見出し画像

ちむどんどん 第24話 範馬勇次郎の助言


※ネタバレを含みます。

ちむどんどんは
刃牙化しています。
先日も少し刃牙っぽさ
について書きましたが
本日確定しました。

丁寧に振って
思いがけない(現実味のない)
どんでん返しで
ひっくり返す。
という刃牙のパターンです。
(刃牙に申し訳ないですが)

昨日の物語を観たあと私は
「明日からはあまり批判的な
ことは書かずにおこう」
と、思った。
「話はめちゃくちゃだし
登場人物はひどい人たちだが
これは実話だと思い込むようにしよう」
と、決意した。
「実話なら家族全員が愚かでも
実話だし、大変だったんだなぁ、
と思えるし」
と。そう思って作品を受け入れ
ようとしたが今朝の話で
そのアプローチは無駄だったことが
わかった。悪い意味で。
全然現実的ではなかった。

あらすじ
おじさんに
前借りしたお金を渡し
のぶ子の東京行きを
許してくれと嘆願する母。

これでは足りない。
あとせめて300ドルあれば。
と、おじおば。

あと300ドルあれば
いいんですね?
それなら私が!

と姉良子が
言ったところで
売店のおじさんが
駆け込んでくる。
約1600ドルを持って。

お金は東京に行った
兄・けんしゅうからの
仕送りだった。
手紙と新聞記事が添えてある。
プロボクサーになった
そうである。
(勝手にしてくれ)

そう言う訳で
物語の序盤から積み上げてきた
借金問題はわずか
1分にも満たない
ボクシングのシーンによって
全てチャラに。

晴れてのぶ子は
東京へ働きに出ることに。


音楽教師は別の島に
移動になったといい
歌子に別れをいう。
その際に、
歌子をはげます。

「あなたにこれから
いろいろな人が
いろいろなことを
言うでしょう。
しかし一切気にすることはない。
あなたはその時々で
あたなたの歌いたい歌を
歌いなさい」

的な。
このセリフ、
範馬勇次郎が
色ボケした刃牙に
言った言葉と酷似してるんですよね。
まあ、いいや。
どうでもいいや。

そう言う訳で
バスに乗ったけど
東京へ行かないのぶ子。
借金散々したけど
ボクシングで一発返済。
という感じの
どんでん返しが
約12話に一回やってくるのが
このドラマの醍醐味のようです。


だから何が起きても心配
しないようにしましょう。
12の倍数で大体
無理やり全部解決しそうです。
漫画的ですが
漫画に失礼になります。


NHKは近いうちに
BBCの様に
受信料の回収が難しくなる。
「だから受信料の収入が
たくさんある今のうちに
良い作品を作ろう」
とは思わずに
「ここで世紀の駄作を作り
今までの朝ドラが
いかに素晴らしかったかを
視聴者に伝えよう」
と思っているのでは
ないだろうか。


兄はボクサー
妹は歌手
本人は料理人
支える教師の姉。
才能で全てを乗り越える
才能讃歌の話でもあり。


そして、昨日も
書いたが
家族の人間性から
生まれた借金だから
兄弟たちが決起して
返済しても
気持ち悪さは消えない。
お金を借りているのに
貸してくれている相手に
のぶ子の夢を叶えたいと
何の疑いもなく
嘆願する母の姿は
あるものに似ていると
思った。
さて何か。

それは過去に
どんな不祥事を起こしても
どんな駄作を世に出しても
受信料を払えと金を集め続ける
NHKの姿であります。
比嘉家の母はNHKに似ている。
良い番組を作ることはある。
カムカムエブリバディのような。
しかし、それで
過去の不祥事や
駄作が無かったことには
ならないよ。
という視聴者の気持ちを
現す自己批判作品なのかな。

明日からは批判は一切
書かずにこのドラマを
週刊漫画の様に
楽しんで行きたいと思います。
(完)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?