見出し画像

富雄丸山古墳

富雄丸山古墳(とみおまるやまこふん)は、奈良県奈良市丸山にある古墳
誰が葬られているのか分からず史跡指定はされていない。
出土品は国の重要文化財に指定されている。

この古墳が作られた古墳時代の4世紀後半は、歴史書に日本の記録が残されていない「空白の4世紀」と呼ばれる謎に包まれた時代です。
中国の歴史文献にも、266年から413年にかけての倭国に関する記述がありません。

卑弥呼(建寧3年(170年)頃 - 正始9年(248年)推定)は、『魏志倭人伝』等の古代中国の史書に記されている「倭国の女王」と称された。
女王は「鬼道」によって人心を掌握し、既に高齢で夫は持たず、弟が国の支配を補佐した。
弟が政治を補佐したという記述から、巫女の卑弥呼が神事を司り、実際の統治は男子が行う二元政治とする見方もある。
「鬼道」は縄文時代から続く(仏教伝来以前)日本神道であるという説。

箸墓古墳(奈良県桜井市)

4世紀の出来事
・391年、日本(倭)が朝鮮半島へ出兵し、朝鮮半島の北側を支配していた高句麗と交戦しました。
・多摩川下流域(大田区田園調布付近)に大型前方後円墳が出現しました。
・奈良市の西部にある富雄丸山古墳が造られました。

3世紀後半から6世紀末にかけて、日本各地に王や豪族を葬るための墓として古墳が作られました。
「古墳」は、表面に石がしきつめられ、人や家、馬の形をしたはにわが置かれました。内部の石室や死者をおさめた棺(ひつぎ)には、銅鏡、玉、銅剣などの祭りの道具やかんむり、農具、馬具などがおさめられました。

大和朝廷は、古代日本の最初の統一国家と考えられており、奈良に成立し
大王を中心とする大和国家の中央機関です。
中部から九州までを統一し、関東・東北を平定しました。

4世紀の天皇(想像図)

5世紀には、讃(仁徳天皇か履中天皇)・珍(反正天皇)・済(允恭天皇)・興(安康天皇)・武(雄略天皇)という「倭の5王(天皇)」たちが、中国への朝貢を行いました。

大和朝廷は、大化の改新(645)まで存続しました。

唐の衰退が明らかになった894年に菅原道真の提言によって遣唐使を停止し、朝貢を終了しました。

その後、国風文化が成立することとなる。
「仮名」の発明により、国文学が発達し、女流文学者が出現、物語文学や和歌が発達しました。漢文も併用されました。
紫式部によって書かれた『源氏物語』は、世界最古の女性文学(54巻からなる世界最古の長編恋愛小説)とされています。

富雄丸山古墳
史跡指定を目指すため2018年度(平成30年度)より発掘調査が行われた。
2022年(令和4年)10月、墳丘と同じく3段築成の造出から粘土槨の埋葬施設が新たに見つかった。
粘土槨は全長約6.4メートル、幅約1.2メートル。
内部に木棺が確認され翌月から発掘を開始、2023年(令和5年)1月にその成果が公表された。

木棺を覆った粘土層から過去最大237センチの蛇行剣、その下層から今までに例を見ない鼉龍文盾形銅鏡が出土し、「古墳時代の工芸の最高傑作」との評価も受ける大きな発見となった

円墳としては全国で最大規模の古墳
4世紀後半(古墳時代前期後半)頃の築造と推定される。

今回見つかった青銅鏡は3枚が重なった状態で出土し、直径20センチ前後。
いずれも鏡面が上向きに置かれていた。
大王クラスの巨大な古墳で見つかっている「三角縁神獣鏡」の可能性がある。

三角縁龍虎鏡
奈良県奈良市富雄丸山古墳出土、天理参考館蔵。

邪馬台国の女王、卑弥呼が中国の皇帝から100枚の鏡を授かったという記述があり、この鏡が「三角縁神獣鏡」だとする説もあります。
富雄丸山古墳より100年ほど前に造られた奈良県桜井市の「桜井茶臼山古墳」では、26枚、確認されています。

漆塗りのクシも見つかった。

木棺には、内部を区切る仕切板(しきりいた)(直径41センチ、厚さ13センチ)が直立した状態で見つかった。
調査担当の柴原聡一郎さんは「仕切板が立った状態で残るのは極めて珍しい」と説明する。

ひつぎの底からは「水銀朱」と呼ばれる赤色の顔料が見つかっていて、色が濃い部分からは、骨に多く含まれるリンが検出されているという。

現地公開(駐車場なし)
16日午後0時半~3時
17日午前10時~午後3時

大阪梅田から行くなら

奈良に新幹線駅はありません
遠方からなら新幹線で「新大阪駅」へ 
(大阪市高速電気軌道)
難波へ行き近鉄で奈良「富雄駅」へ 
(近畿日本鉄道)
富雄駅からバスで「若草台中央バス停」へ 
(奈良交通バス)

飛行機なら関空からなんば駅へ

分からない時代の話ついでに、もっと古い時代の話
ファンタジー「カタカムナ」という神代文字?
カタカムナとは、約13,000年前の上古代(当時は日本列島がまだ大陸と陸続きだった)に高度に発達した言霊を元にした宇宙物理学というファンタジー。
円と直線の組み合わせからなる幾何学的図形の文字で、縦書きや横書きではなく渦巻き状に綴られるという。
カタカムナ文字は、中国から日本に漢字が伝わる以前に使われていた文字で、音の響きによってモノの仕組みや道理を伝え、物理的にモノに作用し、全宇宙との対話を可能にするという。

カタカムナ文献?には、古代日本の科学技術や哲学に関する内容が神代文字で記されているという。
神代文字で綴られた「宇宙と生命」に関する内容が含まれているとされ、その謎めいた性質から研究が行われているとか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?