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千年家

千年家(せんねんや)
日本において、古い民家(遺構)を指す通称。
ノコギリが普及していない時代の木造茅葺き土壁の民家。(動画に解説あり)
国の重要文化財に指定されている。
土間に厩がある家が多く見られる。

以下の三家が有名である。

箱木家住宅(箱木千年家) - 兵庫県神戸市北区山田町衝原。
鎌倉時代から南北朝時代の建築と見られる。材木は鎌倉時代の物。
つくはら湖の湖畔に建つ
書院造りの離れは江戸時代に増築されたもの。

古井家住宅(古井千年家) - 兵庫県姫路市安富町皆河233-1。
室町時代後期。1500年頃

無災の千年家
床下には亀石という大きな石があり、厄除けとして祀られている。この石には幾度かの火難の際に水を噴出して家を守ったという伝説がある。

横大路家住宅 - 福岡県糟屋郡新宮町上府。
江戸時代前期。

千年家は維持管理が難しい
兵庫県神戸市には古い家がたくさん現存する

内田家住宅(小部千年家) - 兵庫県神戸市北区山田町小部。他の千年家と比べると新しい江戸時代中期以前の建築。
坂田家住宅 - 兵庫県神戸市北区山田町上谷上。1962年焼失。
砂川家住宅 - 兵庫県神戸市北区山田町下谷上。
山田家住宅 - 兵庫県神戸市北区山田町原野。
栗花落家住宅(釘無御殿) - 兵庫県神戸市兵庫区。寛永5年焼失。
向井家住宅 - 兵庫県神戸市兵庫区小部。
吉井家住宅 - 兵庫県宍粟郡安富町。

石造りや鉄筋コンクリートのビルを称賛する建築家は多いが、
木造建築を批判するのは考えが浅い。
日本の城は木造建築だから価値があり、再建された鉄筋コンクリートの城には歴史的な価値がない。

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