2023第11節対ヴェルスパ大分


攻撃 ビルドアップ フィールド1 ディフェンディングエリア

目的 ゴールキック、GKからのパスを保持してフィールド2へ進むこと

1 敵チームのフォーメーションとポジショニングを確認し、どのようにビルドアップを妨害してくるか方法を見分けること

1-4-1-4-1 ハイプレス ミドルエリア  サイドに寄せて奪う。

2 DFラインの選手がよりスペースと時間を得るためにチーム全体でポジションを深く広く取る

幅はSB佐々木、弓場がライン際を意識したポジショニング。岸田、八戸CBが開いた間に松本が落ちてビルドアップ。奥行は児玉、岡崎が取る。

3 ボールをショートパスで動かしながら決まったポジションチェンジから2対1を作ること

草刈、雄也選手とSB、SMFの選手がコンパクトにポジションを取る。

攻撃 ビルドアップ フィールド2 ミドルエリア

目的 ボールをフィールド3へ進めてチャンスを作ること

1 パススピードを速くし、味方の足元ではなく前方へパスをして
ボールを動かすテンポを速くし敵チームに予測不能な状況を作り出すこと

パススピードを速くするとパスが浮きやすい。今後のテーマだと思う。

2 敵チームの選手と選手の間に意識的にポジションを取り敵ゴールへの視野を確保すること

オフザボールの動きの改善には取り組んでいる。練習見学のテーマにどうぞ。浮かしたパスが出ると出しどころが無くなってきて来ているサインです。

3 縦パスが出せる時は縦パスを出しボールを前に進めることを優先すること

ミスしてもいいから勇気をもって、出していこうという指示が出ているはずだ。得点シーンのところもCBからの縦パスを知花が保持し、CKを勝ち取った。スローインにならずゴールキックのもならずCKにしたのは評価したい。
身体をぶつけられても、姿勢が折れないのは特筆すべきところだ。

攻撃 ビルドアップ フィールド3 アタッキングエリア

目的 ボールを敵陣ゴールに進めてシュートチャンスを作ること

1 各選手がスペースと時間を作るためにチーム全体で広く深くポジションを取る

幅を取り過ぎてかえって薄くなってしまうことがあった。左利きの選手は左の依存度が高いのでどうしてもポジショニングにズレが生まれる。とにかく敵を広げることが重要で、合わせてボールホルダーが顔が上がった時にどう動くか。

2 敵にとって対応が難しい3人目の選手を意識的に作ること

1トップ4MFの布陣だといつ2トップにするのか、シャドーを寄せるのか。いずれにしてもSMF、SBがボールをもったときにどこでもらうのか
どこでパスコースになるのか大切になる。

3 サイドでポジションチェンジなどにより1対1の状況を作り出すこと

パスワークが中心でカットインもあるが、ドリブルでFKをもらうプレーも欲しい。ペナ角からポケットに展開することに取り組んでいるから、失敗しても続けて行くが、目先を変えることで成功の確率を上げるならドリブルもいいかな。

攻撃 ビルドアップ ゴールを決める

1 ゴール前にクロスが上がった時決まった選手が決まったポジションに走り込むこと

早すぎる場面があって体の向きが取れないことがあった。ここはタイミングの問題。CFの位置に児玉やほかの選手が入るときにちがう走り方がほしい。

2 状況が複雑に変わる中、次の状況を予測してゴールにつながるポジションを取ること

ここは感性もあるが状況から読み取らないといけない。CFの位置、SMFの位置が狭くするのか開くのか左右非対称な中、敵カウンターに備えながらこれらを行うのは難しいが何とか精度を上げたい。

3 ボールが敵ペナ内や付近にある時味方DFラインで数的優位を守り敵のカウンターに備える

CBに入っていた八戸はミドルエリアのほか、アタッキングエリアにボールがあっても、迷わず前進して奪えると判断したら鋭い出足でチェイスしていた。実際ボールも奪ったし岸田と連携もできていた。

攻守に切り替え 攻ー守 各フィールド

目的 即プレッシャーをかけボールを奪い返すこと

1 ボールを敵に奪われた時ボールの近くにいる選手が3秒以内に奪い返すこと

縦を切る、カバーシャドーのほか、ボールを奪われる可能性があるとなればコンパクトにポジションをとる。習慣化なので今後精度が下がらないことを祈りたい。

2 ボールから遠くにいる選手はチーム全体をコンパクトにすることで敵のスペースと時間を奪う

ボールから遠い選手、両サイドに位置する選手、DFラインの選手と外側に位置する選手の寄り方が大切だ。1-4-1-4-1や1-4-4-2を使うので敵ゴールに向かってプレーできるような考えがチームに備わっている。 

守備 ビルドアップの妨害 フィールド3 アタッキングエリア

目的 ゴールキックGKからのパスをキープさせないフィールド2へ進ませない

1 敵チームのフォーメーションとポジショニングを確認しビルドアップの意図を見分けること

大分は、攻撃では1-3-5-2でGKもビルドに関わってきていた。パスカットの数は大分の方が上だったかもしれない。1-4-2-3-1のHondaFCに1-3-5-2マンマークのハイプレスは成功していたと思う。自陣ではやられていたと思う。

2 チーム全体が25mほどにコンパクトにポジションを取りチーム全体で内側から外側へプレッシャーをかけること

雄也選手と理久の2トップの1-4-4-2で守備。大分全体にプレスだとキーになる選手を抑えられなくなる。特にドリブルベースの選手には「スペースを与えない」「前を向かせない」などの工夫も必要だと思った。チームとしてこのようなことはやらない場合がある。その場合は時間を制限して1-4-1-4-1にし1ボランチをキー選手に付けてしのぎ切るのもアリかと思った

3 数的優位な状況を作らせないようにボールから遠い選手が前ズレしてプレッシャーをかける

プレスにいってもサイドチェンジで振り回されてしまう事がある。失点もそこから食らっている。

守備 ビルドアップの妨害 フィールド2 ミドルエリア

目的 敵のビルドアップをフィールド3へ進ませないことチャンスメイク、プレアシストを阻止すること

1 フィールド3で突破された選手もできるだけ早く戻りチーム全体でコンパクトにポジションを取る

ボールに対してプレスに行くこと。遅らせる サイドに追い込むなどといった意思統一がもっと出てくるといいな。

2 敵チームの選手のボールホルダーの正面に立ち縦パスを妨害して前に進ませないこと

敵選手がボール保持のとき縦と横に味方選手を置くものなので、エリアによって変わるが縦と横に立ちパスを斜めに出させてそこをカットといった組織プレーで守備時間を短くしたい。

3 サイドへ追い込んだ時は逆サイドへボールを移動させない

かわされることを恐れずに多少ラフでも強く寄せていけた。

守備 ビルドアップの妨害 フィールド1

目的 自陣ゴールへ進ませないこと シュートチャンスを阻止すること

1 突破された選手は出来るだけ早く自分のポジションへ戻りチーム全体でコンパクトにボールサイドへプレッシャーをかけること

敵はここを切り抜けるために、ダイレクトでボールを動かしてみたりと揺さぶってきた。後半終盤は足が止まりつつあったがプレッシャーにいく姿勢はあった。

2 ボールの場所チームのポジションを確認し次の状況を予測して敵チームを数的不利にする

攻撃では大分はMFを5人を配して6人の時もある。ボールに対して数的優位をつくりたい。

3 チームでコンパクトにポジションを取りボールサイドで数的優位な状況を維持すること

ボールへ寄せていくときの走り方、ステップが大きすぎると思う。ターンされるとかわされてしまうことが見受けられる。

守備 失点を防ぐ フィールド1 ディフェンディングエリア

目的 敵のシュートチャンスをゴールさせないこと

1 GKからの指示を聞きボール周辺の選択肢を制限し失点を防ぐ

八戸、岸田コンビと青木の連携を今後高めてほしい。JFLで無敗でないとJ1への挑戦権は得られない。それにはまず守備ゴール前での守備が不可欠だ。

2 PA内や付近ではマンマークして各選手の役割を明確にすること

敵への対応力を高めるには振り切られないこと。つまりステップを細かくし急激な方向転換にも対応しなくてはならない。

攻守の切り替え 守備ー攻撃 各フィールド

1 敵チームが守備のポジションを取る前にボールを狭いゾーンから広いゾーンへ動かし最終的にシュートチャンスを作ること=チェンジゲーム

パスコースを縦横斜めに作ることで敵をかく乱するのだが、シーズン開幕時よりもよくなっている。怪我人の復帰が解決するのだろうが、チーム全体のトランジションレベルのアップは進めていきたい。

2 ボールが敵ゴールへ移動しているときボールから遠いMFやDFもスプリントしてラインを上げチーム全体をコンパクトにする

ここは出来ていた。この部分はチームワークとも言えるのでもっと早く鋭くしていきたい。