが揃っているので、旅行者も地元の人にも人気で、小学校の保護者にも勧めれた本屋さん。

沖縄を知るには山田書店

石垣島に滞在している場所からほど近いところに、【あんぱるぬ浜】という場がある。
そこに住む15種類のカニたち🦀がでてきて、
働き、歌い、踊る姿が沖縄の賑やかな色で描かれている【あんぱるぬゆんた】という絵本を滞在の記憶として買った。

あんぱるぬ=場所の名前
ゆんた=読み歌

八重山にあった重い年貢の“人頭税”。
カニ🦀を擬人化して歌った
【網張ぬ目高蟹ゆんた】という民謡がある。
網張ぬ=あんぱるぬ浜
目高蟹=角目蟹のこと。目の上に角のようなと 突起が長いものほど“長寿”を表す。

厳しい農民の暮らしの中でも、互いに助け合う精神や祝い事の様子を、15種類の蟹がそれぞれちゃんと特徴をだして、描かれているのが、研究され尽くされた裏側に見える。

三味線弾きは、しおまねき

腕っ節のたくましい、オカガニ。
目の効く接待係は、ミハリガニ。
お洒落な紫色のお召もを着た、タイワンガザミ。

あんぱるぬ浜のそばに、ゴルフ場が出来るという話が持ち上がり、そうするとここに住む多様な生物がいなくなってしまう。石垣島に迫る観光開発。大切な石垣島の宝を守ろうと、45年の月日を経て復版されたこの絵本は、昔から愛されていた絵本だったんだ。

紅型で彩られた琉球魚たち🐟

絵本の中に、カニたちが🦀お囃子を歌う場面が
ある。

“はーはいへー またはーはいへー またはーいやぬ かーぬし”

どんな調子なんだろう。と勝手につけたリズムで最初は読んでみたけれど、一緒に本に付いているCD【網張ぬ目高蟹ゆんた】を聴くと、イメージがつくほどの、THEお囃子❗️

三線でお囃子を入れながらの朗読も、さらに絵本の世界が広がって面白いだろうなぁ。

20番まである。。






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