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「気」の流れで決まる 運・不運の法則

輝くあなたには、人も、運もよってくる!
ポイントは「自然体」

あなたのまわりには、「彼はいつもツイている」「彼女は本当に運が強い」などと言われる人がいませんか。たとえば、上司から期待を寄せられ、ほかの人とくらべて確実に大きな仕事をまかされているとか、同期の中でも群を抜いて昇格が早いといったように、「人生に勢いのある人たち」です。 ところが才能に恵まれて、人より抜きんでた能力を持っている人とは限りません。ごく普通なのに、どうもほかの人たちより得をしているような気がする……そんな人たちがたしかに存在するのです。

反対に、人もうらやむような学歴や実力を持ちながらも、なかなか力を発揮する場を与えられず、それどころか、ねたまれたり疎外されてしまう……そんな「運に見放された人」もいます。いったいなぜ、こうした幸運の人と不運の人の差が生まれてしまうのでしょうか。

それは、「気」のためです。気というのは、この世のすべてのもの、宇宙の隅々にまで満ちているエネルギーです。その流れが滞(とどこお)ったり乱れたりすると、生活にさまざまな影響が出てきます。仕事でもプライベートでも何をやってもうまくいきません。つまり「不運な状態」におちいってしまうのです。

しかし、気の流れをじょうずにコントロールして、流れに乗れる人は、なにをやってもうまくいくため、自分自身でも「運がいい」と思えます。さらに、スムーズな気の流れは「運」を呼び寄せる力があるので、ますます絶好調になるわけです。

「運が良い」「ツイている」人は「気の流れがスムーズな人」で、その逆は「気の流れがスムーズでない人」ということになります。

「もっともっと運をつかみたい」と思うのなら、まず気の流れをつかむように努めなければなりません。「気の流れ」を自分のものにできれば、「運の寄ってくる体質」になることも可能です。 しかし、「気」が人の運・不運を左右するなどと言えば、「そんなうさんくさい話があるものか」「どうせまゆつばものだろう」などと笑う人もいるでしょう。なぜなら、気は姿かたちがないため、「はい、これが気というものですよ」と差しだして見せることができないからです。

でも、私たちが日常使っている言葉の中には、「気」という文字がつくものがいろいろあるではありませんか。 「やる気」「根気」「負けん気」「元気」のように、見るだけでファイトがわくような力強いものもあれば、「病気」「弱気」「陰気」のようにマイナスイメージの気もあります。これらの言葉の意味するものは、パッと実感することができますね。

高いところから飛び降りる、うんと重い物を持ちあげる、覚悟を決めてなにかをするといった場合には、ほとんどの人が深く息を吸いこんでから、「よし!」「えい!」などと声を出しますね。これは、無意識のうちに自然界から多くの気を取りこみ、また自分自身の中にある気を高めて、いつも以上の力を出そうとしているからです。

また、たくさんの人の中でも、容姿の良し悪しとは別に「なんとなく目立つ」「なんとなく目が向いてしまう」という人がいます。これもまさに気のなせるわざです。その人の持つ気の強さが、存在感となってあらわれていると言えます。

やる気に満ちて、気力が充実しているときは、なんでも予想以上にとんとん拍子で進みます。それほど疲れも感じず、病気にもなりません。不思議なことに、そういう人のまわりにはいつも協力者があらわれ、仕事がうまく進んでいきます。 反対に、気が進まないまま仕事をしていると、思わぬ事故を起こしたり、とんでもないミスをします。こういう現象を「気がゆるんだ」と表現しますが、これは「気」が停滞してよどんだために起こった現象です。

「気」を知るということは、すなわち自分の好・不調を知ること。それがわかれば、自分のツキ、他人との関係、お金や物の流れなどもまた、自然にわかってくるはずです。そして、「気」を充実させる方法を知っているかどうかで、人生は天国と地獄くらい変わってきます。

この本では、「気」をじょうずに使って成功する法則について、いろいろ教えたいと思います。大いに活用してもらいたいものです。