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伝承と知恵の博物館
福田里香著
『フードを包む~基本からわかる150のラッピングアイデア+40のおいしいレシピ』 柴田書店 初版2013年
1997年同出版社より刊行された『フードラッピング』が福田さんの世界観やアイデアの覗き見的な面白さがあったが、今回の『フードを包む』は判も大きくなり、包み方の写真も見やすくなって実用書としても充実している。ハンドメイドのお菓子を贈る時のラッピングアイデアを勉強しつつ、基本の箱の包み方もしっかりと学ぶことができる。
2013年刊行ということで、簡単に手に入るようになったマスキングテープやレースペーパーを使ったラッピングが多く紹介されているのは現在ならでは。それと同時に折り紙や、2本の細長い紙を重ねてたたんでいく<蛇腹>など懐かしい手法も登場し、それは若い人に新しい知恵を与えてくれるだろう。
当然だがラッピングのアイデアは一朝一夕ではできない。そして前著書から16年という年月。福田さんのアイデアがさく裂している。よく考えつくなぁ、この一言に尽きてしまう。そして一つの包みに対して足し算引き算のバランスがいい。装飾過剰にならず、地味にもならずハンサムな出来栄えのものばかりだ。
お菓子づくりやラッピング。実際にやるかどうかは後回し(機会があればやる)。まずは読み物として楽しむべし。
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