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合気道? クラヴ・マガ

南栄の華岳が編纂した兵法書『翠微北征録』にて古代中国より伝わる兵器が十八般兵器でした。
中国の十八般兵器は、ほとんどが刀槍剣戟、斧鉞鈎叉、鎲棍槊棒、鞭鐧錘抓、拐子流星でした。

江戸時代に銃砲を含めた新しい「
」としてその使い方の極意が纏められた。
槍術・剣術・抜刀術・短刀術・弓術・砲術・馬術・薙刀(なぎなた)術・十手(じって)術・銑鋧(しゅりけん。手裏剣)術・含針術・捕手(とって)術・柔術・棒術・鎖鎌(くさりがま)術・もじり術・隠(しのび。忍)術・水泳術といった武芸全般をいう。
古武術としては、大東流合気柔術などもっと種類は多い。

武術を纏めた流派も多岐
柳生心眼流では、体術(柔術)・大太刀・剣術・居合術・棒術・薙刀術・忍術などを含む

戦闘目的ではなく格闘技としては、術が道に変換された。剣術→剣道、柔術→柔道(例外は砲術は射撃・砲撃・銃撃になった)

武道や体育会系で「押忍」などという造語を有難がっているようでは、恥ずかしいので語源を調べてみると良い。
師範クラスでも本当の意味をわからずに押忍の精神演説(伝承)している人が多い。
終戦の玉音放送(の一番有名な一部部分)+押し引き駆け引きの戦術+宗教的悟りを合わせた説明になっています。

●術ではない●道では戦えない?
そうとも言い切れない

新しい武道
合気道(あいきどう・合氣道)は、武道家・植芝盛平が大正末期から昭和前期にかけて創始した武道。
日本古来の柔術・剣術など各流各派(天神真楊流・柳生心眼流・大東流)の武術を研究し、独自の精神哲学でまとめ直した、体術を主とする総合武道である。
合気道は大戦後に、空手(や琉球空手)や柔道とともに世界に広まった。

合気道を基本に戦略・戦術を発展させ殺人技まで盛り込んだのがクラヴ・マガと考えられる。
非常によく似ている。ねじ伏せた相手を逮捕するか止めを刺すかでしょう。

クラヴ・マガ
イスラエルで考案された近接格闘術(白兵戦戦闘術)。
モサド等のイスラエル治安部隊に採用されたことで洗練され、
現在、殺人術を除いた形でCIAやFBIなど世界中の軍・警察が導入している。

KRAV MAGA TRAINING • End a fight in 3 seconds!

クラヴ・マガは、自分が不利な状況での護身を重要視している。
人間が本能的にもっている条件反射を動きに取り入れており、いざという時に身体が自然に護身の動きとして反応するという特徴を持っている。その首尾一貫した合理的な考え方により、短期間の訓練で性別、年齢、体格、体力を問わず、誰でも高いレベルの護身スキルの取得を可能とするとされている。

クラヴマガ・ジャパンの松元國士は、国際クラヴマガ協会・日本総支部として活動していた2002年8月に、国際クラヴマガ協会の会長エヤル・ヤニロブと連名で「クラヴ・マガ」の名称を商標登録している。また、メディア戦略には力を入れている。
松元國士は1998年からLAでトレーニングを始めている。

現代のオリンピック競技としての武術ではなく、日本古来の実戦的古武道のように、戦闘を念頭に置いた武術といえる。

日本の古武道(古武術)は、剣術・居合術・抜刀術・柔術などがありましたが、武士が消えた明治に衰退した。
明治からは西洋の武器に依存する戦い・防衛にシフトして、接近戦は特殊部隊独特の戦法となった。
古武道とは、生死をかけた戦闘における武技として誕生、発展してきた日本の伝統的な武術の総称を言います。
温い世の中になって、戦闘的な要素を省いたのが現代の柔道・空手・レスリングなどルールに守らてた競技です。

2019年3月、多発する刃物事件、交番襲撃事件、警察官に対する拳銃強奪事件を受けて警察庁にクラヴ・マガが採用され、警察庁指定「術科広域技能指導官(逮捕術)」によって全国に普及が図られている。

基本理念
・脅威の排除
・怪我の防止
・防御から攻撃への素早い転換
・反射神経の利用
・ダメージを受けやすい部分を狙うこと
・近くにある道具や物体の利用
・逮捕制圧する
・時には殺す

クラヴ・マガは(実際に帯の受用や着用があるわけではないが)ベルトシステムという柔道における帯のようなシステム、それを補完するパッチシステムを持ち、並行してレベルというシステムも持つ。

一般的なクラヴ・マガのトレーニングセンターでは、訓練は約1時間で、エアロビクスと護身術を組み合わせた指導が行われるが、難度が上がるにつれ次第にエアロビクスよりも護身法に重点が移される。まず、指導員は心拍数を上げるための激しい運動を行わせる。そしてストレッチを行った後、いくつかの護身法が教えられる。この中では、まず相手にダメージを与える方法(パンチ、蹴りなど)または身のこなしの技術(相手の制圧下からの抜け出し方など)が指導され、その後にこれらの技術とエアロビクスを組み合わせた指導がされる。最後に、生徒をバーンアウトさせて終了するが、これは訓練の最初に実施されることもある。

最も初級であるレベル1では主に基本的な構えや打撃テクニックを学ぶことができ、
次いでイエローベルトに昇級するとレベル2となり、より多くのパンチ・キック技術や抱きつきに対する護身等を学ぶことができ、
ブルー・ブラウン・ブラックベルトの保持者が対象となる最も高度なレベル5では武器に対する護身や第三者の護身等の高度な技術を学べる。

日本古来の武術「古武術」
「古事記」や「日本書紀」などの文献には、剣、矛、刀、弓などの武器に関する記述があることから、大陸から渡来した武器と共にその使用法も伝わり、日本で原初的な実戦的古武術が生まれたと考えられます。
平安時代中期の史書に登場している「須末比」(すまひ)は総合格闘技の始まりだったようです。

武士は接近戦よりも弓馬術を好み、騎馬戦が戦国時代まで重視されますが、火縄銃の大量導入で戦法に変化が起こる。
馬は移動する乗り物や馬車になり、蒸気機関やガソリンエンジンが採用されると不要になりました。

戦闘時に役立つ古武術も残ってはいましたが、悪人が習得しないように精神鍛錬が重視されるようになる。
精神面が行き過ぎて牙を抜かれ、戦闘用として用をなさなくなってしまったのが日本の武道である。

クラヴ・マガは、そんな日本の古武術を巻き戻して、本来の姿である戦闘武術に仕上げたようなものだと考えられる。

芝居やインチキのように見えるのが本物の武術だった。
小さい力で制圧出来る術者は疲れないので継戦能力が高い。

一対一の戦闘で疲れ切っていては継戦能力がないに等しい。
楽に戦っているように見えるのが本物の古武術

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