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『ムーサンのたび』      いとう ひろし        ポプラ社


表紙のこの絵が、虫だとはわかるけど、なんの話なのか興味が湧いて、手に取った本です。

くもの話。蜘蛛です。たしかに、8本手足がある。手足とかいたけど、手なの?足なの?そこからの疑問。。あやふやな知識は、今でもたくさんあります。携帯ですぐ調べる、便利な世の中。携帯がない時代は、家族の誰か、友達とか、先生とか、本で調べたりして、その先に、答えが見える。

早く解ることが、果たして良いことなのか。かく言う私も、答えを早く知りたくて携帯で調べてしまう。 便利も考えようだなぁ。

ということで、携帯で調べたら、

“蜘蛛の足は、8本”

足か。でも、その他に触肢という、足が変化したものが2本ついている。らしく、、

“10本”

という人も。へー、知らなかった。

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ムーサンには、たくさんの兄弟姉妹がいて、そろそろみんな飛んで行く時期だそう。

夏が終わり秋になると、風に乗って育った場所から違う場所に移動するんだそうです。

ネーサンは、たくさんのお花畑のあるところを目指して、にーサンは、海の側の松はやしに。  イーサン、オーサンは、街の中のレストランに。

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風に乗って、みんなそれぞれ飛んでいきます。ムーサンは、まだまだどこに住むか決めきれないまま、、、

そのうち、風が止んで原っぱに落ちてしまいました。でも、そこが自分の住む場所なんだと、新たな決意と共に生きていく覚悟を決めたムーサン。

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蜘蛛の空中飛行は、

“”バルーニング“”

というそうです。

夏の終わりから秋、もしくは春の穏やかな陽気の日に、草や垣根などのてっぺんに上り、腹部を持ち上げて糸を出し、上昇気流にのって、飛んでいくそうです。

本当にそんなことがあるんだぁ。

知らなかった、今まで。

うちにいるクモさん達は、どっから来たんだろう? 県を跨いできたのかな? 外国からきたのかなぁ? うちがなんで、よかったのかな? 

けっこう考えるとメルヘンな気分になれました🌼

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