2023第6節 Aマルヤス岡崎 Hondaダービー 井幡ダービー


攻撃 ビルドアップ フィールド1

目的 ゴールキック、GKからのパスを保持してフィールド2へ進むこと

1 敵チームのフォーメーションとポジショニングを確認しどのように
ビルドアップを妨害してくるか方法を見分けること

マルヤスは1−4−4−2  ミドルレンジからプレス各判断でくることもある。

2 DFラインの選手がよりスペースと時間を得るためにチーム全体でポジションを深く広く取る。

CBからビルドアップのスタートだが、そこ以外の選手は自分に来ると思ってポジショニングすることと、ボールに近いまた縦パスコースに入った選手は
ダッシュで2m動くなどし敵選手を揺さぶらないと、味方CBのフォローにならない。常に同じジョグリズムではコンパクトにした時に敵を釣れない。

3 ボールをショートパスで動かしながら決まったポジションチェンジから2対1を作ること。

連携度は他球団よりも上なので、ここは無駄になることはない。先制ゴールは、
いわば居合い抜きのようなタイミングで切れ味抜群だった。


攻撃 ビルドアップ フィールド2

目的 ボールをフィールド3へ進めてチャンスを作ること

1 パススピードを速くする。味方の足元ではなく前方へパスをしてボールを動かすテンポを速くし敵チームに予測不能な状況を作り出すこと

3人目の動きの前にCBからCHに有効なパスが届かないことが多い。

これは
・各プレーのためのポジション
受け手が受けられないタイミングでパスしているか、または要求してはいないか。

・プレーの方向
敵の網の中にいる選手にパスしていないか。プレーのためのスペースを必要とする選手にスペースのない状況であるにもかかわらずパスしていないか。

・プレーのタイミング
パスの出し手の顔が上がった時に動き出せているか。味方が準備できていないのに配給していないか。

・プレーのスピード
パススピードが遅いので敵に反応されてしまう。またスピードが遅いためパスが跳ねる技術的な問題。ボールコントロールのほか体の向きが間違っているといったこと。

・戦術上のミス
敵のパスカットポイントや狙いそのものに気づいていないといったこと。

・ミドルレンジではパススピードをゆっくりから早くする場所でもある。
正確に速くプレーしなくてはならない。

2 敵チームの選手と選手の間に意識的にポジションを取り敵ゴールへの視野を確保すること

受ける前提の他、状況が優位か劣勢かでプレーの成功の確率がどちらかで
動き出しも変えていかないとボールが動かしきれなくなってきた。
リーグのレベルは今後急激に上がる。視野の取り方はチームで統一しないと
ズレたままでは安定した試合運びはできない。

3 縦パスが出せる時は縦パスを出しボールを前に進めることを優先すること。

縦のパスコースに入る前の動きが重要で試合の流れの他、味方の状況を加味し
判断の中止も早くすることが必要か。
今年は疲労度が増すと顔、目線が下がる傾向が強いので少し心配している。

攻撃 ビルドアップ フィールド3

目的 ボールを敵陣ゴールに進めてシュートチャンスを作ること

1 各選手がスペースと時間を作るためにチーム全体で広く深くポジションを取る

攻撃の起点の位置、味方や敵の選手間の距離、敵の守備スタートの位置を含めた判断が噛み合うと流石の攻撃を見せる。体のぶつかり合いになるファイトパスをまず避けたい。

2 敵にとって対応が難しい3人目の選手を意識的に作ること

プレーのためのスペースがそれぞれ選手によって広さが違うので
特徴にあったパスを配球したい。

3 サイドでポジションチェンジなどにより1対1の状況を作り出すこと

今年の八戸選手サイドのスペースは各球団ケアしている。
右サイドの精度も活かすことにより変わるのではと思う。

攻撃 ビルドアップ ゴールを決める

1 ゴール前にクロスが上がった時決まった選手が決まったポジションに走り込むこと

構える敵の前にクロスを入れてしまうことや人数が足りないことがあった。
選手がクロスに合わせるとか約束事が決まっているんだろうから
ここも練習で精度が上がるんだろう。

2 状況が複雑に変わる中、次の状況を予測してゴールにつながるポジションを取ること

攻撃時に狙うべきエリアの共有のほかゴールを決めるエリアにおいては
CBとCBの間かSBとCBの間、どちらかがパスの出すべき場所なので
ここに意識をおかずサイドに流れてしまうと攻撃が遅れてしまう。

3 ボールが敵ペナ内や付近にある時味方DFラインで数的優位を守り敵のカウンターに備える

カウンターに備える必要があるかどうかの洞察力は発揮できていた。

攻守に切り替え 攻ー守 各フィールド

目的 即プレッシャーをかけボールを奪い返すこと

1 ボールを敵に奪われた時ボールの近くにいる選手が3秒以内に奪い返すこと

寄せの速さは練習でも取り組んでいるところを見ている。
J1に通用するか楽しみにしているところ。

2 ボールから遠くにいる選手はチーム全体をコンパクトにすることで敵のスペースと時間を奪う 

ここもオフザボールの質による。
ポジション別でそれぞれ違うのでそれによってどう奪うのかも興味がある。


守備 ビルドアップの妨害 フィールド3

目的 ゴールキックGKからのパスをキープさせないフィールド2へ進ませない

1 敵チームのフォーメーションとポジショニングを確認しビルドアップの意図を見分けること

マルヤスは1−4−4−2と1−4−2−3−1の使い分けをしていたように思う。
パスコースを多くすることのほかHondaのDFラインからボルを奪おうという時間もあったし90分をデザインしていたんだろうと思う。

2 チーム全体が25mほどにコンパクトにポジションを取りチーム全体で内側から外側へプレッシャーをかけること

左右どちらかに寄せてからプレスに行くことができていた。
ボール奪取の確率を上げることはこれからの季節必要なことなので
とてもいいことだと思う。

3 数的優位な状況を作らせないようにボールから遠い選手が前ズレしてプレッシャーをかける

GKにプレッシャーをかけていくことのほか前ズレの時もあったが
プレスが外れて自陣まであっさりとボールが到達してしまうことがあった。
全てを止めることはないが、真っ直ぐ運ばれないようにする判断基準は必要だと思う。無駄なファウルやカードは避けたいし接触プレーは怪我の原因にもなる。

守備 ビルドアップの妨害 フィールド2

目的 敵のビルドアップをフィールド1へ進ませないことチャンスメイク、プレアシストを阻止すること

1 フィールド1で突破された選手もできるだけ早く戻りチーム全体でコンパクトにポジションを取る

敵の狙いはSBの裏だったようでプレスバックはよくできていた。

2 敵チームの選手のボールホルダーの正面に立ち縦パスを妨害して前に進ませないこと

特に前に出させないこと。CBからボランチにボールを入れさせないこと。
今後プロチームがJFLにやってくるので精度は上げておかないと
歯が立たなくなる。

3 サイドへ追い込んだ時は逆サイドへボールを移動させない

プロチームを意識した守備と言おうか。力任せで外人頼りのサッカーが来年やってくるからサイドで数的優位というか『ボールを狩る』場所にしておきたい。
個人で奪うとか中央で奪うのは難しくなると思う。

守備 ビルドアップの妨害 フィールド3

目的 自陣ゴールへ進ませないこと シュートチャンスを阻止すること

1 突破された選手は出来るだけ早く自分のポジションへ戻りチーム全体でコンパクトにボールサイドへプレッシャーをかけること

2 ボールの場所チームのポジションを確認し次の状況を予測して敵チームを数的不利にする

3 チームでコンパクトにポジションを取りボールサイドで数的優位な状況を維持すること

守備 失点を防ぐ フィールド1

目的 敵のシュートチャンスをゴールさせないこと

1 GKからの指示を聞きボール周辺の選択肢を制限し失点を防ぐ

洞察力が視野だと思う。指示を判断の補完に使用したい。
完璧になることはないから、ここでも確率を下げることを基準におきたい。

2 PA内や付近ではマンマークして各選手の役割を明確にすること

できれば無失点になるし、今日のような事故のような失点にもなる。

攻守の切り替え 守備ー攻撃 各フィールド

1 敵チームが守備のポジションを取る前に、ボールを狭いゾーンから広いゾーンへ動かし、最終的にシュートチャンスを作ること=チェンジゲーム

1トップ気味なことがやや多かったから、縦からコースを探せなかったのかもしれないし、ボールの保持やビルドアップには、特殊なスタイルを持つチームなので
約束事があったのかどうかは、監督コメントがないリーグだからわからない。
とても知りたいのだけど、聞きようもないし聞かれても困るわね。笑

2 ボールが敵ゴールへ移動しているときボールから遠いMFやDFもスプリントしてラインを上げチーム全体をコンパクトにする

DFの押上げが遅かったように思う。毎試合この項目だけを見て回数を数えたら
いいデータになりそうだ。実際どうデータを持っているのかな
永遠の謎ですね。クラブスタッフになりたくなります。
バイトでもいいから笑


HondaFCのゴールシーン
SMFから押し上げていたマルヤスDFラインのうらに
ダイアゴナルのパスを刺し理久選手が決めた。
ラインから飛び出すタイミング、パスのタイミングと完璧だった。
練習していたものだろう。
マルヤスの攻め方の癖、井幡監督の癖を知っているからだろうか。

マルヤスのゴールシーン
左サイドからショートパスを交換し、プレスの足を止めたところで縦パスを打ち込んできた。Hondaの形でありやりたいことだ。
ボールホルダーに対し斜めに立つとこのようにやられる。
正体してまず立つべきだったのではと思うが、プロはどう見るのだろうか。

元来シーズン終盤でコンディションが上がってくるチーム
負けないことで優勝の権利は守られた。
これからのHondaFCに期待する。