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カーネーション

こんにちは、うさよしです🤗
5月に母の日、なるものがありましたね。
子育て歴も8年が経とうとしていますが、
「母になる」というものが、どういうものなのか、未だにわかりません。

私にとっての「大切」ができた。そういう解釈で子育てをして
「ママの宝物は何?」と聞かれたら「あなたですよ」と答えていました。

そしたらある日の朝、私が先に荷物を持って玄関に向かうと
置いていかれると思ったのか、焦った声で「宝物のぼくを置いていかないで〜」と
言われました。

何だか言葉にし難い、トキメキというか、温かさというか…。
これが無償の愛ってやつなんですかね?笑

愛おしさとか、日常の有り難さとか、そういうものを残したくなりました。

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 【クレジット表記】
 作品名:カーネーション
 作者:うさよし
 noteリンク: https://note.com/hondana00_okiba

【OK】
 多少の本文変更(読みやすいようにニュアンス・言い回しを変える程度の変更)

【NG】
 作品タイトルの変更


以下、台本本文


カーネーション


弱々しくも懸命な、命の産声を聞いた。
そして私は「母」というものになった、らしい。

眠れないまま、不安ばかりで過ごした夜も
穏やかな寝顔を眺めて安心する朝も

振り返ることなく駆け抜けて
いつか見えなくなる日が来るでしょう。

その「いつか」が来るまでに、
私はあなたに、望むことがある。
口うるさくお願いをすることも、あるかもしれない。

でも、本当に望み願っていることはたった一つ。
祈りにも似たこの願いこそが、私を「母」たらしめているのでしょう。

そして、選べないにも拘らず
不安と戸惑いばかりで情けない私を「母」と呼ぶあなたの為に
私は強く、優しく、真心で触れられる人間で在りたい。

これからも増えていくであろう大切な時間とあなたは
私のかけがえの無い宝物。

産まれてきてくれて、ありがとう。


作者の読んでみたはこちら↓

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