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2024第8節H対クリアソン新宿



攻撃 ビルドアップ フィールド1
目的 ゴールキック、GKからのパスを保持してフィールド2へ進むこと

1 中盤の選手が落ちたりGKがビルドアップに参加しプレスを無効化してボールを動かす。

CHが入ることもあったが効果的なものはなくSBに展開してビルドアップが始まる。

2 CBがワイドに広がりビルドアップ。

GK-CBのビルドアップは斜めに開くなどし、SBへの配球をしていた。

3 サイドから前進する。

RSB、LSBに配球したところからオーバーロードアイソレーションのスタート。ロングフィードもサイドF2へ配球。後半はLSB,LSMF,FW,CHで敵のSBの裏、SB-CBゲートを狙うなどし打開を図った。

4 縦パスで侵入する。

敵の布陣もあるがセンターレーンからの縦パスは難しく
縦パスは狙ってはいたので脅威にはなっていたがCBからの配球は後半から増えた。


攻撃 ビルドアップ フィールド2
目的 フィールド2からフィールド3へボールを進めてチャンスメイクする

1 スペースを見つけて縦や斜めに積極的にパスを出す。

富田選手が入って岡崎選手がサイドポジションを取ることで広いプレーエリアを必要とするスタイルが生きた。草刈選手の6分のパスは素晴らしかった。

2 SBはタイミングを見て前進する。

今年は控えて守備ブロックの構成が指示されているのかもしれない。

3 CBは常に数的優位でボールを動かす。

CBとCHがビルドアップの時にコンビネーションが不安定になる。
後半も修正はできていないように見えた。CHにスピードがない分MFのカタチがフラットラインではなくダイヤモンド型にするなどしたらいいのかもしれない。別に狙いがあればだが1-3-4-3を採用しているのだろうか。


攻撃 ビルドアップ フィールド3
目的 シュートチャンスを得点に繋げる 積極的にゴールを狙う

1 守備ブロック間でボールを受け侵入する。

富田選手のポジショニング、児玉選手がCBをピン止めさせようとするプレーや、クロスの的になることで岡崎選手が自由を得たのだろうか。
ボールを引き出せるようにはなった。

2 サイドではコンビネーションで侵入する。

前半は左サイドからLCB,LSB,LSMF,CHでビルドアップ。右サイドでは川浪選手の出方によって草刈選手がRSBのカバーに入り守備の穴を作らないプランがセットされていた。

3 1対1で勝つ。

ここが五分の割合だと苦しい。ボールロストのシーンではボールとゴールの間に一人入ることも徹底されていてカウンターマネージメントはできていた。

4 カットインしてシュートを打つ。

前半はなかったが後半はペナ角にポジションを取れていた。

5 クロスに対し決まったパターンから3人は走り込むこと。

池松選手は、CKにおいておとり役を務めていた。もうすこしデザインされたCKがあってもいい。決勝点は、岩切選手の左サイドからのクロスを庄司選手がドンピシャに合わせて生まれた。クリアソンが勝負にきて前掛かりになったところを見逃さない楠本選手はさすがだ。自分のストロングポイントを試合で生かすすべを持っている、

6 ポケットからの折り返し それに反応すること。

どこのチームもHondaFCとの試合では、ポケットに配球できないようにブロックを構成する。ポケット、バイタル、クロス、高速クロスと様々な状況を想像はしているのがわかる。 

守備 ボールを奪う フィールド 3
目的 どちらかのサイドへボールを誘導する

1 深追いしない。

無駄追いはない。整理されたプレスはできている。

2 後ろの様子を見てポジションを取る。

首を振りながら情報を集め2トップの横といったシステム上の弱点を突かれないようにプレーできていた。

3 敵が最終ラインの数を増やし2対4や2対5のような状況なら撤退する。

F2でボールを奪うための準備はできていた。

4 フィールド3とフィールド2の境目付近からハイプレス

守備 ボールを奪う フィールド2 
目的 チャンスメイクをさせない 決められた場所でボールを奪い切る

1 内側から外側方向へのプレス 敵がハーフウエーを超えてきたら素早く撤退。

CHとCBのブロックを構成しながらボールをF2のサイドへ追い込むほかセンターレーンであっても奪えるとなれば積極的に奪いに行っていた。

2 サイドに侵入させない。

F2のサイド SB,SMF,CHとプレースペースと時間を奪う戦術だった。

3 敵の攻撃を遅らせる。

むだにとびこむといったことはなくコースを切りながら寄せていけた。

4 センターサークル付近でボールを奪ったら人数をかけてカウンターOK。

ここでボールを奪ってサイドに配球したりCBに一度戻したりとプレスの足を止めるパスワークも見れた。

5 中間ブロックは後方ブロックと連動する。

縦のパスよりも1-4-4-2のサイドを突かれた時のユニットのスライドが間に合わないとかDFラインが構成できないシーンがあった。

守備 シュートチャンスの阻止 フィールド 1
目的 ゴールさせない 諦めずプレーする

1 裏にボールを送り込まれないよう陣形を保持する。

クリアソンはHondaFCのSB-CBゲートを斜めに刺すパスを狙っていたようだ。1-4-4-2は四角が8個あるブロックなのでこういったパスが配球されやすい。

2 味方の様子を見て飛び付かず堪える。

無駄なスライディングもなく洗練された守備組織だった。

3 バイタルをカバーする。

何度か攻略されたが決定力不足に助けられた。

4 1対1で負けない。

HondaFCはF1では力強い守備ができる。

5 厳しくチェックする敵を前に向かせない。

振り向かれることもあったがクリアソンに強力なドリブラーがいないのがよかった。

6 プルバックを警戒する。

ポケットに配球されることも少なく今後の試合を楽しみにしたい。

7 シュートコースを切る。

危険なミドルシュートが何度かあったが枠に行くこともなく終わったが天皇杯ではこうは行かないのではないか。

8 GKと連携し敵のプレーの選択肢を制限する。

守備では普段のGK-CBの話し合いが項目8の精度を高める。瞬間のプレーなので有効なことだ。