2024第5節Aティアモ枚方
攻撃 ビルドアップ フィールド1
目的 ゴールキック、GKからのパスを保持してフィールド2へ進むこと
1 中盤の選手が落ちたりGKがビルドアップに参加しプレスを無効化してボールを動かす。
前半はGK-CB-SBの今年のビルドアップ。後半は両CBの間に鈴木雄選手がボールを保持したビルドアップを行ったがうまくいかなかった。
失点もここのビルドアップの失敗からで敵ゴールに背を向けたことが多く改善が必要だ。
2 CBがワイドに広がりビルドアップ。
SBの位置が低すぎるのか外すぎるのかまたは逆サイドのSBのポジショニングで対応するのか。今後の変化を見たい。
3 サイドから前進する。
SBとSMFが距離を詰まるのでボールをF2へ進められない。
インサイドキックのパスが弱すぎるため狭いエリアでボールを動かしてもティアモのプレスをかわせなかった。後半は#5が落ちたりしたが好転しなかった。
4 縦パスで侵入する。
縦パスを刺しても全体の押し上げが甘くボールが収まったところで数的優位を作れなかった。
攻撃 ビルドアップ フィールド2
目的 フィールド2からフィールド3へボールを進めてチャンスメイクする
1 スペースを見つけて縦や斜めに積極的にパスを出す。
FWにボールが収まらないことが多く簡単に奪われた。
カウンターのスピードも遅く押し上げも遅いので効果的なプレーはなかった。
2 SBはタイミングを見て前進する。
右サイドで展開してもクロスにバリエーションがなかった。
3 CBは常に数的優位でボールを動かす
縦切りのポジショニングのほか3トップでプレスをしたり1トップでコース切りとティアモのプレスは2列目の状態によって使い分けていたと思った。
攻撃 ビルドアップ フィールド3
目的 シュートチャンスを得点に繋げる 積極的にゴールを狙う
1 守備ブロック間でボールを受け侵入する。
何度も書いているがMF,FWとステップが大きいためブロック間でボールを受けてもターンが効かない。5バック、3バックを使い分けてティアモは組織的に守った。
2 サイドではコンビネーションで侵入する。
SMF岩切選手がIH化してコースを空けてSB川浪選手が走りこみペナ角にポジションを取る選手に配球したりと形はできた。
3 1対1で勝つ。
試合を通じてこれまでのHondaFCではなかった。
4 カットインしてシュートを打つ。
今年はペナ角をふさがれることが多いがHondaFCのパススピードに抑揚がないので崩しきれない。
5 クロスに対し決まったパターンから3人は走り込むこと。
低いラインを引いたティアモの守備なのとHondaFCがゴール前べた張りなのこととヘディングで勝負になりそうなのは池松選手だけだった。
6 ポケットからの折り返し それに反応すること。
この試合ではぽけっとにすぺーすがない。ティアモはうまく消せていた。
守備 ボールを奪う フィールド 3
目的 どちらかのサイドへボールを誘導する
1 深追いしない。
ここまでの試合同様にハイプレスとは別の無茶なプレスはなかった。
2 後ろの様子を見てポジションを取る。
これまでのチームと違い明確にプランをもってティアモは2列目からHondaFCの4-4ブロックに斜めのパスを出したため対応に苦慮していた。
3 敵が最終ラインの数を増やし2対4や2対5のような状況なら撤退する。
ここは逃げずに攻めのパスが見られたが今年はF3のプレーが課題。
4 フィールド3とフィールド2の境目付近からハイプレス。
プレスの方はレベルは上がってきている。
守備 ボールを奪う フィールド2
目的 チャンスメイクをさせない 決められた場所でボールを奪い切る
1 内側から外側方向へのプレス 敵がハーフウエーを超えてきたら素早く撤退。
プレスバックとカウンターにダッシュがなかった。
2 サイドに侵入させない。
サイドで奪う約束事はできていた。そこからのビルドアップがうまくいかなかった。
3 敵の攻撃を遅らせる。
簡単にターンされてしまうこともあった。4-4ブロックができないうちに攻撃をされてしまうことがあった。
4 センターサークル付近でボールを奪ったら人数をかけてカウンターOK。
縦横斜めにボールを動かして敵陣に一直線に動かさないことでプレスをはがし足を止めることの上にショートカウンターが効くのだがカウンターが上手くいかなかった。
5 中間ブロックは後方ブロックと連動する。
間延びしていたり試合に入り方からぬるくて前半はそのペースで後半はリズムが変わるのかと思ったがセンターレーンで連動できなかった。
守備 シュートチャンスの阻止 フィールド 1
目的 ゴールさせない 諦めずプレーする
1 裏にボールを送り込まれないよう陣形を保持する。
ここは今年の取り組みができていてCBのビルドはうまくいってきたかな。
単に敵のプレスが「敢えて持たせて」なのかにもよることだが。
2 味方の様子を見て飛び付かず堪える。
この試合では自分勝手なスライディングといったことはなかった。
3 バイタルをカバーする。
4-4ブロックが破れてしまうこともあり松本選手や岩切選手がカバーに入っても危険なシーンもあった。
4 1対1で負けない。
攻守の切り替えや自陣での守備では体のぶつけ合いでも負けてはいなかったが苦しそうに見える。ここでのプレーが体力を奪いカウンターの精度に影響したのか。
5 厳しくチェックする敵を前に向かせない。
ティアモの選手はゆっくり動く選手がおおくマークが外れてしまうことは少なかった。
6 プルバックを警戒する。
F1ディフェンディングエリアの守備は継続的強化の成果。小林監督は守備組織の構築に成功している。
7 シュートコースを切る。
CB八戸選手のコンビネーションや対応力、機器察知、パスの視野とシュートコースを切り寄せる複合的に彼がチームを支える選手になった。
8 GKと連携し敵のプレーの選択肢を制限する。
楠本選手八戸選手と補完しあっているのがわかる。ピボーテがビルドアップに加わった形もぜひ制度を上げてほしい。