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受験勉強ラスト10日の勉強法

はじめに

受験までのラスト10日で意識すべき最も大切なことは、ズバリこれです。

「受験当日に自分の力を100%発揮できるようにすること。」

受験の直前になると「自分の力以上の結果を出したい」と考えて、無理をしたり、逆効果になるような勉強のやり方をしてしまったりする生徒さんもいます。ラスト10日は、とにかく「自分の力を100%発揮できるようにする」という考えで準備することが大切です。

ラスト10日で意識すべきこと

ラスト10日で意識すべきことを、3つのポイントにまとめてみました。
①朝方の生活リズムになるよう整える。
②勉強は今までやったことの見直しに集中する。
③風邪などをひかないよう体調管理を意識する。
順番に解説していきますね。

朝方の生活リズムになるよう整える。

朝食の時間

頭がしっかり働きはじめるのは、個人差がありますが、朝食の2〜3時間後と言われています。例えば、愛知県の公立高校入試は9:10に1時限目の国語を解き始めるタイムスケジュールになっていますので、逆算すると6:10〜7:10に朝食をとるとよいと言えます。試験会場までの移動時間も考えて、例えば「毎日6:20から朝食をとる」など時間を決め、ラスト10日は、同じ時間に朝食をとるように意識するとよいです。

起床時間と就寝時間

朝食の時間から逆算して起床時間を決め、例えば6:00に起きるのであれば、毎日23:00には就寝するなど、ラスト10日は同じ時刻に起床・就寝するようにしましょう。受験前に、無理に夜遅くまで勉強をして、夜型の生活になってしまうと、入試の当日の午前中に頭が働かないということになってしまう可能性があります。当日に自分の力を100%発揮できるよう、朝方の生活リズムになるよう整えることを意識しましょう。朝方に切り替えるために就寝時間を早めた日や、入試の前日などは、なかなか寝付けないこともあると思います。その場合は、ひとまず横になって目を瞑るようにしましょう。

勉強は今までやったことの見直しに集中する。

ラスト10日は、新しい問題集や参考書には手を出さず、今まで覚えたことや取り組んだ問題の見直しに集中したほうがよいでしょう。やったことを見直すことで「今までこれだけの勉強をやってきたんだ!」ということが実感でき、それが自信につながります。

また、以前に学習した内容で「うろ覚えになってしまっている」「忘れてしまっている」という所をやり直す場合、初めて取り組む内容と違って、習得のスピードが早く、記憶が定着しやすいと言えます。

ラスト10日の勉強は今までやったことの見直しに集中し、入試当日に自分の力を100%発揮できるよう整える期間だと考えましょう。

風邪などをひかないよう体調管理を意識する。

感染予防

入試直前に意識すべきことで最も重要なことは「風邪をひかない」ということです。受験で合格するためには、「合格するための学力をつける」以上に、「受験勉強の途中であきらめない」「当日に風邪をひかない」ことが重要だと言われています。コロナ禍も一段落し、マスクをはずして生活されている生徒さんも多いと思いますが、ラスト10日は、「手洗いうがい」「外出時はマスクをする」ということを徹底するべきだと思います。

適度な運動をする

勉強前にジョギング、ウォーキングなどの有酸素運動をすることで、血流がよくなり学習面でもよい効果があると言われています。体調を整えたり体力を落とさないためにも、適度な運動をするとよいでしょう。また、勉強と勉強の合間にストレッチをしてリフレッシュするするというもの効果的だと言えます。

食事と睡眠

体調管理に欠かせないのは、バランスのとれた食事と睡眠時間の確保です。特にラスト10日は必ず6時間以上、できれば7時間以上の睡眠をとるよう意識しましょう。

最後に

最後にもう一度、しつこいかもしれませんが、ラスト10日で意識すべきことは「受験当日に自分の力を100%発揮できるようにすること。」です。みなさんが受験の当日にベストコンディションで持っている力を100%発揮でき、この受験がみなさんの人生にとって「何かを成し遂げる」という素晴らしい経験になりますよう、陰ながら応援しております。

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