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【へなちょこ欧羅巴紀行】7日目 がっかりスポット誕生!

<ご注意ください!>
このヨーロッパ旅行の日記は、2007年のものを掲載しています。
当時の情報そのままだったりしますので、ご注意ください。
特にためになる話は載っていません。
ただただ楽しんでいただけると幸いです。


▶︎「アルプスの少女ハイジ」の舞台になった町

マイエンフェルトの街はかわいい建物でカワイイ
チェーンソーカービングが盛んな様子

マイエンフェルトは、アニメ「アルプスの少女ハイジ」の舞台になった町。
もちろん、ハイジ世代(?!)の我々としては、ものすごいはりきっております。
旅に出る前から、ハイジごっこをするべく、Mちゃんはハイジ役、ハナコはクララ役・・・と役柄まで決めて、やる気満々!
ハイジの道というハイキングコース(1時間半の赤コースと4時間半の青コース)があって、ハイジの世界を体感できるとのこと。
この日もマイエンフェルトに泊まることだし、4時間半の青コースを選んで歩いてみることにしました。
このハイキングコースは、ちゃんと看板があるので、けっこう迷わずに歩くことが出来ます。

赤い看板を辿れば、ハイジの世界に行けるはず

宿を出て、まずは地図をもらうためにマイエンフェルトの駅へ行ってみます。
やはり、日本人がたくさん来ているらしく、パンフレットはしっかり日本語版をくれました。
それにしても、観光客が少ない。平日だから?
天気が悪そうだから?
いろんな疑問があったものの、どんどん山を登っていきます。

Mちゃんは赤いスカートでハイジを意識

▶︎山道をどんどん上がっていくと

振り返れば、そこはハイジの世界! 緑あふれる世界!
いいわぁ〜。
ハイジの泉に行くと、そこにはユキちゃんを従えたハイジ(ちょっとお姉さん風)が、泉にへばりついています。
初めて見るハイジ的観光地にちょっと興奮。
もちろん記念写真をパチリ☆ ・・・と、うきうきしているのはこの時まででした。

牛たちもたくさんいました

いったん山を登りだすと、しんどい!
しかも、雨が降ってきました。
軽登山であるにもかかわらず、折りたたみ傘をさす私。
むしむしとした熱気が地面から湧き上がってきます。
普通はレインウェアとかなんでしょうが、あまりの暑さに上着を着る気になれません。
折りたたみ傘で充分なのです。
歌を唄って気分を盛り上げようと、ハイジテーマソングの「教えて」を唄えば、あまりの高音部分に息切れ。
ハイジってば、薄々感づいてたけど、驚異的体力の持ち主だわ。
もちろん、我々に「ハイジごっこ」をする元気は残っておりません。

天気が怪しくなってきました

▶︎ある意味すごかったハイジ博物館

それでもなんとか、ハイジ博物館にたどり着きました。
ハイジの暮しっぷりが分かるおうちになっていて、ハイジの部屋もあります。
ただ! 干し草のベッドでもないし、展示してあるハイジ・ペーター・おんじの人形は不気味です!

おんじ・・・だと・・・?!
ハイジのクローゼット・・・

ここから、おんじの山小屋のあるハイジアルプまで、またひたすら山道を上がっていきます。
やっとこさたどり着いたおんじの山小屋。
本当に疲れ切った身体をなんとか元気づけつつ近付いていくと、ちびっ子達の声がわいわい聞こえます。
それは全然かまわないんだけど、そのちびっ子達がいるのはビニールの派手派手しいパラソルの下。

後少しで到着! と思ったら、パラソルだと?!


うぅぅ〜、がっかりだ。がっかりですよ!
がっかりスポットに入っちゃいましたよ!
最初は、ハイジの村を体感できて楽しかったんですよ。
しかしながら、テンションの下がるようなことが多発!

  1. けっこう観光客が多いと思いきや、まったく人気のない町中。

  2. お土産は、どれもビミョーな品揃え・・・。

  3. とにかく、ものっすごい山を登る・・・。

  4. 天気が悪く、雨が降ってきた! (たぶん、一番テンションの下がった原因★)

  5. 博物館の中に展示してある人形が不気味・・・。

  6. そして、おんじの山小屋がぁ〜!

あまり、悪口は書きたくないので、ここら辺でやめることにします・・・。
たぶん、過剰な期待がすべてを色あせたものにしてしまったと思われます。
皆さんも、過剰な期待はやめておきましょう。

手紙を書こうと思ったら、ヤギたちが机を占拠


(2007年そのままの文章)


▶︎2024年の私から

久々に読み返してみると、すごいガッカリしてますね。
とはいえ、めちゃくちゃハイジゴットできたから、それはそれで楽しかったんじゃないでしょうか?
今の私には面白かった思い出しかありません。

ホテルには看板犬(ダックス)がいて、こっそりお出迎えしてくれました
これってまさかハイジたち・・・?

日本人観光客は、どうしてもスイスに行くとハイジごっこがしたくなるようで、初めての海外旅行の時もスイスではハイジがおばあさんのために白パンを隠し持っているシーンを再現してました。
当時は、卒業旅行の団体旅行だったため、各テーブルでやってましたよ。
みんなやっぱりやりたかったんだな。
各テーブル一人ずつ自然とハイジが誕生し、ロッテンマイヤーさんも誕生していた。(ちなみに私はロッテンマイヤーさんだった)
セントバーナードを見たら「ヨーゼフ!」、白い子山羊を見たら「ユキちゃん!」日本人はハイジが大好き。


▶︎おすすめ本

『アルプスの少女ハイジ』ヨハンナ・シュピリ 著/ 松永 美穂 訳

そういえばハイジの原作峰って読んだことなかったな〜と思って調べてみたら、新訳で2021年に出版されていたみたい。
ドイツ文学研究者である松永さんが翻訳しており、アニメの印象が強いハイジを大人っぽい形で堪能できるとレビューで書いている人が多かったので、またこちらも読んでみたいとおもいます。


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