強いとか弱いとか　〔ここみ日記📔現在〜〕

2024年2月3日

今日のここみは調子が良いみたい。
穏やかに笑ってくれる時が多い。
毎日ずっとこんな風に笑っていてくれないかなぁ。
笑ってるここみはかわいい。
みんなに愛される、優しい天使のよう。

こんな日はふたりでお話をする。
話せないここみに話しかける。
あまり話しすぎるとまた癇癪のスイッチが入ってしまうんだけど。
わからない話をされてもそりゃあ怒るだろうからね。
でもさみしくなるから誰とも話すの怖いからママ、あなたと話したくなるんだよ。

時々、理解してるのかしてないのかはわからないけれど、タイミングよく
「うん」
って返事をくれたりするんだ。

今日のお話は少しまだ難しかったね。
ママの今の気持ちを話したよ。
この世界に正解はないからね、今の気持ちを。

「あのね、ここみちゃん、人はね、強いとか、弱いとかってないんだよ。」
「子どもには強く生きていって欲しいって、ママは願えないんだ。強く生きるってとってもね、しんどくなる時があるんだよ。でもそれはママが弱いからじゃないんだよ。」
「ママはママなりに一生懸命生きてる。ここみちゃんの周りの人はここみママ強いねって言ってくれるけどね、自分はとっても弱いんじゃないかって思ってたんだよ。」
「だって毎日涙が出るんだよ。時々ここみちゃんの前でも泣いちゃう時、あるでしょう。泣いちゃうのは弱いって思う？」
「弱くないんだよ。こんな話を子どもにするなんてって思う？やっぱり弱いって思う？」
「ママはママだし、ここみはここみなの。ただ一生懸命、今を生きてるからなんだよ。」
「ここみちゃんも強くもないし弱くもないんだよ。ただこの世界にたったひとりの、「ここみ」っていう、ひとりのすてきな人がいて、一生懸命生きてる。それだけなんだよ。」

「うん」

タイミングよく返事をくれた。

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