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【エッセイ】なんでもない日おめでとう

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日記風エッセイ。なんでもない日に感動しながら生きていたい。
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#note

美容室での会話問題と、その他もろもろ

腰下まで伸びた髪を襟足まで短くした。 理由はいくつかあるけれど、決め手になったのは、肩こ…

本田読
3年前
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会話の8割が「ヤバい」で形成されている人間が、「ヤバい」を使わずに感想を伝える

「ヤバい」という単語をヤバいくらい使う。マジでヤバすぎるくらい「ヤバい」という。ヤバい。…

本田読
3年前
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クソエイムの雨に舐めプしてたら、やさしさのヘッドショットを喰らった

子供の頃、いや、高校を卒業するくらいまで、私は滅多に傘をささないタイプの人間だった。雨に…

本田読
3年前
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鳳凰鏡をPS4にセットするために

弟は、私の質問に「知らん」としか答えない。 ある日学校から帰ってくると、一足先に保育園か…

本田読
3年前
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68万画素のミルクムナリ

「懐かしいものがある」と故郷の母が動画ファイルをよこしてきた。 低画質のそれを再生すると…

本田読
3年前
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最も奇妙で神秘的な鳥は、旧ブログにいた

カカポがいない。 ここが書店だということを忘れて思わず呟いてしまった。カカポがいない。 …

本田読
3年前
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オンとオフしかないから、母の心を抉ってしまった

「わたし、生まれない方が良かったよね?」 母にそう聞いたのは4歳の頃だ。 母の名誉のため、これだけは強く主張しておく。私は虐待を受けていたわけではない。断言する。 ただ、母は私によく「忙しい」と言っていた。実際忙しかった。父が営んでいた自営業の事務をして、仕入れをして、家事もしていた。 母の言う”忙しい”には当然私の世話も含まれていて、4歳の私はそれをしっかりと理解していた。だから私がいなければ、母の”忙しい”が幾分マシになるのだろう。そう思って聞いたのだ。 「わた

私あかん人やってん、今もやけどな

買い物へ行くときに必ず渡る橋がある。 その橋は大きな川に架かっている。川幅は広いがとても…

本田読
3年前
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ひみつ道具なしで社会に適合したい

この日は快晴で、ドラえもんみたいな色の空だった。 先日、2人の友人から石切参道商店街へ占…

本田読
3年前
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