いま求められるコミュニケーションのあり様とは?「1on1ミーティング」を読んで

1on1ミーティング

こんな人に読んでほしい
・リモートワークが増えてコミュニケーション不足を感じている方
・メンバーと価値観の違いで考えがかみ合わない方
・コミュニケーションを通して組織のあり方を考えたい方

目次
・1on1とは何か
・なぜ1on1を導入するのか
・部下とどう対話すればいいのか

「1on1ミーティング」は上司と部下が毎週1回、30分間行う対話である…と言われて久しいです。これまで多くの書籍が出版され、研修も実施されています。そのような中で本書は2017年3月に「ヤフーの1on1」が刊行されてから3年半ぶりの続編となります。
私自身、業務上で1on1への関心事が高まったこともあって読み返したのですが、本書は企業の取り組み事例や専門家の知見が織り交ぜられ、1on1のあり方を探求するのに多くの示唆を与えてくれました。そのエッセンスをお伝えしたいと思います。

1on1とは何か
上司が部下を詰問していないか?部下も上司に忖度して上司が求める言葉を探して言っていないか?と厳しい指摘にハッとさせられますが、上司部下の関係であるが故にお互い気を使ってしまうものです。1on1は上司が聞きたいことを聞く場面ではありませんし、上司が手応えを感じた内容でも部下の満足度が高いとは限りません。「部下のための時間になっているか」が(他の面談と異なる)1on1の特徴と言えるでしょう。

なぜ1on1を導入するのか
変化の激しさを増すビジネス環境へ対応したい、阿吽の呼吸が通じなくなった部下に動いてもらいたい、リモートワークなど職場のコミュニケーションを見直したい等が挙げられています。実際に導入する目的は各社で様々あり、おそらく複合的に絡み合っているのが現実だと思います。
ただ、これらの目的以外にも、人は誰かと言葉を交わすことによって不安が解消されたり、他者の言葉がきっかけで業務課題を突破したりすることもあります。それだけでも、わざわざ定期的に話す時間をもつ意味はあるのではないでしょうか。

部下とどう対話すればいいのか
先ず部下の話をよく聴いて、話の前後関係や部下の思いを理解するのが基本動作と説いています。それは、人は話を最後まで聴いてくれる相手に心を開くからです。一見当たり前のようですが、確かに自分の話を聞いてくれない相手(上司、医者、店員など)がいたら口をつぐみますね。
※質の高い対話にはコーチングやカウンセリングのスキルは重要になります。

その他、ここでは書き切れないほどの示唆がありますので、興味のある方は是非ご一読ください!


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